犬がブルブルと震えるのはなぜ?理由や対処方法を解説

犬がブルブルと震えていると、「もしかして病気?」と心配になるでしょう。
犬が震えるのは病気の可能性も否定できませんが、ほかにも何らかの理由があるのかもしれません。
この記事では、犬がブルブルと震える理由や対処方法を解説します。 2023年03月31日作成

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犬がブルブルと震える理由

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まずは、犬がブルブルと震える理由を解説します。
理由がわかれば、正しい対処ができるでしょう。

寒い

人間と同じように、犬も寒いとブルブルと震えます。
これは「シバリング」と呼ばれ、筋肉をブルブルと小刻みに震わすことで熱を発生させて、寒さをしのぐ行動です。
寒い時期の散歩はもちろん、室内の温度も低ければシバリングをすることがあるでしょう。
犬は、外や室内が暖かくなればブルブルと震えなくなるため、寒さが原因かどうかの判断はつきやすいです。

恐怖

犬は、恐怖を感じてもブルブルと震えます。
はじめて会う人や苦手な人、動物病院に入った時などに恐怖で震えることが多いです。
また、臆病な性格の犬は、花火や雷などの大きな音でも恐怖でブルブルと震えるでしょう。

ストレス

犬は、ストレスを感じてもブルブルと震えることがあります。
ストレスといってもさまざまな原因がありますが、主に飼い主とのコミュニケーション不足や運動不足が挙げられるでしょう。
ストレスで震える時は、欲求不満が疑われます。

筋力の低下

犬は、筋力の低下によってもブルブルと震えることがあります。
筋力の低下は老化が原因であることが多く、シニア犬と呼ばれる年齢になってくると筋力の低下により足腰に力が入らなくて、ブルブルと震えることがあるでしょう。

興奮

犬は、興奮を抑えきれない時にブルブルと震えることがあります。
犬が興奮する理由としては、散歩に行く前や遠くでほかの犬の遊んでいる姿が見えた時など、さまざまです。
特に、ドッグスポーツに励む犬は興奮しやすい傾向にあります。

病気

犬は、病気が原因でブルブルと震えることもあるでしょう。
病気により体温調節機能がうまくいかずに、寒気を感じているのかもしれません。
また、ブルブルと震えているのは痙攣の症状である可能性もあります。

犬がブルブルと震えている時に考えられる病気

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犬がブルブルと震えているのは、病気が原因の可能性もあります。
考えられる病気を知り、ほかに症状がみられていないかチェックしてみましょう。

脳障害

犬は脳炎や脳腫瘍などの病気が原因で、痙攣を起こしている可能性があります。
脳障害により、神経症状が現れているのかもしれません。

中毒

犬は、食べ物による中毒症状でも震えることがあります。
中毒症状は、震えのほかに嘔吐や下痢などの症状がみられ、重症化すると命に関わる可能性もあるでしょう。
そのため、犬にネギ類やチョコレートなどの中毒の原因になる食べ物を与えるのは絶対に止めましょう。

慢性腎不全

犬の慢性腎不全の症状としては、震えのほかに食欲低下や多飲多尿などの症状がみられます。
慢性腎不全は、症状が少しずつ進行するため、発症に気が付きにくいのが特徴です。
病気に気が付いた時には尿毒症の症状が出ており、命に関わる可能性が高くなっていることもあるでしょう。
どんな犬種でも発症することから、こまめに健康診断を受けておく必要があります。

椎間板ヘルニア

犬は、椎間板ヘルニアなどで痛みを感じてブルブルと震えているのかもしれません。
椎間板ヘルニアにより、足腰の力が入りにくく身体を震わせているのでしょう。
また、骨折などでも痛みで震えることがあります。

犬がブルブルと震えている時の対処方法

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最後に、犬がブルブルと震えている時の対処方法をご紹介します。
犬が安心して過ごせるように、飼い主がきちんとフォローしてあげましょう。

部屋を暖める

犬がブルブルと震えている時は、部屋全体を暖めてみましょう。
それで犬の震えが収まるのであれば、犬は寒さが原因で震えていたのでしょう。
また、部屋全体を暖めることが難しい場合は、犬に毛布をかける、ペットヒーターを敷くなどをして、犬のことを温めてあげます。

安心させる

犬が恐怖により震えている時は、安心させてあげましょう。
犬の名前を呼び、優しく身体を撫でてあげます。
また、犬用おやつなどを与えるのも良いでしょう。
はじめて訪れた場所であれば時間が経てば慣れますが、犬の恐怖心を抑えるには飼い主がきちんとケアをすることが大切です。

ストレス解消をする

犬がブルブルと震えている場合は、元気がある時に限りストレス解消をしてあげましょう。
ストレスは食欲不振などの症状が現れることもありますが、ぐったりと元気がなくなることは少ないはずです。
飼い主と外で思い切り走り回ったり遊んだりすることで、ストレス解消ができて、自然と震えも収まっていくでしょう。

興奮を抑える

犬が興奮して震えている時は、むやみに触らないようにしましょう。
興奮している犬を触ると、興奮のあまり噛まれてしまうことがあります。
そのため、犬の興奮を抑えるためにケージやクレートに入れて、バスタオルなどでまわりの景色が見えないようにする方法がおすすめです。

動物病院へ連れて行く

犬が震えのほかに下痢や嘔吐などの症状がみられている場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
獣医師に診せることで、震えの原因が特定できるはずです。
病気の早期発見をすることで、重症化リスクも低くすることができます。
また、定期的な健康診断も病気の早期発見に繋がるでしょう。

犬が震えているのは必ず理由がある

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犬が震えている理由はさまざまですが、主に寒気や恐怖心、ストレスが挙げられます。
また、病気の症状としてブルブルと震えることもあるでしょう。
ほとんどの場合は、震える理由を取り除くことで解決しますが、病気の場合は動物病院へ連れて行く必要があります。
病気の早期発見をすることで、震えはもちろんほかの症状も改善することが期待できるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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