猫の散歩って必要なの?必要性と注意点をご紹介

猫を室内で飼っていると、猫が外をうらやましそうに眺めていたり、外に出たがったりすることがあります。外を悠々歩く野良猫を見ると、家の猫も散歩をさせたほうが良いのかと、悩む事はありませんか。今回は猫の散歩の必要性と、させる場合の注意点をご紹介します。実は猫の散歩には、危険がたくさん潜んでいるのです。 2018年05月19日作成

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猫の散歩って必要なの?

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室内飼いの猫を見ていると、外に出さないのが可哀想だと思ったり、どことなく外を羨ましそうに見ているように感じます。

しかし室内飼いの猫には、基本的に散歩は必要ありません。

大抵の室内飼いの猫は、外に興味はあるものの、家の中の縄張りで安全安心な生活をしていたほうが良いと思っているでしょう。

特に子猫の頃から室内飼いをしている猫だと、人間の生活に順応をしてくるので外に興味を持たなくなります。そのような場合はあえて外の生活を教える必要はないので、散歩は必要ないといえます。

一方、もともと野良猫として生活していた猫や、1度外の世界を知り自由を知った飼い猫は、ずっと室内だけ物足りず、外に出たいという気持ちが強くなるようです。

また室内飼いの場合でも、猫と一緒に散歩をしたいと思う飼い主もいると思います。

このような場合は、しっかりと注意点を理解したうえで、散歩をさせてあげるようにしましょう。

猫に散歩をさせる際の注意点は?

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次に、猫を散歩させる際に気をつけること4つをご紹介します。

犬と違い、猫には散歩の際のしつけやトレーニングはできません。飼い主がしっかりと管理し、猫の安全を守ってあげましょう。

リードを必ず付ける

散歩の際は、猫用のリードを必ずつけましょう。

猫にリードをつけないと、当たり前ですが何処かに行ってしまいます。慣れない外の世界に驚き、いくら良い子でも、パニックで飛び出してしまう猫もいます。

リードをつけていれば、一瞬の飛び出しを防ぐことができますし、万が一迷子になった場合も、飼い猫だと分かるので保護してもらうことができるでしょう。

またリードは必ず体にあったものを選び、抜けることのない正しいサイズのものにしましょう。またリードには名前や住所を書き、身元が分かるようにすると迷子になった際に役立ちます。

迷子や事故防止のためにも、散歩の際のリードは必需品です。

餌やおやつをもって行く

散歩させるときは、もしもの場合を考えて、餌やおやつを持っていきましょう。猫が飛び出しどこかに隠れてしまったときや、万が一リードが外れてしまったときなどに役立ちます。猫の脱走を完璧に防ぐのは難しいので、万が一猫が脱走した場合を常に想定しておくことが大切です。

猫にも帰巣本能が備わっているそうですが、犬よりは劣るのであまり期待してはいけません。

猫が迷子になると見つからない場合が多く、散歩にはリスクが伴うことをしっかりと認識しておきましょう。

短い距離(範囲)にする

猫の散歩は、猫の行動範囲以内でするのが基本です。あまり遠くには行かないようにしましょう。

飼い猫の場合は、行動範囲は家の半径100m~200m以内といわれています。その距離以内なら猫も、自分のテリトリーと認識してパニックになることも少なく、万が一何かあったとしても、家を把握している可能性があります。

猫は思っている以上に、家で過ごすのがお気に入り。猫は家に懐くといいますが、自分の縄張りの中で過ごす方が、猫にとっては落ち着けるのです。

散歩中は絶対に目を離さない

猫を散歩させるときは、絶対に目を離さないように注意しましょう。

特に慣れないうちは注意深くみます。初めての外の刺激が強すぎて興奮状態になることがあります。猫は隙間があれば入りたくなる習性を持っていますし、思いかけず走りだしたり、人間が入ることのできない隙間にはいってしまうことも十分にあり得るのです。

リードを付け、場合によって危ない場所は抱っこしながら散歩をするようにしましょう。

油断していると猫はすぐにどこかへ行ってしまいます。散歩中は特に注意するようにしてください。少しだけ目を離したすきにどこかへ逃げてしまうことも良く起こります。

散歩が猫にとって楽しいものに

猫の散歩の必要性と、させる場合の注意点をご紹介してきました。

猫の散歩には、危険がたくさん潜んでいることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

猫の散歩の注意点をしっかりと把握しておくことで、万が一のトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

また外の世界を知らない猫を散歩させることは大変危険を伴うので、その覚悟を飼い主はしっかりと持つようにしましょう。

もし猫が外を嫌がるようなときは散歩するのはやめましょう。無理矢理にすると返って猫がストレスを抱えてしまいます。

散歩が猫にとって楽しいものになっているかどうか、飼い主がきちんと判断してあげることが大切です。

著者情報

UCHINOCO編集部

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