犬の興奮が治まらない!犬が興奮する原因や落ち着かせる方法を解説

犬が興奮すると、目が血走ったり走り回ったりするなど、さまざまな行動が見られます。
なぜ、犬は興奮するのでしょうか?
この記事では、犬が興奮する原因や落ち着かせる方法について解説します。 2021年06月25日作成

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犬が興奮する原因

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まずは、犬が興奮する原因を見ていきましょう。
原因がわかれば、事前に犬が興奮しないように対策をできるかもしれません。

嬉しいとき

散歩に行く前に、興奮する犬は多いでしょう。
また、遠くでほかの犬が遊んでいたり走り回ったりしているのを見たときにも、興奮することがあります。
飼い主が帰宅したときにも、嬉しくて興奮する犬は多いでしょう。

ストレス

犬はストレスが溜まると、興奮しやすくなります。
散歩に行けていなかったり、飼い主とのコミュニケーション不足だったりすると、欲求不満になってストレスを発散しようとするでしょう。
しかし、ストレス発散のはけ口が見つからないため、興奮して走り回ることで発散しているのかもしれません。
突然室内で興奮して走り回るのは、ほとんどの場合運動不足によるストレスが原因です。

緊張や不安

犬は緊張や不安な状態が長く続くと、パニックに陥ります。
パニックになることで興奮してしまい、突然走り回ったり吠えたりすることがあるでしょう。
引っ越しなどで生活環境が変わったときや、外にほかの動物がいたときなど、緊張や不安な気持ちを走り回って発散しようとしているのかもしれません。
また、花火などの聞き慣れない大きな音にも興奮することがあります。
これもパニックによるものですので、気を付けましょう。

家のチャイムが鳴った

家のチャイムが鳴ると、多くの犬は吠えて興奮してしまいます。
この興奮する原因にはふたつあり、「誰が来るのかな?」というワクワクしている気持ちと、「知らない人が縄張りに入ってくる!」という警戒した気持ちです。

犬が興奮することによる危険性

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犬が興奮すると、さまざまな危険性が考えられます。
私たち人間もそうですが、犬を守るためにも犬を興奮させないように気を付けましょう。

犬が人に飛びついて怪我をさせる

犬が興奮したときに考えられる危険性としてはじめに挙げられるのは、興奮した犬が人に飛びついて怪我をさせてしまうことです。
特に大型犬であれば、飛びつかれたら大人であっても倒れてしまうほどの力があります。
また、子どもであれば小型犬に飛びつかれただけでも倒れてしまい、怪我につながることがあるでしょう。
飼い主自身であれば自分の責任で済みますが、ほかの人を怪我させてしまったら大事になる可能性があります。

犬同士の喧嘩になる

興奮した犬に飛びつかれた犬は、それにつられて興奮してしまうことがあります。
そして犬同士の喧嘩に発展してしまい、犬が怪我をしてしまう可能性があるでしょう。
犬同士の喧嘩は数針縫うような怪我をすることもあるため、注意しなければなりません。

犬が怪我をする

犬が興奮して走り回ることで、家具や家電にぶつかって犬が怪我をしてしまう可能性があります。
また、足をひねって痛めてしまうこともあるでしょう。

物が壊れる

室内で興奮することで、家具や家電が破壊されてしまうことがあります。
家具や家電が壊れると、金銭的な負担がかかるのはもちろん、漏電などの危険性も考えられます。

事故に遭う可能性

外で犬が興奮して走り出してしまうと、車や自転車とぶつかってしまうことが考えられます。
当たり前のことですが、走行中の車や自転車に犬がぶつかると、怪我だけでは済まない可能性があるでしょう。
興奮して急に走り出した犬を止めるのは難しいため、事前に犬が興奮しないように気を付ける必要があります。

興奮した犬を落ち着かせる方法

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最後に、興奮した犬を落ち着かせる方法をご紹介します。
一度興奮した犬は、原因を取り除いても興奮し続けることもありますので、しっかりと対処する必要があるでしょう。

伏せをさせる

犬が興奮したときに落ち着かせる方法でもっとも効果的なのが、伏せをさせることです。
しかし、興奮している犬が飼い主のいうことを聞かないこともあるでしょう。
そのため、日頃からしつけを徹底することが大切です。
一度のコマンド(命令)だけでしっかりということを聞かせることができるように、少しずつでよいので日々しつけに取り組みましょう。
もしも犬が興奮したときに「伏せ」のコマンドで伏せをしないようであれば、強制的に伏せをさせます。
そうすることで、犬は「どんなときでも飼い主のいうことを聞かなければまずい」と理解するはずです。

興奮する原因を取り除く

犬が興奮しないように、日頃からストレス解消をさせる必要があります。
興奮する原因を取り除くことで、犬は興奮しづらくなるでしょう。
運動不足であれば毎日の散歩時間を増やして、休日にはドッグランへ連れて行きます。
また、緊張しやすい犬であれば、家族に協力してもらいチャイムに慣れる練習をしましょう。
家のチャイムが鳴ったら犬を呼びよせて、おやつを与えます。
これを繰り返すことで、チャイムが鳴ったらおやつをもらえると理解するようになり、チャイムが鳴っても興奮しなくなるはずです。

無視をする

散歩前や、飼い主が帰宅したときに興奮する犬には、無視することが効果的です。
無視をすることで、犬は「喜んでいてもよいことは起こらない」と理解して、興奮することはなくなります。
また、帰宅をしたときには、一番はじめに犬に「ただいま」などと声をかけるのはやめましょう。
そうではなく、帰宅時にはカバンを置いて、服をハンガーにかけて、うがい手洗いをして、そのあとに犬に声をかける程度に留めることが大切です。

犬を守るためにも興奮させるのはやめましょう

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犬が興奮をする原因は、ストレスや不安などさまざまです。
原因が何であれ、犬を興奮させるのはやめましょう。
犬が興奮すると、ほかの人を怪我させてしまうリスクはもちろん、犬自身も怪我をしてしまう可能性があります。
場合によっては大きな怪我や事故に繋がる危険性もあります。
しっかりとしつけをしたりストレス解消をさせたりして、犬が興奮しにくいように日頃から意識をして生活しましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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