犬がお風呂で震える理由
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まずは本題である、犬がお風呂で震える理由について見てみましょう。
犬が震える理由の後に対処方法を知ることで、スムーズに対処することが可能です。
怖がっている
私たち人間も、恐怖を感じるとぶるぶると震えてしまうことがあります。
犬も同様に、お風呂に恐怖を感じて震えているのかもしれません。
湯船につかるくらいであれば良いでしょうが、シャワーの水圧や音に恐怖を感じている可能性があります。
小型犬からすれば、シャワーから出る水は滝のように見えるはずですので、恐怖を感じるのも仕方ないことでしょう。
寒い
もしかしたらお風呂のお湯の温度が冷たいため、震えているのかもしれません。
夏だからといって、犬に水でシャワーをかけていませんか?
それでは、犬は体温を一定に保つことができません。
また、冬などの寒い時期はお風呂場も冷えていることが多いです。
犬は体温を上げるために、ぶるぶると震えている可能性が考えられます。
体調不良
いつもは犬をお風呂に入れていても震えることはないのに、今回に限ってはぶるぶると震えている場合、それは体調不良が原因かもしれません。
震えている以外に、何か異常はないでしょうか?
鼻水やくしゃみをしているのであれば、体調不良の可能性が高いでしょう。
ストレス
犬は強いストレスを感じると、震えることがあります。
極端にシャワーが嫌いな犬であれば、強いストレスにより身体が震えてしまうこともあるでしょう。
また、シャンプーの強い香りにストレスを感じる犬も多いため、注意が必要です。
犬がお風呂で震える際の対処方法
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次に、犬がお風呂で震える際の対処方法についてご説明します。
犬がお風呂で震えずに楽しく過ごしてもらえるように、私たち飼い主でできる限りのことは試してみましょう。
シャワーの水圧を弱くする
犬がシャワーに恐怖を感じている場合は、シャワーの水圧を弱くして安心させてあげましょう。
シャワーの水圧が弱ければ大きな音もしませんし、水がはねることも少なくなります。
ただ、シャワーの水圧を弱くすると、シャンプーが流れ落ちない可能性もあるでしょう。
そのため、シャワーの水圧を弱くしないのであれば、犬の身体にシャワーを当てながら流すことで、シャワーの大きな音を防ぐことが可能です。
洗面器にお湯をためて流してあげることも効果的でしょう。
優しく声をかける
犬がお風呂を怖がっている場合は、優しく声をかけてあげましょう。
飼い主に優しく声をかけられることで、犬は少なからず安心するはずです。
それでも震えが止まらないようであれば、無理してお風呂に入れるのは避け、改めてチャレンジしてみるのも良いでしょう。
お風呂が終わったらご褒美を与える
犬はお風呂そのものを嫌がり大きなストレスを感じることで、震えているのかもしれません。
そのため、お風呂は楽しい場所だということをまず理解してもらいましょう。
犬をお風呂に入れ終わった後は思い切り褒めてあげ、おやつやおもちゃなどのご褒美を与えます。
そうすることで、犬にとってお風呂は嫌な場所ではなくなり、ご褒美のもらえる楽しい場所だと感じるようになるはずです。
犬をお風呂に入れるたびにご褒美を与えることで、徐々にお風呂で震えることはなくなるでしょう。
犬をお風呂に入れる前に準備すること
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何の準備もせずに犬にお風呂を入れようとすると、さまざまなトラブルが考えられます。
ここでは犬をお風呂に入れる前に、準備しておくと良いものを見てみましょう。
お湯の温度を確認しておく
お風呂場で犬が寒がって震えてしまわないように、事前にお湯の温度を確認しておきましょう。
ちなみに、成犬は30℃前後が適温といわれています。
ぬるま湯ですが、これくらいの温度であれば犬は寒さで震えることはないはずです。
子犬の場合は35℃前後と、少し熱めのお湯をしましょう。
バスタオルを準備しておく
犬は、身体が濡れることを嫌がることが多いです。
そのため、お風呂が終わったらすぐに被毛の水気をとることができるように、バスタオルを準備しておきましょう。
はじめのうちは、犬自身が被毛の水気を取ろうとして、大きく身体を震わせるはずです。
それが終わってから、バスタオルで全身をまんべんなく拭いてあげましょう。
そしてその後は、入念に被毛の奥が乾くまでドライヤーを使用します。
犬の被毛が濡れたままだと衛生的にも良くありませんので、必ずバスタオルとドライヤーを使用するようにしましょう。
犬の体調をチェック
飼い主としては、「散歩をしていて汚れたから」、「ドッグランでほかの犬と遊んで汚れたから」と自分の都合で犬をお風呂に入れたがるものです。
しかし、犬が体調不良である場合は、お風呂に入れてしまうと悪化してしまう可能性があります。
そのため、事前に犬の体調をしっかりとチェックし、鼻水が出ていないか、くしゃみを頻繁にしていないかなどを見ておきましょう。
滑り止めマットを準備する
お風呂場の床はつるつると滑るため、犬は安定しないかもしれません。
また、お風呂が嫌であるために暴れてしまうこともあるでしょう。
そこで床に滑って犬が転んでしまったときは、大きな怪我に繋がる可能性も考えられます。
そのため、お風呂場に滑り止めマットを準備して、犬が滑って転ばないようにするのがおすすめです。
犬がお風呂場で震えないように最善を尽くそう!
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犬がお風呂場で震えるのは、さまざまな理由が挙げられます。
主に恐怖やストレス、体調不良でしょう。
また、場合によってはお湯が冷たくて寒いということもあるかもしれません。
犬がお風呂で震えるのは私たち飼い主が気を付けることで、解決することが多いです。
犬が震える根本的な原因を解決することで、犬は震えることなく、お風呂を楽しんでくれるようになるでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。