いきなり触るのはNG?知っておきたい犬の気持ち

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街で犬を見かけると、その愛らしさからつい触れたくなるものですが、初対面でいきなり手を伸ばすのは禁物です。
犬にもそれぞれ個性があり、性格や過去の経験によっては、人との触れあいが苦手な犬もいます。
特に、相手が知らない人だったり、体調がすぐれなかったりするときは、普段より神経質になりがちです。
無理に触ろうとすると犬が怖がり、身を守るために吠えたり噛みついたりすることがあります。
トラブルを防ぐためにも、まずは犬の気持ちを理解し、無理のない距離感で接することが大切です。
近づく前にチェック!トラブルを防ぐためのポイント

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では、犬も人も笑顔で触れあうためには、どのように接すれば良いのでしょうか?
距離を縮める前に確認しておきたい、3つのポイントがあります。
まずは飼い主の許可を得る
犬に触りたいときは、いきなり手を伸ばすのではなく、必ず飼い主に「触っても大丈夫ですか?」と声をかけましょう。
一見おとなしそうに見えても、しつけの最中だったり、体調が万全でなかったりと、触れあいに適さない事情があるかもしれません。
もし断られた場合はその判断を尊重し、無理に近づかないことが大切です。
犬の様子をよく観察する
飼い主の許可が得られても、すぐに触ろうとせず、まずは犬の様子をよく観察しましょう。
落ち着いた表情をしているか、体に力が入っていないか、しっぽや耳の動きに緊張が見られないかなどを確認します。
反対に、視線をそらしたり身構えていたりする場合は、不安や緊張を感じているサインです。
嫌がっている様子が見られたときは、無理に近づかず、適切な距離を保ちましょう。
正面からじっと見つめない
正面からじっと見つめると、犬が警戒心を強めてしまうことがあります。
近づくときは真正面からではなく、少し斜め横から近づくことを意識しましょう。
体をやや横向きにし、プレッシャーを与えない姿勢をとることで、犬に安心感を与えやすくなります。
初対面でも安心!犬にやさしい触り方

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犬と安心して触れあうためには、犬の気持ちに寄り添った気配りが必要です。
以下のポイントを意識することで、初対面でも落ち着いて接しやすくなります。
しゃがんで姿勢を低くする
立ったままだと犬を見下ろす形になり、威圧感を与えてしまいがちです。
しゃがんで体を小さく見せ、目線の高さを近づけることで警戒心を解きましょう。
ただし、犬の目を見つめると「敵意」と誤解されることがあるため、軽く視線を外しながら、やわらかな雰囲気で接しましょう。
落ち着いた声で話しかける
大きな声や甲高い声は、犬を驚かせてしまう原因になります。
「こんにちは」「いい子だね」と穏やかなトーンで話しかけながら、ゆっくりと距離を縮めましょう。
触れる前から優しく声をかけることで、安心感を与えやすくなります。
手の匂いを嗅いでもらう
いきなり触らず、まずは挨拶として「手の匂い」を嗅いでもらいます。
手の甲をそっと差し出し、犬が自分から近づいて匂いを嗅ぐのをじっと待ちましょう。
しっぽを振ったり、体の力が抜ける様子が見られたりしたら、受け入れてくれているサインと考えられます。
胸元や首まわりをやさしく撫でる
犬が落ち着いている様子であれば、下から手を添えるようにして、胸元や首の横をやさしく撫でてあげましょう。
頭の上から手を出すと怖がることがあるため、犬から手の動きが見える場所を撫でるのがポイントです。
手のひら全体を使い、毛並みに沿ってゆっくり手を滑らせるように撫でることで、犬もリラックスしやすくなります。
犬との触れあいを楽しむためのマナー

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最後に、犬との触れあいを楽しむためのマナーについて紹介します。
次のポイントを意識して、犬にも飼い主にも安心してもらえる接し方を心がけましょう。
手や衣類の匂いに配慮する
香水や柔軟剤などの香りが強いと、犬を刺激してしまうことがあります。
匂いが気になるときは無理に触れあおうとせず、距離を保って静かに見守りましょう。
また、ほかの犬や猫の匂いが手や衣類に残っていると、犬が警戒する場合もあります。
まずは手の匂いを嗅がせて反応を確認しながら、少しずつ距離を縮めていくと安心です。
小さな子供には大人が付き添う
子どもが犬に近づくときは、必ず大人がそばについて犬の様子を確認しましょう。
子どもは力加減や距離感が分かりにくく、犬を驚かせてしまうことがあります。
大人が見守りながら声をかけ、正しい接し方を伝えてあげることが大切です。
食べ物を勝手に与えない
「仲良くなりたいから」といって、勝手におやつを与えるのは厳禁です。
犬によってはアレルギーを持っていたり、病気で食事制限をしていたりする場合があります。
食べ物を与えたいときは、必ず飼い主に確認し、許可をもらってからにしましょう。
感謝を伝えて速やかに立ち去る
触れあいが終わったら、飼い主に「ありがとうございました」と丁寧にお礼を伝えます。
また、犬に対しても「ありがとうね」「バイバイ」とやさしく声をかけ、長居せずにその場を立ち去りましょう。
いつまでも構い続けると、犬が興奮し続けてしまうことがあるため、切り替えを意識することも大切です。
まとめ

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本記事では、知らない犬と触れあうときの接し方やマナーについて解説しました。
初めて出会った犬と触れあうときは、「かわいいから触りたい」という気持ちよりも、犬の気持ちを尊重することが大切です。
いきなり近づいたり触ったりせず、まずは飼い主の許可を得て、犬の様子をよく観察しながら少しずつ距離を縮めていきましょう。
姿勢や声のトーン、手の差し出し方などを意識することで、初対面でも安心感を与えやすくなります。
また、匂いへの配慮や立ち去り方といったマナーを意識することで、犬だけでなく飼い主にも気持ちよく感じてもらえるはずです。
犬への思いやりを忘れず、やさしい接し方を心がけながら、心地よいコミュニケーションを楽しんでくださいね。
著者情報
白井むぎ
2人の子供を育てながらwebライターのお仕事をしています。
小さな頃から犬や猫のいる生活を送ってきたため、毎日ペットとの触れ合いが欠かせません。
休日に子供を連れて動物園や牧場へ出かけるのも大好きです。

