猫が飼い主についてくる心理
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親離れが完全でない
保護猫から飼い始めると、母猫にちゃんと親離れを教わっていないうちに生き別れとなる事が多いので、甘えん坊なまま成猫になり飼い主の後をついてくるという事があります。
飼い主としてはとても可愛いと思ってしまいますが、四六時中家にいてあげる事は不可能なので、仕事などで留守にする時は愛猫に少々寂しい思いをさせてしまうでしょう。
一緒に遊びたい
飼い主のあとをついてくる猫というのは、基本的に寂しがりやで甘えん坊です。常に自分に注目してもらいたいという心理が働いているでしょう。なので飼い主の行き先にいちいちついてくるのは、一緒に遊んで欲しい、自分を構って欲しいという心理の表れといえます。
気まぐれ
皆さんも十分お分かりかと思いますが、猫は気まぐれな動物です。今まで姿が見えないかったのに、次の瞬間にはもう側で鳴いていたりと、自由に一日を過ごします。この様に猫にしてみれば理由がないのが理由みたいな所もあります。
なんとなく暇になったから、飼い主の後をついていってみようと気まぐれに思ったからついてくるという事もあります。こんな所も猫の魅力の一つです。
お腹が空いている
お腹が空いていたり、おやつが欲しかったりなどの理由でついてくる事もあります。おそらくこんな事が理由でついてくる時は、最初に飼い主に鳴いて訴えているはずです。そんな猫の訴えに気が付かなかった時、猫は飼い主の後をついて回り気が付いてもらおうとしています。
お腹が空いている時は、ついてくる行動と共に、しつこくすり寄ったり鳴いたりしているでしょう。
単純に飼い主が好き
理由なんてなく、飼い主が単純に好きなだけという子もいます。孤独で気まぐれなイメージの猫ですが、好き嫌いはもちろんあります。人間の顔もきちんと判別ができる猫は家族の中で一番好きな飼い主さんの後だけついてくるという事もあるでしょう。
猫はマーキングもしますので、大好きな飼い主にすり寄って自分の匂いを付けようとタイミングを見ているのかもしれません。
精神的なもの
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上の様な事が理由なら特に問題はありませんが、稀にストレスや先天性の「分離不安」という病気が関係している場合があります。生まれ持った分離不安は獣医さんに相談しなければいけませんが、後天的に表れた分離不安は飼い主さんの努力で症状を軽減させる事が可能です。
分離不安の主な原因はストレスです。飼い主さんの生活状況が愛猫にとって寂しいものになっていないか考えてみましょう。例えば仕事でほとんど家を空けているなどの場合は、留守中の愛猫の寂しさを少しでも軽減できる様に環境を整えてあげてください。
もう1匹新たに猫を迎えたら、分離不安が良くなったというご家庭もあるそうです。人間の事情を変えるというのもなかなか難しいので、1匹だけで飼っていて寂しそうだったら、多頭飼いも考えても良いかもしれません。
室内飼いも理由の一つ
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昨今の猫は、感染症を防ぐために獣医師も室内飼いを推奨します。保護猫であれば外の世界も多少知っていますが、ペットショップから迎え入れた子は外の世界はほとんど知らないでしょう。このため、飼い主の存在が猫にとっての全てとなります。飼い主である人間を頼りにしてしまうのは仕方がない事なのです。
ともあれ後をついてくるほど頼りにされて好かれる事は、飼い主として喜ばしい限りです。家にいる間はできる限りのスキンシップをしてあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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