日本で飼える家猫の種類と人気ランキング

これから猫を飼いたいと思っている人へ日本で飼える人気の猫の種類について、日本猫を中心にその特徴や飼い方など猫好きにはたまらない耳より情報をお伝えします。 2018年03月04日作成

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日本猫と言えば代表的なのは三毛ですが、実は同じ三毛でも多種多様な種類があるのです。外来種を含めて国内で飼える人気品種について愛猫家必見の情報を大公開します。

1.日本国内で飼える家猫の種類といえば?

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全世界に数100種類あると言われる猫のうち、およそ半分の50種類ほどが国内で普及しています。人気ランキング型式で純血種だけをアップしてみるとスコティッシュフォールド・マンチカン・ノルウエージャンフォレストキャット・ベンガル・ブリティッシュショートヘヤ・エキゾチックショートヘヤ・メインクイーン・アメリカンショートヘヤ・ソマリ・ラグドールと、ざっとこのあたりが頻繁に上位に上がってくる人気種になるのですが、大変国際色豊かです。

見た目の愛くるしさもさる事ながら、人なつっこくておとなしい猫が、やはり人気を集めています。ショートヘヤ系が3つも人気種になっているのは、超多忙な日本人らしく世話があまりいらない品種が好まれているのかもしれません。

世界レベルでの人気ランキングではほとんど上位に上がってこないものの、やはり日本国内で最も親しんでいるのは日本猫です。特によくみかけるのは茶トラやキジトラになりますが、実は同じ三毛でも意外と種類が豊富なのです。実際寿命の長さで比較してみるとメスは最長30年生きるのに対して、オスは何かと病気にかかりやすくあまり長生きではないのが一般的です。

ちなみに三毛の中で唯一海外に渡った猫の子孫が、ジャパニーズボブテイルという品種名で知られています。やはりミケという愛称で愛玩されています。名前の通り短く丸まったしっぽが特徴ですが、国内で見かけるミケとはかなりかけ離れた印象を受けます。

2.同じ三毛猫でもこんなにある

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日本猫で多く思い描くのは、黒・白・灰色・赤といった単色タイプの他に、白の地色に各色が混ざったものに縞を加えた二色タイプ、白地と各色の斑点タイプ、三毛タイプ、縞タイプ、複数の色の混合タイプとこれだけあるのです。最も多いのは三毛タイプですが模様でさらに細かくわける事ができます。

三毛というのは文字通り白地に赤や黒の斑もしくは縞模様が交互に配色されているものですが、一般的な三毛に耳やしっぽなど特定部位にのみ模様が表れるトビ三毛、白地に黒い縞や赤斑点が表れているタイプとがあります。海外ではキャリコと呼ばれる事もあります。縞タイプや混色タイプも模様の付き方で細かく分類できます。トビ三毛の代表的なものがジャパニーズボブテイルです。

ぜひ町の大通りを悠々と歩く猫たちをよく観察してみてください。三毛に限って言えば目の色も微妙に違ってくる事がわかります。我が家にもいると言う人はぜひ目の色を観察してみてください。

大半は金色なのですが左右の目の色が違う猫がいませんか。オッドアイと言って白単色かジャパニーズボブテイルでみかけ事があり、しばしば話題になります。大変美しく気品があって神秘的な雰囲気を漂わせていますが、ごく少数派です。シャムネコも古くから日本で飼われてしましたが、原産はタイですから純粋に日本ネコとはいいにくいものがあります。

実はネコそのものが元々日本にいなかった動物で奈良時代にねずみ取りのために中国から輸入されたものですから、純粋に日本種とよぶべきなのかどうかは微妙なところです。日本種として定着したのは江戸時代に入ってからと言われており、東照宮に三毛の眠りネコが飾られているのは有名です。

3.黒猫と白猫

日本種には黒と白の単色も存在します。色違いの他に黒と白では性質もたどってきた歴史も大きく違っています。まず白ですが白遺伝子によって白というカラーを持って生まれてきたタイプと、色素をまったく持たずに生まれてきたアルビノ、白斑の配色で生まれてきたタイプとがありすべて見た目は白です。アルビノは人間にも表れる特徴で、特にネコでは瞳の色が赤くなる事が多いのが特徴です。

これだけ白ければさぞ自然界では生きづらかろうと思えるのですが、その影響なのか神経質で警戒心が多いものが多いのも特徴の1つです。人間にも慣れにくく容易には体に触らせないものもいますから、安心してすごせる場所をつくってあげるなど飼い主の細やかなこころ使いが必要です。特にアルビノンは紫外線対策が重要です。

打って変わって黒猫は大変人なつこく甘えん坊が多いのが特徴で、だれからも愛される性質を持っています。海外では不吉な動物として長い歴史の中で迫害に合ってきた時代もあったようですが、日本では縁起の良い動物として重宝されてきました。目の色は澄んだ緑色や金色が一般的です。

4.縞模様の猫

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三毛と同様にキジトラや茶トラなどは、よく見かける極めてメジャーな種類ですが、黒サバのような地色に黑縞模様が表れるものもありサバトラとよばれています。

5.海外と日本猫の違い

キジトラやサバトラに近い模様の品種は海外にもありますが、いわゆる赤・黒・白といった三色が混ざった模様は日本特有です。それゆえに海外からは大変珍しがられます。ジャパニーズボブテイルのように部分的に模様が表れるものもありますが、ネコの数だけ三毛の模様の数が違ってくるというのも、海外ではほとんどありません。

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UCHINOCO編集部

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