犬が震えるのは病気だから?原因や考えられる病気について解説

ふと犬を見ると、ぶるぶると震えていたということはありませんか?
犬が震えるのは、必ず何らかの原因があります。
この記事では、犬が震える原因や考えられる病気についてご説明します。 2021年04月06日作成

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犬が震える原因について

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まずは本題である、犬が震える原因について見ていきましょう。
さまざまな原因がありますが、それぞれしっかりと対処する必要があります。

寒い

犬も私たち人間と同様に、寒さを感じると身体を震わせます。
これはシバリングと呼ばれ、特に危険性があるわけではないでしょう。
しかし、シバリング自体に危険性はないとしても、寒いと感じている犬を放置することは避けなければなりません。
震えるほどの寒さが長時間続くと、低体温症を引き起こす可能性も考えられます。
最悪の場合は命に係わることもあるため、なるべく早めに対処をする必要があります。

恐怖や不安を感じている

私たち人間も、強い恐怖を感じると震えることがあります。
犬も慣れない環境に置かれたときや、飼い主から厳しく叱られたときに恐怖や不安により震えることがあるでしょう。
引っ越しなどで生活環境が大きく変わったり、花火などの聞き慣れない大きな音が聞こえたりしたときに恐怖を感じるはずです。
また、人見知りの犬であれば初めて会う人間や犬に対しても恐怖を感じることで、震えることがあります。

興奮している

食事の時間や散歩前になって犬が震えている場合は、興奮していることが考えられます。
じたばたと落ち着かない様子で震えているのであれば、食事や散歩をすごく楽しみにしているのでしょう。
また、アジリティーやフリスビーなどの競技会では、クレートの中で興奮して震えだしてしまう犬もいます。

病気

病気が原因で、犬が震えている可能性も考えられます。
病気といってもさまざまなものがありますが、そのどれもが放置しておくと重症化してしまうため、なるべく早めに対処しなければなりません。
病気でなくとも、怪我によって身体に痛みを感じることにより震えていることもあります。
全身を大きく震わせている場合は、身体のどこかの部位に痛みを生じている可能性があるでしょう。
また、痙攣のような震えであれば、何らかの病気にかかっていることが考えられます。

犬が震えるときに考えられる病気とは?

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犬が病気により震えているのであれば、どんな病気が考えられるのでしょうか?
震えはさまざまな病気の初期症状にもなるため、気を付けておく必要があります。

熱中症

夏などの暑い時期に気を付けたいのが、熱中症です。
熱中症の症状として、全身の痙攣が挙げられます。
熱中症は対処が遅いと命に係わる可能性が高いため、すぐに獣医師に診せる必要があります。

もしも犬に熱中症のような症状が現れた場合は、水を飲ませて身体を冷やすなどをしつつ、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
熱中症は夏以外にも、暑い室内や車内などでも起こる可能性があるので、温度や湿度の管理には気を付ける必要があります。

中毒

犬が玉ねぎやチョコレートなどを食べてしまうと、中毒症状が現れます。
中毒には嘔吐や下痢、痙攣などの症状が見られますが、もちろん放置しておくことは大変危険です。
犬は食べてはいけないものが多いため、下調べなしに人間の食べ物を与えることは絶対にやめましょう。

尿毒症

尿毒症とは、何らかの原因により腎臓機能が低下して、尿で排出するはずの老廃物が体内に蓄積されて起きる症状のことです。
尿毒症の症状として、震えや痙攣のほかに食欲不振や下痢、嘔吐などが挙げられます。

低体温症

寒さを感じて犬が震えているときには、低体温症に気を付ける必要があります。
低体温症は、痙攣しているかのような震えが止まらなくなります。
放置しておくと高い確率で命に係わるため、すぐに対処しなければなりません。

脳障害

脳腫瘍や脳炎、てんかんなどの脳障害の初期症状として、身体の震えが挙げられます。
脳腫瘍の場合は良性か悪性かで症状が異なりますが、やはり早めに対処するに越したことはありません。

犬が震えるときの対処方法をご紹介!

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最後に、犬が震えるときの対処方法についてご紹介します。
犬が辛い思いをしないように、なるべく早く対処をしてあげましょう。

部屋を暖める

犬に寒さ対策として服を着せることがありますが、被毛が多い犬の場合にはあまり効果が期待できません。
そのため、寒さによる震えが見られる場合には、部屋を暖めることが一番効果的です。
暑すぎると熱中症などのリスクも高まるため、犬の様子を見ながら室内温度を決めるようにしましょう。
舌を出してハッハッと呼吸が荒いのは、部屋が暑いことを示しているため、ひとつの目安として18~22度程の温度を保つと良いでしょう。

犬の不安を取り除く

犬が恐怖や不安により震えているのであれば、犬の不安を取り除いてあげる必要があります。
犬が嫌がるものは避けて、人見知りの犬であれば大勢の人がいる場所へはなるべく連れて行かないなど、犬に配慮をした生活を心がけましょう。

動物病院へ連れて行く

犬が何らかの病気である可能性があるなら、なるべく早めに動物病院へ連れて行きましょう。
震えが病気の初期症状となっているのであれば、元気がなかったり下痢や嘔吐をしたりする症状も見られるはずです。
犬がぐったりとして震えているのであれば、かならず何らかの原因があるはずです。
万が一のことも考えて、獣医師に診てもらうことがおすすめです。

痙攣の対処方法

犬が脳障害などの病気により痙攣が起きているのであれば、犬を広い場所に寝かせた後、その周辺をクッションなどの柔らかいもので囲います。
そうすることで、痙攣により犬が家具などにぶつかって怪我をしてしまうのを防ぐことができるでしょう。
ただし、痙攣をするのは何らかの原因があるため、痙攣が治まったらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

犬が震えるのはかならず何か原因がある

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犬は、何の理由もなしに身体が震えることはないでしょう。
かならず何らかの原因があるはずです。
寒さや不安、または病気の症状として震えている可能性もあります。
どれも早期発見をすることで対処をすることができるため、犬の様子はこまめにチェックするようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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