バリカンを使う前に
出典:https://www.shutterstock.com
被毛が伸びる子は定期的なトリミングが必要となりますが、伸びない子もカットをすることがあります。バリカンを使う前にはしっかりとした準備が必要です。
ここでは「バリカンを使う前の心構え」についてご紹介します。
自宅でバリカンができるかどうか見極める
バリカンを使う前に「自宅でカットができるかどうか見極める」ことが大切です。
バリカンの操作は比較的簡単ですが、愛犬が嫌がり暴れてしまうケースがあります。トリミングサロンでは緊張しおとなしくしている子でも家では暴れてしまうことは少なくありません。暴れている状態でバリカンをかけることで怪我や事故につながる危険性があります。
自宅でバリカンができるかどうか、愛犬が耐えることができるのかなどを見極めてから使用を検討しましょう。
ハサミは必要なのか?
トリミングではバリカンの他にハサミを使用します。
ただハサミは切れ味がよく犬の皮膚を切ってしまう恐れがあるため初心者の方には向いていません。ハサミは無理に使わなくても問題ありません。無理やりカットをすることで犬にトラウマを植え付けてしまう危険性もあるため、注意が必要です。
トリミングと併用することがおすすめ
バリカンの使い方に慣れていないときはトリミングと併用していくことをおすすめします。
ボサボサの状態から完璧に元通りというわけにはいきませんが、バリカンで失敗してしまったとしても、プロのトリマーさんが今の状態から出来得る限りにはなりますが可愛らしく仕上げてくれます。
ただし、失った被毛は戻ることはないため、できないカットもあります。
犬用バリカンの基本的な使い方
出典:https://www.shutterstock.com
バリカンは比較的簡単に使用することができますが、使い方にポイントがあります。
誤った使い方をすることにより愛犬が怪我をしてしまう危険性もあるため、使い方は事前にしっかりと勉強しておくことが望ましいです。
ここでは「犬用バリカンの基本的な使い方」についてご紹介します。
毛並みにそってバリカンをかける
犬用バリカンの基本的な使い方として「毛並みに沿ってバリカンをかけること」です。
基本的にはバリカンのかけ方は毛並みに沿うことが大切です。逆にかけてしまうことにより皮膚を痛めてしまう可能性があります。
皮膚を引っ張りながらバリカンをかける
犬用バリカンの基本的な使い方として「皮膚を引っ張りながらバリカンをかけること」です。
バリカンをかけるときは少し皮膚を引っ張りながらバリカンをかけると上手にかけることができます。犬の皮膚は少したわむことがあるため、少し引っ張ることでかけやすくなります。なお、あまり引っ張りすぎてしまうと犬が嫌がるため注意しましょう。
ゆっくりとバリカンをかける
犬用バリカンの基本的な使い方として「ゆっくりと動かすこと」です。
バリカンはゆっくりとかけることで美しい仕上がりにすることができます。さらに皮膚の状態も確認することができるため、皮膚の出来物なども避けることができます。
バリカンを使うときの注意点
バリカンは誤った使い方で怪我をさせてしまうこともあるため、注意点もしっかり踏まえてから使用しましょう。
ここでは「バリカンを使うときの注意点」についてご紹介します。
犬用バリカンを用意する
バリカンを使うときの注意点として「犬用バリカンを用意すること」があげられます。
バリカンであれば何でもいいということはありません。毛の太さは人間と犬で異なるため、必ず犬用のバリカンを用意しましょう。
バリカンが熱くなっていないかを確認する
バリカンを使うときの注意点として「バリカンを熱くなっていないかを確認すること」があげられます。
バリカンは使用すると熱くなってしまいます。そのため、定期的に熱すぎていないかを確かめましょう。熱くなっている場合は熱さを確認し、少し使うのを控えて冷ましてから使用するようにしましょう。
無理をしないことが大切
バリカンを使うときの注意点として「無理をしないこと」があげられます。
バリカンを使用するときは犬が嫌がっているときなどに無理をしないことが大切です。無理をしてバリカンをかけると怪我をしてしまう危険性があります。
おすすめ犬用バリカン4選
バリカンには大きさやミリ数などそれぞれ異なり、いくつか種類があります。
ここでは「おすすめ犬用バリカン」についてご紹介します。
コードレス ペット用バリカン
コードレスで便利な犬用バリカンです。静音タイプなので自宅でのトリミングに適しています。また軽量タイプで長時間のトリミングでも飼い主の負担が少ないことも嬉しいポイントです。

正規代理店 Pateker パテッカー 充電式コードレス グルーミングバリカン
チタニウムとセラミック製可動式を使用した高品質な刃を使っているため、長時間の使用でも刃が鋭いまま品質を落とすことなく保つことができます。
また、パワフルに使うことができる一方、騒音が少なく、犬に不快感を与えにくくなっています。

犬 バリカン POOKIE
トリマー監修で作られた犬用バリカンです。静音設計になっているため怖がりな子にも安心して使用できます。丈夫で切れ味に優れたセラミックチタンを使用しているため、刈り心地も抜群です。

ペット用バリカン
刃幅が9mmの優しいそり心地の犬用バリカンです。バリカンの刃は非常に小さくなっており狭い隙間の部分を綺麗にカットすることができます。足裏の肉球や細かい作業が必要な場所におすすめです。

犬が暴れる場合は無理せず
出典:https://www.shutterstock.com
ここでは「犬の被毛を自宅でカットするための方法や選び方」についてご紹介しました。
定期的にトリミングに通っていても1ヶ月ほど経つと被毛の長さが気になることもあります。そのため、自分でカットしてみようかなと思う方も少なくないでしょう。もちろん自分でカットすることはできますが、使い方や注意点をしっかり踏まえてから使用するようにしましょう。
・Nextオンライン (参照日:2025ー06ー21)
https://item.rakuten.co.jp/next-online/pet-trimera/
・select shop crea (参照日:2025ー06ー21)
https://item.rakuten.co.jp/selectshopcrea/pet-01/
・雑貨ペットいい物いっぱいRaraMart(参照日:2025ー06ー21)
https://item.rakuten.co.jp/raramart-phoenix/ns00136/
・三潴堂 なんでも雑貨店 (参照日:2025ー06ー21)
https://item.rakuten.co.jp/midumadou/nk2202002/
著者情報

こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。