鳴かない猫って普通?性格・猫種・健康面から見る理由と対策

猫は何かアピールするときなどに鳴くことがありますが、鳴かない猫もいます。
しかし、あまりにも鳴かないと体調が悪いのか、なにかのトラブルがないのか、などと心配になってしまいますよね。
ここでは「猫が鳴かない理由や鳴かない猫種、対策法」などについてご紹介します。 2025年11月27日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす

鳴かない猫って普通?

出典:https://www.shutterstock.com

猫を初めて迎え入れた方は、愛猫があまりにも鳴かないと心配してしまうこともあるでしょう。猫はその子の性格にもよりますが、何らかの要求があるときや甘えたい時、遊んでほしいときなどに鳴くことがあります。

猫が鳴くかどうかはその猫の性格や環境などの要因があるため、鳴かないから何らかの異常があると決めつけることはできません。人懐っこく、遊ぶことが好きな子は良く鳴いて飼い主を遊びに誘うことが多いです。

猫が鳴かない理由とは?

出典:https://www.shutterstock.com

猫は生活する上で四六時中鳴いているわけではありません。猫は何かを伝えたいときに鳴くことがあります。では、全く鳴かないのには何か理由があるのでしょうか。
ここでは「猫が鳴かない理由」についてご紹介します。

性格

猫があまり鳴かない理由には、「猫の性格」が関係しています。

猫の中には活発な子もいれば、穏やかな子もいます。特に落ち着いた性格の猫はあまり鳴くことはありません。独立心が強く、興奮するようなことがない控えめな子は、飼い主への依存度が低く、落ち着いていて鳴く頻度が少ない傾向があります。

さらに、飼い主への満足度が高い猫はあまり鳴きません。猫はおなかが減ったとき、遊んでほしいとき、トイレが汚れているときなどの生活環境に不満があるとき、飼い主へ鳴いてアピールします。現状に不満がなく飼い主に何かを伝える必要がないときはあまり鳴きません。

猫種

猫があまり鳴かないのには「猫種」が関係しています。

あまり鳴かない猫としてロシアンブルー、シャルトリュー、アビシニアン、エキゾチックショートヘア、ペルシャ、ヒマラヤン、スコティッシュフォールド、サイベリアンなどがあげられます。
これらの猫種は比較的穏やかで落ち着きがある傾向があります。もちろん個体差があり、元気いっぱいの子もいます。さらに、野生で生活していた猫もあまり鳴かない傾向があります。

年齢

猫があまり鳴かないのには「年齢」が関係しています。

子猫のときは母猫に自分のことをアピールするためたくさん鳴きます。子猫の頃は他の人にお世話をしてもらわなければいけません。
シニア猫になれば自分でできることが増えてくるため鳴くことが少なくなります。

健康状態

猫があまり鳴かないのには「健康状態」が関係していることがあります。

体調に問題がなく、飼い主との生活に不満がないときには猫がアピールする必要がなく、あまり鳴かないことがあります。逆に、体調が悪く鳴く気力がないときも鳴かなくなります。

ただ、鳴かないからと言って体調が悪いと確定することはできません。元気や食欲、普段の様子など総合して判断することが望ましいです。
猫がなぜあまり鳴かないのか判断することは難しいため、動物病院などで相談してみることをおすすめします。

猫が鳴かないことでなにか問題はあるの?

猫が鳴かないとこんなに鳴かなくて大丈夫?と心配になってしまうこともあるかもしれませんが、猫が鳴かないからといって特に問題はありません。

猫が鳴かない理由には、現状の環境で満足しているということがあげられます。そのため、元気がなくぐったりしている、全くご飯を食べないなどの体調不良がないのであれば、猫のお世話がきちんとできている証拠でもあります。

飼い主ができる対処法

猫があまりに鳴かないと心配になってしまいますが、あまりに鳴きすぎるというのも問題になります。
ここでは「飼い主ができる対処法」についてご紹介します。

その猫の個性だと受け止める

猫が鳴かないときに飼い主ができる対処法として「その猫の個性だと受け止める」ということがあげられます。

猫が鳴いてくれた方がかわいいと感じるかもしれませんが、鳴かないのもその子の個性です。無理に鳴かせるようなことはせずに、見守りましょう。逆に今の生活に不満がないという証拠でもあります。現在の猫との生活を続けていきましょう。

無駄鳴きを助長させるような行動は控える

猫が鳴かないときに飼い主ができる対処法として「無駄鳴きを助長させるような行動を控える」ということがあげられます。

猫が鳴くのは可愛らしく感じますが、あまりにも鳴きすぎてしまうと近所トラブルや飼い主の生活スタイルを乱してしまう可能性があります。夜鳴きや朝早くに鳴かれてしまうと睡眠時間がしっかり取れないことにも繋がります。

猫が鳴いているときに、必要以上に構うことやおやつをあげるなどの行動は、猫は、鳴くと要求が通るものだと認識してしまいます。そのような行動を続けることでより猫が鳴くようになってしまい、朝でも夜でも構わず鳴きます。無駄鳴きをエスカレートさせないように、このような鳴き方には一貫して応じない姿勢を貫くことが大切です。

鳴かない猫もいる!

出典:https://www.shutterstock.com

ここでは「猫が鳴かない理由や鳴かない猫種、対策法」などについてご紹介しました。

猫が鳴かない理由としては性格、猫種、年齢、環境などのさまざまな要因があげられます。特に猫が鳴かないからといって、病気というわけではありません。
猫の体調に問題ないのであれば、今の環境に満足している証拠でもあります。猫の要求鳴きが増えてしまうとトラブルに発展してしまう可能性もあるため、今の環境を続けてあげましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

オススメ

新着記事