実はすごい!飼い猫にも見られる「狩り」の本能と習性

室内飼いの猫であっても、野性味溢れる姿を見せることがありますが、そこには猫の本能が関係しています。ここでは、猫の習性と、狩猟本能をくすぐるおもちゃをご紹介します。 2021年04月19日作成

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猫は根っからのハンター気質

出典:https://www.shutterstock.com

もともと、野生で暮らしていた猫は、狩りをして獲物を調達し、生き延びてきました。人間とともに暮らすようになってからも、肉食動物に変わりはなく、獲物を狩る必要にない状態でも本能的に狩りをする能力は残っています。

そのため、室内でも動くものを見れば自然と体は反応し、追いかけたり捕まえようとしたりします。狩りの本能が満たされなければストレスを感じてしまうほど、影響のあるものです。

この狩猟本能は、誰から教わらなくとも自然に備わっているものなので、子猫の時に保護したとしても、いずれ何らかの形で見ることができます。具体的に、どのような動作が当てはまるのでしょうか?

おもちゃを追いかける・じゃれる

猫は、捕った獲物をもてあそぶ習性があるため、おもちゃで遊ぶ時にもこれに似た行動を見せることがあります。よくよく観察してみると、捕まえたかと思えばパッと離してながめたり、ひどく噛んでみたりすることもありあます。

ネズミのおもちゃやぬいぐるみで遊んでいる時、人間にはただ遊んでいるように見えるかもしれませんが、猫にとっては狩りの練習だったり、本当に狩りをするつもりで捕まえているのかもしれません。

獲物を持って帰ってくる

完全室内飼いの猫の場合には、あまりないことかもしれませんが、外に自由に行き来できる猫や懐いている野良猫の場合、仕留めた獲物を持って帰ってくることがあるそうです。

玄関を開けたらネズミが横たわっていて、悲鳴をあげた経験のある方もいるのではないでしょうか?その他にも、モグラや鳥など、猫が外で捕まえた獲物を食べずに飼い主のもとへ持ち帰ることは珍しくありません。

これは、親猫が子猫のために獲物を持ち帰るという本能が影響しているようです。

窓から外の鳥を凝視している

室内猫の場合は、実際に狩りをする場面はほとんどありませんが、窓の外にいる鳥などをじっと見つめていることはありませんか?

実際に捕まえたことはなくても、鳥が狩りの対象であることを本能的に分かっているのかもしれません。

こっそりと近づく

飼い主やおもちゃに対して、気づかれないように姿勢を低くしながら忍び足で近づいてくることはありませんか?これも、できるだけ獲物に気づかれないように近づいて襲うための習性のようです。

高い場所によくのぼる

猫は高い所が好きだと言われています。

キャットタワーや棚など、お気に入りの場所は決まって高い場所、という猫は多いです。高い場所を好む理由は、周囲の様子がよく分かるからだと考えられています。獲物も、高い場所にいれば広い範囲から探すことができます。

その他

獲物を狙いまちぶせるために狭い場所に隠れたり、しっかり獲物を捕まえるために爪を研いだりする行動も、狩りをするための習性の1つと考えられています。

狩りをするのは本能、その後は…?

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捕まえた獲物をその後どう殺すのか、どう食べるのかは、母猫に教えてもらって覚えていくそうです。生後5~6週くらいになると、母猫は子猫に色々なことを教え訓練を始めます。狩りは生後2~3か月くらいになってから、まずは母猫が捕ってきた獲物を与えて殺すことを覚えさせるそうです。

子猫のうちから室内で飼われている猫は、獲物を捕まえても殺して食べることまでは教えてもらっておらず、いつまでも遊んでいるだけに留まっていることが多いそう。野良猫と室内猫の狩りの違いは、こうした点に現れてくるようです。

室内猫はおもちゃでストレス解消

どんなにお腹一杯の食事が用意されているとしても、猫には狩猟本能があるためそれを満たしてあげる必要があります。室内飼いの猫の場合には、狩りの必要はありませんが、おもちゃなどをうまく使って、狩りの満足感を与えてあげることが大切です。

猫の狩猟本能をくすぐるようなおもちゃで遊ぶと、運動不足の解消にもつながります。

猫の狩猟本能をくすぐるおもちゃ4選

キャッチ ミー イフ ユー キャン2

カシャカシャと音の鳴るシートの下を、おもちゃのついたスティックがくるくる回り、ネコの狩猟本能を刺激します。電動式なので飼い主さんが手を離せない時にも便利。タイマーがあるため、無駄を防ぐこともできます。


キャッチ ミー イフ ユー キャン2

猫じゃらし 11点セット

釣り竿と、先端のおもちゃ10点がセットになっています。釣り竿タイプのおもちゃは、猫おもちゃの定番。多くの猫が夢中になって遊びます。しなりの良い竿なので、猫が好む獲物の動きを再現することができます。


猫じゃらし 11点セット

自動レーザーポインター

レーザーポインターの光を、猫はとても一生懸命に追いかけて遊びます。こちらはボタンを押すだけでOKなので、飼い主さんが付きっきりで遊んであげられない時に便利です。低速モードと高速モードがあります。猫の目に負担をかけないレーザーなので安心です。


自動レーザーポインター

猫用もぐら叩き

猫の本能や好奇心を刺激するもぐらたたきです。ぬくもりのある木の箱から、小さなもぐら達がピョコンと顔を出します。運動不足の解消はもちろんですが、猫の頭脳を鍛える知育玩具としてもおすすめ。


猫用もぐら叩き

猫の狩猟本能を満たしてストレス解消を

出典:https://www.shutterstock.com

ここでは、猫の狩猟本能について、具体的な普段の様子から分かる行動とともにご紹介しました。室内飼いで狩りをする必要がなくても、猫には獲物を捕らえようとする本能が備わっています。日頃から、そんな狩りの本能を満たしてあげるような遊びを意識すると、運動不足やストレス解消につながるようです。ぜひ、ご紹介したおもちゃを活用して、遊んであげてくださいね。

参考サイト

ケンコーコム(参照日2021-3-24)
https://item.rakuten.co.jp/kenkocom/e435761h/

purple7(参照日2021-3-24)
https://item.rakuten.co.jp/purple7/cattoy-lod/

株式会社山栄商会(参照日2021-3-24)
https://item.rakuten.co.jp/babel/mz-doq/

トイらんど(参照日2021-3-24)
https://item.rakuten.co.jp/toys-land/nekomogu8/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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