猫にもいじめはあるのか
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猫の世界にもいじめはあります。猫の世界は弱肉強食の世界に少し似ており、縄張り争いなどから強いものが弱いものをいじめる、攻撃することがあります。弱い猫は基本的に勝てないと悟るとその場所から逃げ出します。猫の縄張りから出ていけば強い猫も深追いすることはあまりありません。
猫が攻撃をするときにみせるボディランゲージとして「じっと見る」「シャーという威嚇行動をする」「噛みつく」「追いかけまわす」「引っ掻く」などがみられます。
猫がいじめをしているときの対策法
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猫がいじめをしているのに気づいても、言葉でだめだよと伝えても猫が理解することは難しいでしょう。
では、私たちはどのように接すればいいのでしょうか。
ここでは「猫がいじめをしているときの対策法」についてご紹介します。
別の場所で生活させる
猫がいじめをしているときは「猫を別の場所で生活させる」ことが大切です。
猫がいじめをしている場合、どちらかの猫が怪我をしてしまう可能性があり、何が原因なのか知るまでは物理的な距離をとってあげることが必要です。そのまま放置してしまうと、2匹の関係がさらに悪化し、お互いにとって良い関係を築くことが難しくなってしまいます。
原因が判明し落ち着くまでは2匹が顔を合わせないようにしてあげましょう。
いじめのタイミングを把握する
猫が他の猫をいじめをしているときは、「いじめのタイミングを把握する」ことが大切です。
普段の生活では何の問題もなく過ごしているのに、あるタイミングでいじめが起こるといった場合、そのタイミングを調べましょう。タイミングを知ることにより、なぜ猫がいじめをするのかという問題のヒントを見つけることができます。
猫の気持ちを落ち着かせる
猫がいじめをしているときは「猫の気持ちを落ち着かせる」ことが大切です。
いじめが起きている現場では被害側も加害側も興奮状態になっています。まずは2匹を引き離し、別の場所でゆっくり過ごさせましょう。その後ストレスを発散できるよう遊んであげることやおもちゃで体を動かせるようにしましょう。
猫のいじめをなくす方法とは?
猫のいじめはいじめをする側の猫が問題になります。そのため、猫のいじめをなくすためにはいじめ側の猫がなぜいじめをするのか知っていくことが大切です。
ここでは「猫のいじめをなくす方法」についてご紹介します。
いじめの原因を究明する
猫のいじめをなくす方法として「原因を究明」することが必要です。
いじめは猫のストレスから引き起こされることもあるため、猫の行動を調べることも大切です。猫がいじめをした原因がどのようなことなのかを調べてみましょう。
ストレスや縄張り意識などが原因として起こることもあるため、猫の生活環境の見直しすることもおすすめです。
ストレスを溜めないような対策をする
猫のいじめをなくす方法として「ストレスを溜めないような対策」が大切です。
いじめの原因は家庭環境により異なりますが、原因にストレスが挙げられることが多いです。猫が体を動かすことができる環境は整っているのか、食事は足りているのか、睡眠時間は足りているのか、体調を崩していないかをそれぞれ確認してみましょう。
猫のストレス発散方法
猫は、私からは気ままに生活しているように見えますが、ストレスを感じることがあります。猫は、ストレスを溜めすぎると、ときに問題行動を引き起こす可能性もあるため、定期的に発散させてあげましょう。
ここでは「猫のストレス発散方法」についてご紹介します。
体を動かす
猫のストレス発散方法として「体を動かす」ことがおすすめです。
猫は野生では自分で狩をして生活していました。そのため、狩猟本能がくすぐられるようなおもちゃを用意してあげましょう。さらに上下運動ができるようなキャットタワーや爪とぎができるおもちゃなども用意することがおすすめです。
なお、おもちゃや爪とぎは消耗品のため、古くなってきたら新しいものを購入しましょう。
猫が単独で落ち着ける時間を作る
猫のストレス発散方法として「単独で過ごせる時間を作る」ことがおすすめです。
猫も1匹で過ごす時間も必要です。リラックスしているときは、声をかけたり構ったりしたりせずにゆっくりと過ごせるようにしましょう。
おやつを与える
猫のストレス発散方法として「おやつを与える」ことも効果的です。
猫は美味しいものを食べることでリラックスし、気持ちを落ち着けることができます。愛猫がどんなものを好んでいるのかを知り、適切なおやつを与えてあげましょう。嗜好性の高いちゅーるなどもおすすめです。
猫のストレスを溜めないようにしよう
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ここでは「猫のいじめはあるのか、いじめの対策」についてご紹介しました。
猫にもいじめはあります。もともと攻撃的な子や縄張り意識が強い子に、いじめは多く見られます。しかし、性格だけでなく、新しく猫を迎え入れるなどの環境の変化により、いじめがみられることもあります。
どちらにせよ、先住猫がなぜそんな行動をするのか、原因を調べ適切な対応をしていくことが大切です。
著者情報

こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。