猫のおやつを与える頻度は？ちゅ〜るなどのおすすめ猫用おやつをご紹介

おやつは指向性も高くご飯が大好きな猫にとっては大好きなものです。テレビCMでも美味しそうに「ちゅ〜る」を食べている姿を目にすることもあります。
しかし、おやつは無限に与えていいものではありません。与える量などは決められた量を守ることが大切です。
ここでは、猫のおやつを与える頻度や量について解説します。

猫のおやつを与える量は「基本は1日に必要とするエネルギーの20％以内」に抑えることが推奨されています。
まず愛猫の体重や体格から1日に必要なエネルギー量を計算します。

安静時のエネルギー要求量（キロカロリー）は【 体重（kg）×30+70 】
で計算することができます。

4.0kgの猫の場合、
4.0×30+70=190
190kcal（1日に必要なエネルギー量）となり、
190×0.2=38
38kcal以内におやつの量を抑える必要があるということになります。

※計算方法や、1日のおやつはエネルギーの何%以下が理想なのかは、さまざまな意見や計算方法があるため、こちらはあくまで算出方法の一例として参考にしてください。また、猫の品種やライフステージ、体調によっても数値は変わってきます。愛猫について詳しく知りたい場合には、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

おやつは種類によって含まれているカロリーが異なります。そのため、猫に与える前におやつのパッケージに記載されている給与量を確認しましょう。給与量内だからと、たくさん与えてしまうと、普段のご飯を食べなくなる可能性もあるため、注意が必要です。
おやつを与えるときには、与えた量のカロリー分、ご飯量を少し減らすことも忘れないようにしましょう。

おやつを与える頻度は特に決められていませんが、いつもの食事の直前や直後は控えるようにしましょう。食前に与えてしまうと、おやつに満足しご飯を食べてくれなくなる可能性があります。
食後の場合は問題ないように感じますが、ご飯に満足している状態で更におやつを与えることで食べすぎてしまいます。食べすぎの状態では嘔吐や下痢などの胃腸障害を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。おやつは食事の時間を配慮して与えましょう。

おやつの時間は猫にとっても幸せな時間となりますが、おやつを与えすぎてしまうことは猫にとってデメリットもあります。ここでは、おやつを過剰に与えているとどのようなことが予想されるか、ご説明します。

おやつはカロリーが高いものも多く、過剰に与えるとすぐに肥満になってしまいます。肥満になると体を動かしづらくなるため運動不足になります。さらにストレスが溜まるだけでなく、病気のリスクも上がります。肥満になるとダイエットをしても簡単には体重は減りません。

おやつを過剰に与えてしまうと、ご飯を食べなくても美味しいおやつを食べるからと、ご飯を食べなくなることがあります。おやつは一般食であり、1日に必要な栄養が満たされていません。ご飯を食べなくなると栄養失調を引き起こし、病気の原因にもなりかねません。

嗜好性の高いおやつばかり食べていると、猫は食事に対しての好き嫌いが出てきて、偏食になる可能性があります。偏食がちになると、万が一病気になったときに特別療法食を食べなければいけないときに苦労するかと思います。

おやつは与える量や頻度さえ守れば、猫とのコミュニケーションに良い影響を及ぼしてくれます。

猫のおやつと言えば「ちゅ〜る」が有名ですよね。ちゅ〜るには基本のスティックタイプのほかにも、さまざまな種類の猫用おやつが販売されています。ここでは、おすすめのちゅ〜る商品をご紹介します。

人気の高いちゅ〜るの60本入りバラエティパックです。まぐろ味のほかにも、かつお味やささみ味など、いろんな味が楽しめるようになっています。舐めて食べられるので、子猫や高齢猫ちゃんも食べやすいのが特徴です。

焼かつお味のちゅ〜るです。子猫用にやわらかく仕上げてあり、十分に小さくほぐして与えるようにします。合成保存料や合成添加物不使用になっているため、安心して与えることができるでしょう。

食べさせやすいチューブタイプのちゅ〜るです。与えたい分だけ与えて蓋をして保存が可能なので、日頃のおやつの量を制限したい飼い主さんにもおすすめです。ほたて仕立てのものや、毛玉に配慮したもの、総合栄養食など、バリエーションも豊富にそろっています。

ビッツタイプのちゅ〜るおやつです。外はふっくら、中はちゅ～るが入っている2つの食感が楽しめます。テトラパックに小分けになっており、与えやすく食べやすい仕様となっています。

総合栄養食タイプのちゅ〜るです。1歳からの成猫に必要な栄養をバランスよく配合しており、おやつタイプよりも栄養が強化されています。

ここでは、猫におやつを与える頻度や量について解説しました。
おやつを食べることは猫にとって幸せな時間であり、飼い主と猫の大事なコミュニケーション手段でもあります。与える量をしっかりと守ったうえで上手に活用すれば、猫との信頼関係も築くことができるでしょう。