猫がご飯は食べないのにおやつは食べる！原因や対処方法について解説

まずは、猫がご飯を食べない原因について見ていきましょう。
さまざまな原因がありますが、愛猫の状態と照らし合わせて原因を探ってみることをおすすめします。

はじめに挙げられるのは、猫が体調不良によりご飯を食べなくなっている可能性です。
体調不良で食欲が落ちてしまい、ご飯を食べる元気がないのかもしれません。
しかし、おやつであれば嗜好性が高いため食べることもあるでしょう。

シニア猫の場合は、単純に食が細くなったためそこまでお腹がすいていないことが考えられます。
加齢による食欲の低下は、ほとんどの猫にみられる症状でしょう。
しかし、しっかりと対処しなければ栄養素が不足する可能性もあります。

もしかしたら、いつも食べているキャットフードに飽きてしまった可能性があります。
人間も毎日同じ食事をしていたら飽きてしまうのと同じで、猫も毎日決まったキャットフードばかりを食べていると、食事を楽しむことができないのかもしれません。

また、キャットフードの保管の仕方が悪く、品質が落ちていることもあるでしょう。
酸化などで風味が減少し品質が落ちたキャットフードは、猫が好んで食べなくなってしまうため、気を付ける必要があります。

猫がご飯を食べないからといって、おやつを与えすぎるのは良くありません。
たしかに猫の食欲がなければ心配になるでしょうが、おやつで満腹にしてしまうと、1日に必要な栄養素を摂取することができなくなります。
おやつはあくまで間食やご褒美として与えるもので、主食として与えるのは絶対にキャットフードでなければなりません。

次に、猫が食欲不振のときの対処方法について解説します。
食欲不振になると、十分な栄養素を摂取できず、さらに体調不良になってしまう可能性があるため、早めの対処が大切です。

猫の食欲不振の原因が特定できないのであれば、動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
もしかしたら、体調不良や病気などが原因でご飯を食べなくなっているのかもしれません。
病気であれば、早期発見が大切になります。
体調不良を治すことで、猫の食欲は回復することが期待できるため、猫がご飯を食べないようであれば早めに獣医師に診てもらうと良いでしょう。

猫がキャットフードに飽きてしまったのであれば、キャットフードを変えることで食欲不振が治ることがあります。
キャットフードは1週間ほどの時間をかけながら徐々に切り替えることで、猫の身体への影響も少ないでしょう。
また、猫が飽きないように何種類かのキャットフードを常備しておき、それらをローテーションで与える方法もおすすめです。

食欲不振の猫でも、香りの強いウェットフードであれば食べることがあります。
嗜好性の強いウェットフードは、食欲不振の猫に最適といえるでしょう。
しかし、ウェットフードは総合栄養食の基準をクリアしているものが少ないため、主食として与えるのはおすすめしません。
もちろん総合栄養食の基準をクリアしたウェットフードであれば良いですが、そうでない場合には普段与えているドライフードにウェットフードを混ぜるなどの工夫が必要です。

猫がしっかりとご飯を食べてもらうためには、食事時間に空腹でなければなりません。
そのため、猫におやつなどの間食を与えないのも対処方法のひとつとして挙げられます。
「猫が欲しそうにしているから…」「おやつをあげると懐いてくれるから…」と、安易におやつを大量に与えていては、肥満や病気に繋がってしまうでしょう。
愛猫のことを大切に考えているのであれば、おやつを与えずにご飯を食べてもらうことが何よりも重要といえます。

食欲不振の猫は、香りの強いウェットフードであれば食べることもあるでしょう。
最後に、おすすめの猫用ウェットフードをご紹介します。

厳選した自然素材にこだわって作られた、猫用ウェットフードです。
猫にいつでも新鮮な状態で食べてもらえるように、小分けパックになっています。
さまざまな味が用意されているため、複数の味に慣れさせておけば、ローテーションすることによって猫は飽きずに食事をすることができるでしょう。

新鮮なまぐろの白肉をたっぷりと使用した、ウェットフードです。
愛猫に余計な添加物が含まれているものは与えたくないという飼い主には特におすすめのフードといえます。
しかし、総合栄養食の基準は満たしていないため、ドライフードに混ぜて与える方法が良いでしょう。

ウェットフードでありながら、総合栄養食の基準をクリアしています。
鶏肉とにんじんに、ビタミンとミネラルを加えたスープで調理しているため、しっかりと栄養を摂取できるでしょう。
また、アレルギーに配慮して穀物は不使用なのも嬉しいポイントです。

猫が本能的に求める栄養バランスに調整された総合栄養食のウェットフードです。
猫が飽きてしまわないよう、同じ成分で異なる食感も用意されているなど、猫の食いつきをしっかり追求したキャットフードです。

猫がご飯を食べないのは、必ず原因があります。
キャットフードに飽きてしまったりおやつの食べ過ぎであったりと原因はさまざまですが、どれもしっかりと対処することで猫の食欲は回復するでしょう。
また、猫の体調不良が考えられる場合には、早めに動物病院へ連れて行くことが大切です。
一時的にウェットフードを与えて、猫の食欲を刺激するのも良いでしょう。