餌を食べている途中に、前足で砂をかけるしぐさをするのを見たことがありませんか?これは、「お腹いっぱい」「今はいらない」のサインです。子猫が餌を残してしまうことを心配している飼い主さんも多いのではないでしょうか。また、残した餌をそのまま置いておくべきか?と悩んでいる飼い主さんもいるかもしれません。今回は、子猫が餌を残す理由や、餌を片付けるべき時間の目安について解説します。
子猫が餌を残すのはなぜ?
子猫が餌を残す理由はさまざまです。人間にも食いしん坊な人と食の細い人がいるように、猫によっても食べる量やペースにはばらつきがあります。
猫の習性
猫は犬とは異なり、食べたいタイミングで食べたい量を口にすることが多いと言います。急に餌を残すようになったわけでなければ、その猫の習性だと考えられるでしょう。特に子猫は胃が小さいので、一度にたくさんの量を食べられないこともあります。
フードに飽きた、フードが好みでない
いつも同じ食事をすれば飽きることは、想像に難くないでしょう。いつも同じフードを食べ続ける猫もいれば、飽きっぽい猫もいます。猫にも好みがあるので、フードを変えれば食いつきがよくなる可能性もあります。
餌や環境の変化
猫は非常にデリケートです。「いつもと違う味がする」「皿が変わった」「引っ越しなどで環境が変わった」といった変化にストレスを覚えます。それにより、餌が喉を通らないことがあります。
生後4ヶ月くらいから餌の量が減る猫も
猫は、生後4ヶ月までに急激に成長します。その後は、ゆるやかに成長する時期になるため、餌の食いつきが悪くなったり、食べ方にムラが見られたりすることもあるのが特徴です。もし、吐き戻すことなく、元気に過ごしているのであれば心配はいらないでしょう。
残した餌はそのまま置いておいて大丈夫?
子猫が餌を食べ残した場合、困ってしまうのが餌の処理です。「置いておけばそのうち食べるから」と、そのままにする人もいますが、餌は劣化するので放置することは基本的におすすめしません。
ウェットフードの場合
水分の多いウェットフードは、食べきれなかった分は必ずすぐに片付けるようにしてください。特に、気温の高い夏場はすぐに腐敗が進みます。一度開封して缶に残ったフードは、冷蔵庫に入れておけば腐敗を遅らせることもできますが、それでも1日程度が限界です。
ドライフードの場合
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ドライフードは、ウェットフードよりも置き餌に向いています。とはいえ、当然ながらまったく劣化しないわけではありませんし、長く置いておくとドライフードの持ち味である香りが抜けてしまいます。
特に食べ残したドライフードには猫の唾液がついている可能性があり、それが雑菌の繁殖、腐敗の原因になります。また、保存料を使用していない良質なフードは、劣化が早いので注意が必要です。
ドライフードであっても、いつまでも食べる様子のない餌は片付けてしまいましょう。
【対処法①】子猫が残さずに食べきれる量に調整しよう
子猫に餌を与える際は、どれくらいの量なら食べきれるのかよく観察してください。そして、1度に食べきれる量を皿に入れてあげましょう。
また、子猫の食事は1日につき3~4回が適正です。1度にたくさんの量は食べられませんが、回数を増やすことで必要な栄養を摂れるように調整してあげてください。
食いつきが悪い場合は、猫用のおやつやかつおぶしをトッピングして与えるのもおすすめです。
【対処法②】フードストッカーを活用しよう
子猫が餌を残してしまう原因には、キャットフードがすでに酸化してしまっている可能性もあります。
普段からしっかりと保存・管理できるように、キャットフードを保存するペット専用のフードストッカーを活用してみましょう。
ここではおすすめのフードストッカーをご紹介します。
密閉フードストッカー MY-3
密閉性の高いペット用のフードストッカーです。
内容量は約8ℓあり、ドライフードを約3kgまで保存できます。
蓋の裏には除湿剤を入れるスペースやスコップも付属しています。
真空保存容器ターンシール
蓋を閉め、上のダイヤルを回すだけで簡単に真空保存が可能なフードストッカーです。
積み重ねも可能でUVを強力にカットできお手入れも簡単と、機能性も申し分ありません。
ペットフードカン
シリコンパッキンでしっかり密閉される大容量のフードストッカーです。
蓋には安全ロック機能が付いており、ペットのいたずらも防止してくれます。
スタイリッシュなデザインと機能性を兼ね備えたフードストッカーです。
まったく食べない場合は病気かも?
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多少なりとも餌に口をつけて残す場合は問題ないケースが多いですが、まったく食べない場合は、環境のストレスや病気を疑ったほうがいいかもしれません。猫は、24時間以上何も口にしていない状態が続くと、脂肪肝になる恐れがあります。子猫の場合は、食欲不振からあっという間に体調を壊すことがあるので、最後の食事から8~16時間何も食べない場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
以下が食欲不振によって病院を受診する目安です。
・生後1~2ヶ月の子猫:8時間以内
・2~3ヶ月の子猫:12時間以内
・3~4ヶ月の子猫:16時間以内
・1歳以上の成猫:24時間以内
猫が餌を残すのは、習性や一時的な気分による場合もあるので、特に心配のないケースも多くあります。しかし、何か変わった様子があれば、ためらわず動物病院を受診しましょう。体の小さな子猫をしっかり守ってあげてくださいね。
快適ペットライフ(参照日:2020-08-27)
https://item.rakuten.co.jp/petworldone/492939/
ANKOMNショップ 楽天市場店(参照日:2020-08-27)
https://item.rakuten.co.jp/ankomn/tns2400hb_pet_1/
ラフィネ(キッチン&生活雑貨)(参照日:2020-08-27)
https://item.rakuten.co.jp/n-raffine/cw1887/
著者情報
UCHINOCO編集部
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