【子猫を育てる】4ヶ月目は歯が生え変わってくる!最適な餌と量について

急成長期と呼ばれる猫の月齢4ヶ月前後は、人間の思春期とも言えます。どんどん変化する子猫は歯が生え変わってくる子も多いです。生え変わり時期の猫に必要な餌のタイプと、餌の量を導く計算式をご紹介しましょう。 2019年11月28日作成

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4ヶ月の子猫は成長期の真っ只中。日々変化していく姿を見るのは、飼い主にとってもうれしいことなのではないでしょうか。成長するということは、同時に食事も変わるということ。今回は4ヶ月前後の子猫に合った餌の特徴と量を紹介します。

4ヶ月の子猫に必要な餌の量は?

離乳したころから、子猫にはたくさんの栄養が必要になってきます。成猫の場合は、体重に70~80kcalをかけたものが必要なエネルギーだと言われていますが、子猫の場合はその約3倍のカロリーが必要とされています。
一般的に、子猫に必要なエネルギーを計算する際には、体重に対して200kcalをかけるのですが、2ヶ月前後の子猫に比べて、4ヶ月は内臓などがしっかり形成されはじめ、栄養効率がよくなっています。したがって、かけるカロリーを130kcalに減らして計算しましょう。

<4ヶ月の子猫に必要なエネルギーの計算式>
体重kg×130kcal=必要エネルギー

これをキャットフードのカロリー表示にあてはめれば、必要なグラム数が導き出されます。たとえば、体重2kgの子猫に100gで400kcalの餌を与えるとすると、

2×130=260kcal

260÷400×100=65g

となり、「1日に65gの餌を与えればいい」ということになります。

まだまだ未熟。ドライは子猫用で

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乳歯から永久歯へと生え変わるのも、実はこの4ヶ月前後。顎もしっかりとしてくるので、比較的硬いものも平気です。ふやかさなくても子猫用のドライフードなら食べられるようになっている子猫が多くなります。

ただし、完全に生え変わるまでは成猫用のドライフードは避けましょう。子猫用に比べてかなり硬いため、噛み砕けない場合があります。そのまま飲み込んでしまうと消化不良を起こしたり、喉をつまらせたりする可能性もあるため、注意が必要です。

また、精神的にも不安定な時期であるため、子猫用のドライフードであっても食べてくれないときがあるかもしれません。安定するまではふやかしご飯に戻したり、ペット用ミルクをかけてあげたりと、しっかり付き添って、様子を見てあげてください。

なお、この時期はさまざまなものに興味を持ちます。特においしそうな匂いのするものは、思わず食べてしまう危険性があるので、キッチンなどの食品には注意しましょう。人間の食べる塩分の多いものは特に、体の小さい子猫への影響が大きいので、誤って食べない様に気をつけてください。

こまめに多くのエネルギーを

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この時期の子猫は、運動量が格段に多くなっていきます。野生で言えば、母猫が狩りを教える時期に当たるため、体づくりの面からもこの時期はたくさん遊んで運動するのがいいでしょう。それに伴い、成猫よりも多いエネルギーが必要になるのですが、このエネルギー分のカロリーを一度に消化する力はまだありません。

運動でお腹が空くと、一気にたくさん食べてしまい、消化しきれず結局吐いてしまうこともあります。したがって、飼い主が一度の量を調整して、1日3~4回に分けて与えるようにしましょう。なお、成長期なので肥満などを気にする必要はまだありません。餌をねだるようなら、その都度あげても大丈夫です。

4ヶ月は変化が大きい

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一般的に4ヶ月当たりの子猫は「急成長期」と呼ばれています。見た目や肉体の変化が大きく、体重が増え、顔つきもかなり成猫に近くなる時期です。成長が安定したようにも見えますが、この時期はいわば人間の中学生あたり。肉体的にも精神的にも成熟へ向かう期間なので、何かと問題が出てきます。

特に覚えておきたいのが、オスの去勢についてです。猫の発情期が始まる5~6ヶ月から手術するのが一般的ですが、実は4ヶ月で去勢をするのがいいとも言われています。発情前であれば、スプレーという強烈な臭いのおしっこや、夜鳴きをする確率が格段に下がりますし、体の負担も子猫のほうが低いとされています。ワクチン接種のあとと考えると、4ヶ月がベスト。去勢を考えている方は参考にしてください。

ただ、去勢をすると食欲が増え、太りやすくなるというのを聞いたこともあるでしょう。これは性欲が削がれ、欲求が食欲に一本化されることと、生殖に使うエネルギーが抑えられることが原因です。4ヶ月ならさほど気にする必要はありませんが、今後成長する過程で影響が出てくるかもしれません。成長期の終わるころに、様子を見てキャットフードを選んであげましょう。

4ヶ月の子猫の食事についてまとめてみました。子猫が4ヶ月の時期は、おそらく飼い主が一番忙しくなる時期だと思います。このころを境に大人になっていくので、かわいらしい子猫の姿を目に焼きつけながら、今後の成長に向けてたくさん愛情を注いでくださいね。

著者情報

UCHINOCO編集部

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