思わず笑っちゃう!猫のかわいすぎる「変な顔」特集

猫と暮らしていると、思わず笑ってしまうような「変な顔」に出会えることがあります。
そのユニークな表情には、実は猫なりの気持ちや体のサインが表れているのです。
この記事では、猫が見せる変わった表情とその意味について詳しく紹介します。 2025年10月27日作成

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定番の変顔「フレーメン反応」とは?

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猫の変顔といえば、猫好きのあいだでよく知られるのが「フレーメン反応」です。まずはこのユニークな表情について紹介します。

フレーメン反応とは?

フレーメン反応とは、猫が特定の匂いを嗅いだあと、口を半開きにしたまま固まる仕草のことです。まるで「臭い!」と顔をしかめているように見えるため、思わず笑ってしまう飼い主も多いでしょう。

しかし、この表情は不快を示しているのではありません。これは猫がじっくりと匂いを分析しているときの仕草なのです。猫だけでなく、トラ、馬、犬などさまざまな哺乳動物でも見られます。

どんなときに見られる?

フレーメン反応は、猫がほかの個体に関する情報を確かめようとするときによく見られます。

たとえば、別の猫が残したマーキングの匂いを嗅いだときや、発情期特有のフェロモンを感じ取ったときです。猫はこうした匂いから、相手の性別や発情の有無などを読み取ろうとします。

また飼い主の汗の匂いや、ハッカやキャットニップといった植物に対しても、フレーメン反応を示す場合があります。これは人間の汗やハッカ系の植物に、猫のフェロモンと似た成分が含まれているためです。

いずれの場合も、この仕草は猫が一生懸命に情報を集めている証拠。もし愛猫がフレーメン反応を見せたら、ユニークな表情を楽しみながらそっと見守ってあげましょう。

まだまだある!個性的な猫の変顔をたっぷり紹介

フレーメン反応のほかにも、猫はさまざまなシーンで個性的な表情を見せてくれます。ここでは、表情豊かな猫の変顔をたっぷりと紹介します。

耳を横にぺたんと倒す「イカ耳顔」

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猫が耳を横にぺたんと倒す仕草は「イカ耳」と呼ばれています。これは「不安」「警戒」「怒り」といったネガティブな感情の表れです。

多頭飼いの家庭では、猫同士がケンカをする前によく見られる表情でもあります。イカ耳になっているときは、むやみに近づくと攻撃される可能性もあるため注意が必要です。猫が落ち着くまで静かに見守ってあげましょう。

目を丸くして固まる「びっくり顔」

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突然の大きな物音や見慣れないものに対して、猫が目を見開いてフリーズすることがあります。「えっ!?」と言わんばかりの表情は、猫が驚きや警戒心を抱いているサインです。
一瞬の表情ですが、写真に収めるとインパクト抜群の面白い一枚になります。

目を細める「とろけ顔」

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猫がうっとりと目を細めるのは、安心と信頼の表れです。飼い主に撫でられているときや、くつろいでいるときによく見られます。
もし猫が飼い主に向かって目を細めたら「大好き」という気持ちを伝えているのかもしれません。ただし、単に光をまぶしがって目を細めているだけの場合もあります。

口角が上がって見える「微笑み顔」

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猫の顔立ちによっては、やさしく微笑むような表情に出会えることも。もちろん、人間のように感情で笑っているわけではありませんが、筋肉のゆるみや口の形によって口角が上がっているように見えるのです。
飼い主に寄り添いながらこの表情を見せてくれたら、思わずこちらまで幸せな気持ちになりますね。

大きく口を開けた「あくび顔」

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普段はクールな猫も、あくびの瞬間にはユーモアたっぷりの表情を見せてくれます。大きく口を開けて舌を丸めたり、鋭い歯をのぞかせたりする姿に、思わずカメラを向けてしまう飼い主も多いでしょう。

あくびは眠気のサインだけでなく、気持ちを切り替えるための合図でもあります。飼い主に叱られたときや、ジャンプに失敗したときにあくびをしていたら、不安や気まずさをごまかしているのかもしれません。

ゆるみきった「寝起き顔」

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寝起きのタイミングには、目が半開きでぼんやりした表情が見られることも。寝ぐせで毛がはねていたり、顔がむくんでいるように見えたりと、人間味あふれる無防備な姿がなんともかわいらしいですね。

これは深い眠りから覚めて、まだ頭が切り替わっていない状態を表しています。愛猫のゆるみきった表情が見られるのは、信頼を寄せられている飼い主だけの特権です。

病気のサイン?いつもと違った変顔に注意

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猫のユニークな変顔は、飼い主を和ませてくれる一方で、病気のサインを示していることもあります。

愛猫の健康を守るためには、小さな変化を見逃さないことが大切です。次のような表情や仕草が見られないか、注意深く観察してあげましょう。

口を開けたまま呼吸をしている

口を開けたまま呼吸をしている場合は、フレーメン反応ではなく、呼吸器系のトラブルを抱えているのかもしれません。アレルギーや感染症による鼻づまりが原因となる場合もあります。荒い呼吸や苦しそうな様子が続くときは、すぐに動物病院を受診しましょう。

耳をしきりに気にしている

耳を動かすのは自然なことですが、しきりに耳を触ったり頭を振ったりしている場合は、外耳炎の可能性があります。いつもと違う臭いやかさぶたなどの異常がみられたら早めの受診をおすすめします。

片目だけを細めている

片方の目だけを細めたり、まばたきを繰り返していたりするときは、角膜炎や結膜炎などのトラブルを抱えているサインかもしれません。「目やにが増えた」「目をかゆがる」といった様子があれば、速やかに獣医師へ相談しましょう。

あくびをしたときの口臭が強い

あくびをしたときの口臭が気になる場合は、口内炎や歯周病などの口腔トラブルが隠れている可能性が考えられます。歯石や歯垢が溜まると歯ぐきが炎症を起こし、強い臭いを生じることがあります。日頃の歯磨きやデンタルケアを見直してみましょう。

また、腎臓の機能が低下していると、体内に老廃物がたまり「アンモニア臭」のような独特の臭いがすることもあります。口臭が続くときは早めに動物病院で診てもらうのがおすすめです。

まとめ

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本記事では、猫が見せる変わった表情とその意味について紹介しました。

猫の「変顔」は、フレーメン反応のような本能的なものから、とろけ顔のような飼い主への愛情を表すものまで、実にさまざまです。

それぞれの表情には、猫なりの気持ちや体調の変化を示すサインが隠されています。日頃から愛猫の表情をよく観察し、その裏にあるメッセージを読み解くことがより深い信頼関係へとつながります。

変顔を通じて日々のコミュニケーションを楽しみながら、愛猫との絆をさらに深めてみてくださいね。

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