猫が逃げた!まずは落ち着いて基本の対処法を

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愛猫がいなくなったことに気づいたら、まずは大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着かせましょう。
脱走したばかりの猫は、外の世界に驚いてパニックになり、近くに隠れていることが多いです。飼い主が慌てて探し回ったり、大きな声で名前を叫んだりすると、さらに驚いて遠くへ逃げてしまうことも。飼い主の冷静な行動こそが、愛猫との再会への一番の近道です。
以下の手順を参考にしながら、落ち着いて行動しましょう。
1. 自宅の中をもう一度しっかり探す
「逃げたと思ったら、実は家の中にいた」というケースは意外と多いものです。
押入れの奥、ベッドの下、家具の裏、カーテンの影、洗濯機の中など、猫が隠れそうな狭い場所をすみずみまで確認しましょう。
物音を立てず、静かな場所でじっと息を潜めている可能性もあります。
2. 自宅周辺を中心に探す
家の中にいないことが確認できたら、次に家の周りを捜索します。
特に室内飼いの猫は、外の世界に慣れていないため、遠くまで行かずに自宅のすぐ近くに潜んでいる可能性が高いです。
【捜索範囲の目安】
まずは自宅から半径50m以内を徹底的に探しましょう。
臆病な性格の猫ほど、自宅の敷地内や隣の家の物陰などでじっと隠れていることが多いです。
【隠れやすい場所の例】
猫は狭くて暗い場所を好みます。以下の場所を重点的にチェックしてみましょう。
・車の下、エンジンルーム、タイヤの隙間
・エアコンの室外機の裏や下
・物置や倉庫の下、縁の下
・植え込みや生い茂った茂みの中
・側溝や排水溝の中
【効果的な時間帯】
猫は夜行性のため、捜索は日が落ちた後の夜間がおすすめです。人や車の通りが少なくなると、猫が安心して隠れ場所から出てくることも。
暗がりで懐中電灯を照らすと、猫の目が光って反射するため発見しやすくなります。
3. 猫が帰ってこられるように工夫する
猫は自分の匂いを頼りに、テリトリーである自宅へ帰ってくる習性があります。
玄関やベランダの窓を少し開けておいたり、普段使っているベッドや猫砂の入ったトイレを外に置いたりすると、匂いを手がかりに戻ってくるかもしれません。
4. 周囲へ「迷い猫」の連絡を入れる
自宅周辺を探しても見つからない場合は、近隣の動物病院・保健所(動物愛護センター)・警察署に連絡を入れましょう。
すでに保護されている場合や、目撃情報が寄せられていることもあります。猫の特徴(名前、毛色、性別、首輪の有無など)をできるだけ詳しく伝えることが大切です。
5. チラシやSNS・アプリを活用する
自分だけで探すのではなく、地域の人の力を借りましょう。チラシやSNSを活用すれば、より多くの人に情報を届けることができます。
【チラシを作成】
愛猫の写真(特徴がわかりやすいもの)、名前、毛色、性別、逃げた日時と場所、連絡先などを記載しましょう。
作成したチラシは、近隣住宅へのポスティングのほか、動物病院・スーパー・コンビニ・ペットショップなど、人の目に留まりやすい場所に掲示をお願いすると効果的です。
【SNSで発信】
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS活用も有効です。「#迷い猫」「#猫探してます」「#(地域名)」といったハッシュタグを付けて発信すると、情報が拡散されやすくなります。
【迷子猫専用アプリや掲示板】
最近では、迷子のペット情報を専門に扱うウェブサイトやアプリも増えています。目撃情報が寄せられることもあるため、活用を検討してみましょう。
愛猫を安全に保護するためのポイント

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愛猫を見つけたとしても、大きな声で名前を読んだり、慌てて追いかけたりしてはいけません。脱走後の猫は興奮し、パニック状態にあります。たとえ飼い主だとわかっていても、逃げたり威嚇したりすることがあります。
愛猫を安全に保護するため、以下の点に注意しましょう。
距離を保ち、落ち着いた声で呼びかける
まずは数メートルの距離を保ち、しゃがんで猫の目線に合わせます。駆け寄りたくなる気持ちをぐっとこらえて、まずは猫を安心させてあげましょう。猫を刺激しないよう、落ち着いたトーンでやさしく名前を呼びかけるのがポイントです。
お気に入りのごはんやおやつで引き寄せる
大好きなごはんやおやつの匂いで気を引き、猫の方から近づいてくるのを待ちましょう。猫が安心して食べている隙に、背後からそっと近づき、毛布やタオルをかけてやさしく保護します。
猫が暴れて逃げださないよう、そのまま速やかにキャリーケースに入れましょう。
捕獲器
家の近くにいることはわかっているのに、どうしても近寄らせてくれない場合は、「捕獲器」の利用も検討しましょう。動物愛護センターなどで貸し出していることもあります。
捕獲器の中にお気に入りのフードを入れて、上から猫の匂いのついた毛布などで覆うと効果的です。設置したあとは猫が自然に入るのを焦らずに待ちましょう。
こちらのような踏み板式の捕獲器なら、猫を傷つける心配もなく、安全に保護することができます。

脱走を繰り返さない!再発防止策と役立つアイテム
愛猫と無事に再会できたら、次は「脱走を繰り返さない」ための環境づくりが大切です。ここでは、再発を防ぐための具体的な方法と便利なアイテムを紹介します。
脱走防止ゲート
物理的に仕切りを設けることで、脱走を効果的に防止できます。玄関や廊下など、猫が外へ飛び出しやすい場所にはゲートを設置しましょう。
こちらのゲートは高さ185cmと十分なサイズがあり、猫が飛び越える心配もありません。見た目もシンプルで、インテリアになじみやすいデザインです。

網戸ストッパー
猫は器用に網戸を開けてしまうため、網戸ストッパーの活用も欠かせません。窓を開けるときは、必ず網戸にロックをかける習慣をつけましょう。
こちらのストッパーは粘着テープで貼るだけで取り付けでき、手軽に脱走対策を始められます。

ペットカメラ
猫の行動を把握するために、ペットカメラを設置するのもおすすめです。
外出中でも猫の様子を確認でき、脱走につながるような行動がないかをチェックできます。
また、万が一逃げ出してしまった際には、ペットカメラの映像から脱走の瞬間や方向を確認するのにも役立ちます。

GPS付き首輪
GPS機能付きの首輪があれば、猫がいなくなった場合でもスマートフォンから居場所を特定できて安心です。
軽量でフィット感のあるものを選べば、愛猫への負担も最小限に抑えられます。
こちらの商品はAppleのAirTag対応タイプ。iPhoneなどのApple製品と連携でき、アプリから簡単に位置情報を確認できます。

まとめ

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本記事では、猫が脱走したときの探し方や保護のポイント、再発防止対策について解説しました。
猫が逃げてしまったときは、焦る気持ちをぐっと抑えて、まずは冷静に行動することが大切です。
自宅周辺を丁寧に探し、見つからない場合はチラシやSNSも活用して地域の人にも協力をお願いしましょう。
発見したときは猫を驚かせないためにも、やさしく慎重に保護するのがポイントです。
そして無事に愛猫が戻ってきたら、脱走を繰り返さないように対策を徹底しましょう。今回紹介したアイテムもぜひ取り入れて、愛猫が安心して暮らせる環境を整えてあげてくださいね。
etcetera(参照日:2025-10-03)
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著者情報
白井むぎ
2人の子供を育てながらwebライターのお仕事をしています。
小さな頃から犬や猫のいる生活を送ってきたため、毎日ペットとの触れ合いが欠かせません。
休日に子供を連れて動物園や牧場へ出かけるのも大好きです。






