長寿犬表彰とは?

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長生きしているワンちゃんに対して贈られる「長寿犬表彰」。
メディアなどでも取り上げられることがありますが、具体的にどのようなものなのか知らない人も多いでしょう。
まずは、長寿犬表彰とは何かについて解説していきます。
長生きしている愛犬と飼い主の適正飼育を表彰する活動
「長寿犬表彰」とは言葉の通り、家族の一員として暮らしているワンちゃんのうち、一定以上の年齢になった高齢犬を表彰する活動です。
ワンちゃんとの暮らしは、飼い主さんが愛犬の命を預かることに等しく、正しい環境・飼育方法によって、最期を看取るまで大切に育てる責任があります。
つまり、ワンちゃんが長生きできていることは、飼い主さんがそのワンちゃんにとっての適切な飼育方法(=適正飼育)ができていることであり、ワンちゃんが大切にされてきたという証といえます。
そのため長寿犬表彰は、長生きしているワンちゃんをただ讃えるだけでなく、大切な愛犬と一緒に暮らしてきた飼い主さんや家族に対する感謝状でもあるんです。
長寿犬表彰の条件
一般的に長寿犬表彰では、一定以上の年齢に達した高齢犬であることが条件です。
しかし長寿犬表彰は一般社団法人 ジャパンケネルクラブや、日本動物愛護協会といったさまざまな団体が実施しています。
そのため、実施している団体によって具体的な条件は異なる点には注意しましょう。
≪ジャパンケネルクラブの長寿犬表彰の条件≫
・ジャパンケネルクラブに登録している犬であること
・申し込み年度の時点で生後満15歳以上であること
・過去に本会の長寿犬表彰を受けていないこと
≪日本動物愛護協会の長寿犬表彰の条件≫
・小型犬の場合は18歳以上、体重が11kg未満であること
・中型犬の場合は15歳以上、体重が11~20kg以下であること
・大型犬の場合は13歳以上、21~40kg以下であること
・超大型犬の場合は10歳以上、41kg以上であること
長寿犬表彰されたワンちゃんのエピソードを紹介!

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長寿犬表彰されたワンちゃんのなかには、一般的に「超高齢犬」と呼ばれる年齢でも若い頃と変わらず元気な子もたくさんいますよ!
ここからは、長寿犬表彰されたワンちゃんのエピソードについて紹介します。
さくらの里山科の癒し犬「文福ちゃん」(推定16歳)
文福(ぶんぷく)ちゃんは、神奈川県横須賀市にある特別養護老人ホーム「さくらの里山科」で暮らすワンちゃんです。
元々保健所で殺処分されるはずだったワンちゃんでしたが、処分決行日の前日に救われました。
元保護犬であるため正確な誕生日は不明ですが、保護当時に獣医師から推定2~3歳と言われたことから「2歳」と判断。
2025年には横須賀動物愛護協会から長寿犬表彰をされ、2026年には16歳の超高齢犬になるとのことです。
施設の家族となった文福ちゃんは、これまで入居者さんに寄り添って最後を看取る「看取り犬」としての活動をしていました。
現在では、加齢に伴う嗅覚などの衰えから看取り犬としての活動は控え「癒し犬」として、入居者さんや職員さんを日々癒しているようです。
2025年には平衡感覚を失う病気である「前庭疾患」を発症。
一度は後遺症として首が傾いたままになる「斜頸」の状態になりましたが、徐々に治り、同年3月にはほとんど分からないほど回復したとのこと!
腰痛や白内障などに悩まされることもあるようですが、毎日ドッグランを駆け回るほど元気なようです。
ハイシニア期でもパワフル!「むう君」(18歳)
むう君は、2018年7月に日本動物愛護協会にて長寿犬表彰されたワンちゃんです。
2019年に19歳を迎えた、いわゆる「ハイシニア期」のワンちゃんですが、16歳までは食いしん坊で活発だったようです。
以前に比べるとやれないことが増えてきたそうですが、19歳を迎えても生死にかかわる病気などもせずとても元気とのこと!
嫌いなドッグフードも食べて、お散歩もしっかりしているようです。
加齢によってできないことが増えても、一緒に居られる一日一日をかみしめながら、愛犬ができることや日々のコミュニケーションを楽しむことが、長寿犬との暮らしに大切なことといえるでしょう。
愛犬が元気に長生きするための4つのポイント

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犬の平均寿命は年々長くなってきているとされていますが、愛犬が元気に長生きするためには、どのようなことを心掛ければよいのでしょうか?
ここからは、愛犬が元気に長生きするための4つのポイントについて解説します。
適度な運動
散歩やドッグランの利用などを通して、日頃から適度な運動を心掛けることも愛犬が長生きするために大切です。
適度な運動は愛犬のストレス解消につながるだけでなく、足腰の筋肉が衰えるのを防いだり、肥満を予防したりなどのメリットがあります。
ストレスも肥満も、愛犬の健康に悪影響をおよぼす可能性がある要素。
運動を習慣化させることで、シニア期になっても元気に過ごせる身体づくりにつながりますよ。
特に高齢のワンちゃんは成犬の頃に比べて体力が落ちる傾向にあるので、運動をさせる際には愛犬の体調・様子を確認しながら時間や運動量を調節するようにしましょう。
成長段階に合わせた食生活
愛犬が元気に長生きするためには、毎日の「食事」もしっかりチェックしましょう。
食事は愛犬の身体づくりにおいて欠かせない要素ですが、どんなドッグフードでもよいわけではありません。
例えば身体が成長段階にある子犬の頃は、活動に多くのエネルギーが必要になるため、高タンパクや高カロリーなフードがよいとされています。
しかし、成長とともにワンちゃんの活動量・消費エネルギーは減っていきます。
そのため基礎代謝が低下してくるシニア期のワンちゃんに子犬用や成犬用のフードを与えていると、カロリーオーバーによって肥満の原因になることがあります。
子犬の頃は「子犬用」、成犬の時期は「アダルト用」、高齢犬には「シニア用」といったように、成長段階に合わせて食事内容を変えることが大切です。
定期的な健康診断
愛犬が元気に長生きするために、定期的に健康診断を受けさせましょう。
健康診断では血液検査をはじめとした、さまざまな観点から愛犬の健康状態を把握することができます。
検査結果をチェックすれば、外見からだけでは分からなかった病気のサインを早期発見できる場合も!
特にワンちゃんは加齢に伴って免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるため、定期的な健康診断による早期発見が、愛犬の健康を守ることにつながります!
日頃からしっかりスキンシップを取る
日頃のスキンシップも、愛犬の長生きにつながる大切な要素。
スキンシップは愛犬のストレス軽減につながるだけでなく、病気やケガの早期発見にもつながるんです!
スキンシップを通して愛犬の身体に触れたりじっくり観察することで、一目すると気が付かなかった「変化」を発見できることがあります。
「昨日までは一緒に遊んでいたのに、今日は意欲的じゃない」「なんだか目やにが増えてきた」といったような小さな変化が、思わぬ病気やケガのサインである可能性があります。
愛犬が高齢になっても元気でいられるように、スキンシップのなかでいつもと違う点を見つけたら、すぐに動物病院へ相談することを心掛けましょう。
シニア期の愛犬におすすめのグッズを紹介!

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シニア期の愛犬が元気に毎日を過ごせるようにするためには、普段の生活に使うグッズも成長段階や体調に合わせたものを使うことも大切です。
ここからは、シニア期の愛犬におすすめのグッズを紹介します。
シニア期の愛犬におすすめのグッズ(1)ヒルズ サイエンスダイエット シニアプラス
ペット栄養学をもとに開発された、10歳以上のシニア犬向けドッグフードです。
ビタミンC・Eとβカロテンという独自の抗酸化ブレンドにより、シニア犬の脳の健康をサポート。
シニア期の身体に合わせてナトリウムとリンの量を調整しているため、腎臓や心臓の健康を維持します。
また、骨や関節を作るうえで必要なカルシウムやグルコサミンなども配合しているので、愛犬の足腰を健康に保つのに役立ちますよ。
フードは小粒タイプなので、食べる力が落ちてきたワンちゃんにも食べやすいでしょう。

シニア期の愛犬におすすめのグッズ(2)ウィズペティ 毎日一緒
シニア犬の健康維持を考えた、DHA・EPA配合のサプリメントです。
シニア犬の健康サポート成分は全てヒューマングレードで、ペットフード安全法にも基づいた厳選成分を使用しているから、安心して与えられるでしょう。
機能性関与成分にも使われるイチョウ葉エキスや、神経を落ち着かせる働きを持つGABAも配合しており、シニア期の愛犬の心身の健康をサポートします。
サプリメントはチキン味なので、薬を飲むのが苦手なワンちゃんも摂取しやすいでしょう。

シニア期の愛犬におすすめのグッズ(3)ねどっこ くつろぎドッグカウチベッド
シニア期や介護が必要な愛犬のことを考えたロータイプのベッドです。
段差が約5cmと低くデザインされているので、足腰が不安なシニア犬もスムーズに乗り降りできます。
L字型にクッションが配置されているから、寝たきりのワンちゃんも顎を乗せてくつろげますよ。
素材には人間用マットレスにも使われる高密度ウレタンを採用しており、細かい凹凸によって体圧をしっかり分散。
高反発で底付きしにくく寝返りを邪魔しないため、寝ている愛犬の身体への負担を軽減できますよ。

シニア期の愛犬におすすめのグッズ(4)トゥルースリーパー ペットベッド
ペットの睡眠を考えて作られた犬用ベッドです。
体圧分散に優れた独自の低反発素材を採用しているため、愛犬の身体にかかる負担を軽減できます。
表面は肌触りのよいキルト生地、側面は通気性のよいメッシュ生地を使用しており、睡眠中にもムレにくく、快適な寝心地を実現しています。
本体とカバーはどちらも洗濯機で丸洗いできるから、汚れても自宅で簡単にお手入れできますよ。

愛犬が元気にシニア期を過ごせるようにサポートしてあげよう!

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愛犬が元気に長生きするためには、正しい飼育方法はもちろん、日頃からしっかり愛犬と向き合ってあげることが何より大切。
一緒に居られる時間を大切にし、病気やケガのサインを見逃さないように心がけることで、シニア犬になっても元気な身体の維持につながります。
本記事で紹介したポイントやおすすめグッズなども活用しながら、ぜひ愛犬と一緒に長寿犬表彰を目指してみてください。
・ジャパンケネルクラブ(参照日:2026/1/10)
https://www.jkc.or.jp/aboutus/longevity/
・日本動物愛護協会(参照日:2026/1/10)
https://jspca.or.jp/chojyu.html
・charm 楽天市場店(参照日:2026/1/10)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/230343/
・ウィズペティ 楽天市場店(参照日:2026/1/10)
https://item.rakuten.co.jp/withpety/mainichiissyo-tuujyou/
・エムールねどっこ 楽天市場(参照日:2026/1/10)
https://item.rakuten.co.jp/emoor-nedogko/kt-lowbed/
・ショップジャパン 楽天市場(参照日:2026/1/10)
https://item.rakuten.co.jp/shopjapan/trpet/
著者情報
西野由樹
生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。





