猫は何歳まで生きる？猫の平均寿命について

まずは、猫の平均寿命について見ていきましょう。
また、性別や種類によって平均寿命が異なるのかも解説します。

猫の平均寿命は年々延びているといわれていますが、現在の平均寿命は15.45歳です。
ちなみに、これは事故や病気などで若くして命を落としてしまった猫も含まれているため、それらを除けばさらに平均寿命は延びると考えられます。
また、ペット保険に加入している猫の平均寿命はさらに延びるといわれていますが、これは飼い主の猫に対する健康への意識が高いためでしょう。

猫がもっとも長生きしたギネス記録として、アメリカのクリーム・パフという猫の38歳と3日というデータが残っています。
この猫は1967年から2005年まで生きましたが、現存するもっとも高齢の猫は、こちらもアメリカのスクーターという猫で、1986年生まれで現在35歳と考えられます。

あくまで目安となりますが、いわゆる雑種と呼ばれる猫よりも、純血種のほうが平均寿命は短いといわれています。
これは、純血種の先天性の病気や身体の特徴によるものだと考えられており、雑種はさまざまな病気に強い傾向にあるからではないでしょうか？
ちなみに、純血種でもスコティッシュフォールドやアメリカンショートヘア、ペルシャなどはほかの猫種に比べて平均寿命が長いと考えられています。

性別によっても猫の平均寿命は異なり、オスに比べてメスのほうは約1歳平均寿命が長いといわれています。
これは人間も同様で、男性よりも女性のほうが長生きというデータがあります。

野良猫はかなり短命で、平均寿命が3～5歳といわれています。
これは事故や病気のリスクが高いことや、飢餓により栄養を満足に摂取できないからと考えられるでしょう。
また、外飼いの猫も同じように事故や病気のリスクが高まります。
ほかの猫と喧嘩をしたり、猫エイズに感染したりすることも考えられるため、猫の外飼いはしないようにしましょう。

次に、猫を長生きさせるコツをご紹介します。
「これを行えば絶対に長生きする！」というわけではありませんが、怪我や病気から猫を守ることはできるはずです。

もっとも長生きする猫の特徴をまとめると、先述したものをまとめたものになります。
つまり、雑種で完全室内飼いのメス猫ということです。
さらに避妊手術をすることで、病気のリスクを軽減させることができるでしょう。

猫を長生きさせるためには、やはり日頃の健康管理は欠かせません。
定期的に健康診断を受けることで、病気や身体の異常の早期発見に繋がります。
どんな病気も早期治療をすることで完治する可能性が高まるので、猫を長生きさせたいのであれば、半年に1回程度の健康診断を受けることをおすすめします。

猫を長生きさせるには、人間の食べ物を与えないことです。
食事をしていると、猫が足元にやってきて物欲しそうにすることもあるでしょう。
可愛いから、かわいそうだからと人間の食べ物を与えることは、寿命を短くすることに繋がります。
なぜなら、人間の食べ物は猫にとって塩分が高いからです。
塩分過多になるとさまざまな病気のリスクが高まり、結果的に寿命を短くしてしまいます。

猫は、年齢によって与えるフードを変えたほうが健康に繋がります。
最後に、シニア猫におすすめのキャットフードをご紹介しますので、購入時の参考にしてみてください。

適切な栄養バランスとミネラル類の量を調整することで、下部尿路の健康維持に配慮されたフードです。
また、高品質で消化に良い原材料を使用しており、シニア猫に必要な栄養素を吸収しつつ、健康的な便にも期待できます。
オメガ3&6脂肪酸を適切なバランスで配合しているため、シニア猫の皮膚や被毛の健康の維持もしてくれるでしょう。

高品質なチキンを第一主原料に使用した、シニア猫用のフードです。
肉食である猫のために穀物不使用で、消化性に優れたエンドウマメなどを使用しています。
猫の健康維持のために、40%以上の高たんぱくを実現しています。

合成保存料や合成着色料などを使用せず、栄養バランスを考えて作られたフードです。
異なる繊維質を豊富に配合することで、毛玉のケアも考慮された設計となっています。
また、尿結石に配慮するためにマグネシウムも制限しているのが特徴です。

シニア猫の腎臓の健康維持に配慮して、リンを調整したフードです。
また、腸内細菌のバランス維持のために、フラクトオリゴ糖を配合しています。
シニア猫になっても健康的な皮膚や被毛を維持することは大切であり、γ-リノレン酸やオメガ３脂肪酸、さらにはアミノ酸複合体も配合しているこのフードはとてもおすすめです。

猫の平均寿命は約15歳と、年々延びています。
現代医学の発展もそうですが、飼い主の意識が変わってきたからでもあるでしょう。
猫を長生きさせるためには、人間の食べ物は与えずに、定期的な健康診断を受けることが大切です。
愛猫にいつまでも健康でいてもらうために、私たち飼い主の意識から変えていきましょう。