犬のケージは寒い?
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犬のケージは保温効果がないものも多く、室温の影響を受け受けやすいです。そのため、寒さの厳しい季節は室温が下がり、暖房機能がない環境ではペットの体が冷えてしまいます。
犬は寒さに強い犬種と弱い犬種がいます。特にチワワやポメラニアン、トイ・プードル、パピヨン、フレンチ・ブルドッグ、ミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレイハウンドなどの犬種は被毛が薄く、体が小さいため寒さが苦手です。
室内飼育でも寒い時期はしっかりと寒さ対策をしてあげましょう。
犬の寒さ対策が必要な理由
犬への寒さ対策を怠ると、大きく3つの病気のリスクを引き起こします。それぞれ解説をします。
肥満
部屋が寒いと必然的に運動量が減り、結果として肥満に繋がる恐れがあります。肥満は糖尿病、心臓・関節の病気などの病気への発生確率を高めてしまうほか、持病の悪化リスクもあります。
呼吸器病
気温が下がっている時には空気も乾燥していますが、この環境はウィルスにとって好都合な環境であるほか、鼻や喉の粘膜も傷つきやすくなっています。こうした中では伝染性気管支炎などの呼吸器感染症への罹患リスクが高まります。
膀胱炎や尿路結石
先述の通り、寒さで運動量が減りますが、それに伴い水分の摂取量も減少する関係から、尿が濃縮されて、尿路結石や膀胱炎を引き起こす可能性があります。
犬の寒さ対策が必要な気温は何度以下?
犬が快適に過ごせる室温は、21~25℃と言われています。この温度を下回る寒い時には、犬が寒さを感じないよう暖房器具をつけることや暖かくなれるよう衣類を着用させるなどの工夫をしましょう。
犬が寒いと感じているときのサイン
犬が寒さを感じるサインとして、少し寒さを感じ始めた段階と寒さを強く感じている段階、それぞれについて解説します。
少し寒さを感じ始めた段階
少し寒さを感じ始めた段階では、犬は足を持ち上げるしぐさをしたり、毛布などの暖かい場所に入ろうとしたり、ウロウロと歩き暖かい場所を探す行動が見られます。
寒さを強く感じている段階
一方で、寒さを強く感じている段階では、筋肉が熱を放出しようとして、無意識に体全体が震え始めます。また、体の熱が外へ逃げないように体の表面積を小さくして丸める行動をします。
犬のケージ寒さ対策法とは?
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寒い時期は寒さ対策をしたほうがいいと言っても、どんな対策をしたらいいのでしょうか。
ここでは、ケージの寒さ対策についてご紹介します。
毛布やクッションを使う
犬のケージの寒さ対策として毛布やクッションを使いましょう。
毛布やクッションは犬専用のものを選ぶことでケージ内に入れてもかさばることがなく使用することができます。
ケージ内に水飲み容器がある場合は毛布やクッションが中に入らないように水飲み容器を外に置くなど工夫しましょう。
ペット用ヒーターを使う
犬のケージの寒さ対策として、ペット用ヒーターを使うこともおすすめです。
ペット用のヒーターは、犬が誤ってコードをかじり感電することのないように、さまざまな工夫がされています。そのため、寒さ対策として安全に使用することができます。
ケージ内に置くときにはケージの半面に置けるようなサイズのものを選びましょう。犬が暑いと感じたときにヒーターのない場所に避難できるようにしてあげます。
湯たんぽを使う
犬のケージの寒さ対策として、湯たんぽを使うこともおすすめです。
ペット用の湯たんぽは犬がやけどすることのないように工夫がされているので安心して使用することができます。
電子レンジなどで温めるだけで簡単に使用できるものが多く、とても便利です。
ベッドを用意する
犬のケージの寒さ対策として、ベッドを用意してあげることもおすすめです。
ケージの中に入れることができる大きさとなると、サイズに制限はありますが、ベッドがあるだけでケージ全体が暖かくなり、快適に過ごすことができるようになります。
犬のケージの寒さ対策おすすめ商品5選
犬のケージは寒くなりやすいです。そのため、どう対策をしたらいいんだろうと悩む方も多く、寒さ対策のグッズも販売されています。ここでは、寒さを凌ぐことのできる寒さ対策のおすすめ商品をご紹介します。
ペット用ホットカーペット
ペット用のホットカーペットです。壊れても感電することがないアダプタ、スチール製保護管を装着されたコードなど、ペットが噛んでも壊れにくい工夫がされています。温度は25~55℃に調節できるようになっており、取り外して丸洗いできるカバーなども付属しており、清潔を保つことができます。カーペットに使われている生地はペットに優しい柔らかい生地を使用しているので使い心地も抜群です。

ドギーマン ペット用湯たんぽ
電子レンジで約5分間温めるだけですぐに使うことができるペット用の湯たんぽです。繰り返し使用することもできるため経済的で、専用カバーは洗濯もできるので清潔を保つこともできます。湯たんぽはアルミ断熱カバー付きで、下からの冷気を遮断し、暖かさを保ちます。コンパクトなサイズなので、小さめなケージにも入れることができます。

犬猫用ブランケット
ブランケットは手軽に暖が取れるアイテムの代表格ですね。犬猫どちらでも使用でき、コンパクトなので場所を取りません。もこもこで暖かく、S、M、Lサイズに分かれているのでケージの大きさや犬の体の大きさに合わせて使用することができます。

ペットベッド
フワフワなペットベッドです。ケージ内に設置することで寒さ対策することができます。ボリュームたっぷりのクッションで、犬もリラックスして過ごすことができます。犬が快適に過ごせるだけでなく、掃除がしやすいようにフロント部分に持ち手が付いていて、動かしやすい工夫もされています。カバーは取り外し可能で、清潔を保つことができます。

ペット用寝袋
厚みのある弾力性の高い綿をたっぷりと使用した使用して作られた寝袋です。もこもこなだけでなく、保温防寒設計になっているので、暖かく寝心地抜群です。丸ごと水洗いもできるので清潔を保つことができ、コンパクトサイズなので、ケージに入れて使用することができます。

寒さ対策を万全にして快適に過ごそう
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犬のケージを暖かくするための寒さ対策のおすすめ商品をご紹介しました。犬のケージは室温の影響を受けるため冬場は愛犬のためにしっかりと寒さ対策をしましょう。
ケージの大きさは、犬や部屋の大きさにより異なりますので、自宅にあるケージの大きさでも無理のない寒さ対策を選び、寒い冬を乗り切りましょう。
Kingstar(参照日:2020ー10-04)
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PET World アミーゴ楽天市場店(参照日:2020ー10-04)
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著者情報

こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。