犬に鹿の角を与えるメリット
出典:https://www.shutterstock.com
まずは、犬に鹿の角を与えるメリットについてご説明します。
もしかしたら、普段与えているおやつやおもちゃよりも効果的かもしれません。
デンタルケアができる
鹿の角は硬さがあるため、デンタルケアの効果が期待できます。
犬の歯と鹿の角が擦れ合うことで、歯石を取り除くことができるでしょう。
犬のデンタルケアは健康維持の上でとても大切で、歯周病や口臭の対策にも繋がります。
壊れにくい
犬は顎の力が強いため、おもちゃを与えてもすぐに破壊してしまうことがあります。
また、歯磨き用ガムでも数十分で噛み終えてしまう犬もいるでしょう。
もちろん鹿の角も犬が噛むことですり減っていきますが、ほかのおやつやおもちゃに比べるとすり減る速度がとても遅いです。
また、かなりの硬さで壊れにくいのも飼い主にとって嬉しいポイントといえます。
壊れにくいというのは、コストパフォーマンスの良さに繋がります。
獣臭がしない
犬用に販売されている動物の皮やヒヅメなどは、独特の獣臭がします。
犬にとっては良いにおいかもしれませんが、部屋中に獣臭がするのは飼い主にとって嬉しいものではありません。
ほかの動物の皮やヒヅメに対して鹿の角は、意外にも人間にとっては無臭です。
もちろん嗅覚の優れた犬にとっては鹿の角から鹿のわずかなにおいがしますが、人間が感じ取ることは難しいでしょう。
獣臭がしないというのも、鹿の角の大きなメリットといえます。
犬に鹿の角を与える際の注意点
出典:https://www.shutterstock.com/
犬に鹿の角を与えるときは、いくつかの注意点があります。
注意点を守ることで、安心して犬に鹿の角を与えることができるでしょう。
鹿の角を与えたまま放置しない
犬に鹿の角を与える際は、目を離さないようにしましょう。
鹿の角はかなりの硬さのため、犬が執拗に噛むことで口内を怪我したり歯が欠けたりするリスクがあります。
また、鹿のわずかなにおいに反応して犬が興奮してしまうこともあるでしょう。
興奮することで、飼い主やほかの犬に噛みついてしまう心配もあります。
そのため、犬に鹿の角を与えたまま外出をするなどは避けたほうが良さそうです。
犬に鹿の角を与える場合は、10~20分を目安にして歯に負担がかからないようにしましょう。
小さくなったら買い替える
鹿の角はほかのおもちゃに比べて物持ちが良いですが、使い続けるうちに擦れて小さくなっていきます。
そのため、犬が丸呑みしそうな小ささになったときには、なるべく早めに買い替えましょう。
基本的に犬は食事をするときは丸呑みするため、鹿の角が小さくなってきたときには注意が必要です。
身体に合わない可能性がある
犬によっては、鹿の髄液が身体に合わない可能性があります。
嬉しそうに噛んでいるのは良いですが、犬の身体に合わないときは下痢をしてしまうこともあるでしょう。
万が一犬の身体に合わなかったときのことも考えて、はじめのうちは鹿の角を噛んだ後に便の状態が変わっていないかをチェックすることをおすすめします。
小型犬や子犬、シニア犬には与えない
鹿の角はかなりの硬さのため、歯の弱い小型犬や子犬、シニア犬には与えないほうが良いでしょう。
もちろん犬種によって個体差があるため小型犬でも問題なく噛むことができる場合もありますが、子犬とシニア犬は避けたほうが良さそうです。
おすすめの鹿の角・骨4選
出典:https://www.shutterstock.com/
最後に、おすすめの鹿の角や骨をご紹介します。
添加物を使用していない、犬が喜ぶものを与えてあげましょう。
北海道産 鹿角
北海道産のエゾ鹿の角を使用した商品です。
天然のエゾ鹿の角の良さを引き出すために、あえて未洗浄で作っています。
きれいに洗浄しないことで鹿のにおいが強くなり、犬は強く興味を示すでしょう。
エゾ鹿の角ガム 大型犬用 2個セット
大型犬用の、大きめサイズの鹿の角です。
累計販売本数6万本の人気商品で、高いリピート率を誇っています。
もしも犬のよだれなどで汚れたときには水洗いをしてしっかりと乾かすことで、再度鹿のにおいが強くなり、犬の食いつきも良くなるでしょう。
鹿角さん
小型犬用に作られた、鹿の角です。
半割になった鹿の角は、犬が怪我をしないように、切断部をひとつひとつ丁寧にヤスリがけしています。
天然の北海道産のエゾ鹿の角は、安心して小型犬に与えることができるでしょう。
エゾ鹿 リブボーン
エゾ鹿のアバラにバラ肉を少し残して、じっくりと温風乾燥させた商品です。
あくまで骨をメインにしているため、カロリーが高くなりすぎないのも嬉しいポイントでしょう。
鹿の風味がしっかりと感じられて、犬も喜んで食いついてくれるはずです。
鹿の角は犬にも人にもメリットがある
出典:https://www.shutterstock.com
犬に鹿の角を与えるのは、デンタルケアができるというメリットがあります。
また、壊れにくいというのは飼い主にとって嬉しいメリットでしょう。
獣臭が少ないというのも、普段与えるものとして大切なポイントです。
このように、鹿の角には犬にも人にもメリットが多いアイテムです。
しかし、犬が口内を怪我しないようにするために、鹿の角を与える際は目を離さないようにしましょう。
万が一犬の身体に合わないことも考えて、はじめのうちは鹿の角を与えた後に便の状態が変わらないかしっかりとチェックすることをおすすめします。
イチカワクリーニング(参照日:2022-08-17)
https://item.rakuten.co.jp/ichikawa929/deer_horn/
るーららい(参照日:2022-08-17)
https://item.rakuten.co.jp/minnano/058/
https://item.rakuten.co.jp/minnano/df-51/
手づくり屋さん(参照日:2022-08-17)
https://item.rakuten.co.jp/tezukuriyasan-hokkaido/10000002/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。