犬の身体に関する雑学・豆知識
出典:https://www.shutterstock.com
まずは、犬の身体に関する雑学や豆知識をご紹介します。
日頃はあまり気にしないかもしれませんが、これを機に愛犬の身体のチェックもしてみてはいかがでしょうか?
常につま先立ちで歩いている
犬の足を見ると、くの字に曲がっていることがわかります。
実は、このくの字の部分はかかとです。
そのため、犬は常につま先立ちで歩いているということになります。
常につま先立ち歩きをするのは、指行性と呼ばれる歩き方です。
人間でも陸上選手などが速く走るためにつま先で思い切り地面を蹴って走りますが、犬も同様に速く走ったり急な旋回をしたりすることができます。
犬にも利き足がある
人間の多くは右利きですが、犬にも利き足があります。
犬の利き足を知るには、犬の正面に犬用おやつなどを出して、どちらの手で触ろうとするかを試すと良いでしょう。
ちなみに、左利きは人間よりも多いといわれています。
犬は旨味を感じることができない
犬の味覚は、甘味と酸味、苦味、そして塩味を感じることができます。
しかし、人間と異なり、旨味を感じることはできません。
まれに犬用のウェットフードやおやつなどで、「素材の旨味をしっかりと感じる」などの謳い文句で販売されているのを見かけますが、犬にとっては無意味であるといえます。
犬のまぶたは3つある
実は、犬のまぶたは3つあります。
人間は上まぶたと下まぶただけですが、犬はこのほかに瞬膜というまぶたがあり、目の中に入ったゴミをワイパーのようにはじき出す役割があり、瞬膜はドッグスポーツなどで活躍する部分だといえるでしょう。
ちなみに、瞬膜が飛び出る病気を、チェリーアイといいます。
犬の嗅覚は1億倍?
犬の嗅覚は、一般的に人間の6~10倍程度だと考えられています。
しかし、においの種類によっては約1億倍ともいわれていることをご存じでしょうか。
人間の約1億倍の嗅覚があるのは、刺激臭です。
オス犬は、発情期のメス犬が約8km離れていても感じることができるといわれています。
刺激臭が人間よりも優れているということは、アルコールは犬にとって有害だということがわかるでしょう。
犬の行動に関する雑学・豆知識
出典:https://www.shutterstock.com
犬は、興奮すると嬉しそうに飛び跳ねたり吠えたりしますが、すべての行動には理由があります。
次は、犬の行動に関する雑学や豆知識を見ていきましょう。
犬のあくびは眠いだけではない?
一般的に、あくびは眠い時にみられると考えられています。
犬のあくびも同様に眠い時にもみられますが、実はストレスや緊張のサインでもあるのです。
ストレスや緊張によって身体がこわばっているため、あくびをして無理やりリラックスしているのだといえます。
ちなみに、人間も緊張した時にあくびが出ます。
犬が飼い主と寝る時に信頼関係がわかる?
愛犬といっしょに寝ている人は、愛犬がどこで寝ているか気にしたことがあるでしょうか。
飼い主の足元やお尻付近で寝る犬は、飼い主のことを頼れる存在だと感じています。
また、飼い主のお腹付近で寝る犬は、飼い主のことを仲間や良きパートナーだと感じているでしょう。
ちなみに、飼い主の顔の近くで寝る犬は、飼い主のことを兄弟のように身近な存在だと感じているといわれています。
ダルメシアンの子犬は斑点がない?
ダルメシアンといえば、ブチブチの斑点模様が印象的な犬種です。
しかし、産まれたてのダルメシアンの子犬は、斑点模様がなく真っ白な被毛に包まれています。
それから数週間から数ヶ月経つと、徐々に斑点模様が出てきて、馴染みのある姿になります。
そのため、ダルメシアンが産まれた時点では、子犬がどんな模様に成長するのかはわかりません。
犬を飼う上での雑学・豆知識
出典:https://www.shutterstock.com
最後に、犬を飼う上での雑学や豆知識をご説明します。
犬との生活がより良いものになるように、ここもチェックしておくと良いでしょう。
犬が撫でられて気持ちの良い場所
犬を撫でる時は、首元や頭を撫でることが多いですが、犬が撫でられて気持ちの良い場所はたくさんあります。
もちろん首元を撫でられるのも犬は喜びますが、耳の後ろや付け根、お腹や尻尾の付け根などを撫でても犬は喜びます。
また、眉間を撫でられることが好きな犬も多いでしょう。
耳の近くを撫でられて喜ぶのは、筋肉のコリを和らげるツボがあるからだといわれています。
シャンプーのしすぎは良くない
もともと犬は野生で暮らしていたこともあり、シャンプーを必要としません。
しかし、人間といっしょに暮らす犬であれば、衛生面も考えてシャンプーをしなければいけないこともあるでしょう。
人間は毎日シャンプーをしますが、犬のシャンプーは月に1回程度で問題ありません。
皮脂が多く被毛がべたつきやすい犬種であっても、月に2回程度のシャンプーをすることで、被毛の清潔は保てるはずです。
犬は猫舌?
猫は猫舌で知られていますが、実は犬も熱い食べ物は苦手です。
当然ながら、野生で暮らしている中で熱い食べ物や飲み物を口にすることはありません。
もっとも熱い食べ物であっても、獲物となる草食動物の体温程度でしょう。
そのため、犬に手作りフードを与える時は、人肌程度に冷ましてから与えることをおすすめします。
犬の雑学や豆知識は楽しい!
出典:https://www.shutterstock.com
犬の雑学や豆知識は、いくつもあって調べてみると楽しいものです。
今回ご紹介した中で、知っている雑学や豆知識はどれだけあったでしょうか?
本来であれば、雑学や豆知識というものは生活をする上で役に立つことは少ないものです。
しかし、今回ご紹介した犬の雑学や豆知識は、犬といっしょに生活する上で役に立つものもあったはずです。
犬の雑学や豆知識を調べてみると、今回ご紹介したもの以外にもさまざまなものがありますので、愛犬家としていろいろと調べてみてはいかがでしょうか?
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。