撫でると犬が喜ぶ部位とは?
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まずは、撫でると犬が喜ぶ部位をご紹介します。
これらの部位を撫でることで、犬が嫌がることは少ないでしょう。
首まわり
犬は、首まわりを撫でられると喜ぶ傾向にあります。
なぜなら、首まわりは人間の手が見られるため、安心するからです。
犬はもともと視力が悪いこともあってか、見えない部位を撫でられると不安に感じます。
その点、首まわりを撫でられて不安に感じる犬は少ないはずです。
耳の後ろ
犬は、耳の後ろを撫でられるのも喜ぶことが多いです。
耳の後ろを撫でると、目をつぶって気持ちよさそうな表情をするでしょう。
マッサージのように撫でることで、犬は喜ぶはずです。
胸まわり
先述したように、犬は視力が悪いため見えない場所を撫でられることを嫌います。
胸まわりであれば、どの部位を撫でられているのかわかりやすいため嫌がることは少ないでしょう。
腰まわり
自分で見えない場所を撫でられることを犬は嫌いますが、腰まわりに限っては喜ぶ犬が多いです。
犬の腰まわりを撫でると、尻尾を振って嬉しそうな表情を浮かべるでしょう。
飼い主にならどこを撫でられても喜ぶ犬もいる
犬は、信頼している飼い主であればどこを撫でられても喜ぶでしょう。
もちろん犬の性格によっては、大好きな飼い主であっても撫でられることを嫌うこともあります。
結論を言ってしまうと、犬の性格や気分によって、撫でられて喜ぶかどうかは変わってくるでしょう。
飼い主にしかわからない愛犬の撫でられて喜ぶ部位を知っていれば、さらに信頼関係を築くことができるかもしれません。
撫でると犬が嫌がる部位
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犬によっては、撫でられると嫌がる部位もあります。
嫌がる部位を撫でないことで、犬は人間に対して苦手意識を持たなくなるでしょう。
お腹
初対面でお腹を撫でられて、喜ぶ犬は少ないでしょう。
当然ながら人懐こい犬であれば、初対面の人間にもお腹を出して甘えることがあります。
しかし、犬にとってお腹は急所です。
急所をさらけ出すことは犬にとって命に関わるため、野生で暮らす犬がお腹を出して寝ることはありません。
足
足も、犬にとっては急所に当たります。
当然ながら、足は犬が獲物を捕まえたり外敵から逃げたりするのに大切な部位です。
そのため、足を撫でられて喜ぶ犬は少ないでしょう。
耳の中
犬は、耳の後ろを撫でられるのは喜びますが、耳の中はとても嫌がります。
耳の中を触られると、犬の優れた聴覚を活かすことができなくなります。
人間でも、知らない人に耳の中を触らせる人はいないはずです。
犬にとっても耳の中は急所であり、信用していない人間に触られたら攻撃的になることもあるでしょう。
目のまわり
先述したことからわかるように、犬は急所を撫でられることを嫌がります。
当然ながら、目のまわりを撫でられるのも嫌がるでしょう。
犬同士の本気の喧嘩は、目や首などの急所を狙うため、犬は知らない人間から目のまわりを触られるととても嫌がるはずです。
ちなみに、眉間を触られるのは嫌がらない犬が多いでしょう。
犬が嫌がる撫で方
犬が嫌がる部位とともに、嫌がる撫で方もご紹介します。
まずは、ワシャワシャと荒々しく撫でるのは止めましょう。
犬は、突然身体を触られると驚いてしまいます。
特に、頭を突然触られるのは苦手です。
また、犬が興奮している時に撫でるのも避けたほうが良いでしょう。
飼い主の帰宅した時などに犬が興奮していると、つい飼い主のことを噛んでしまうこともあります。
そのため、犬が興奮している時は、一度落ち着かせてから撫でましょう。
なお、犬の被毛を逆立てるように撫でるのも良くありません。
犬が喜ぶ撫で方
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最後に、犬が喜ぶ撫で方を解説します。
犬との信頼関係を築けるように、正しい撫で方を覚えておきましょう。
優しく撫でる
当然のことですが、犬は優しく撫でてあげると喜びます。
犬の名前を呼びながら優しく撫でてあげることで、犬は落ち着くはずです。
マッサージをするように撫でる
犬は、マッサージをするように撫でる力に強弱をつけることでも喜びます。
マッサージをするように撫でることで、犬は目をつぶって気持ちよさそうにするでしょう。
ちなみに、耳の後ろにはリンパが溜まりやすいため、マッサージをするように優しく撫でてあげると、リラックスできます。
身体を掻くように撫でる
犬の身体を優しく掻くように撫でるのも、犬は喜びます。
特に背中などの犬の手が届かない場所を掻くように撫でてあげると、犬が痒いと感じている場所を掻いてあげることができます。
犬用ブラシを使用する
犬の身体を撫でるときは、犬用ブラシを使用するのもおすすめです。
犬用ブラシでブラッシングをしてあげると、マッサージ効果はもちろん、被毛のケアに繋がります。
犬用ブラシはスリッカーブラシやコーム、ラバーブラシなどがありますが、犬種に合わせて使用してあげることで効果が期待できるでしょう。
ちなみに、フレンチブルドッグのような被毛が短い犬種には、皮膚を傷めにくいラバーブラシがおすすめです。
犬の喜ぶ撫で方を知っておこう
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犬が撫でられて喜ぶ部位は、首まわりや耳の後ろなど、顔の近くにあることが多いです。
逆に顔から遠い場所にあるお腹や足などは、撫でられて喜ぶ犬は少ないでしょう。
しかし、信頼関係の築けている犬と飼い主であれば、お腹を撫でられても喜びます。
結論を言ってしまうと、撫でられて喜んだり嫌がったりする部位は、犬によって異なります。
愛犬の撫でられて喜ぶ部位や嫌がる部位を知ることで、さらに信頼関係を築くことができるはずです。
ちなみに、撫でる時は優しくすることで、犬はリラックスできるでしょう。
被毛ケアのためには、犬用ブラシを使用するのもおすすめです。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。