犬の撫で方とは?
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犬を撫でるという行動は、犬とのコミュニケーションを深めることができます。犬を撫でると言っても、撫で方はいくつかあります。ここでは、犬が気持ちいいと感じる撫で方についてご紹介します。
毛並みにそって優しく
リラックスしている犬を撫でるときは、毛並みにそって優しく撫でてあげましょう。毛並みにそって撫でることで、犬はリラックスできるようになります。犬を落ち着かせたいときにも有効です。散歩のときや興奮してしまったときに、座らせ、毛並みにそってゆっくりと撫でてみましょう。
毛並みに逆らうようにワシャワシャと
元気で活発な犬を撫でるときには、毛並みに逆らうようにワシャワシャと撫でてあげましょう。毛並みに逆らうことで犬のテンションも上がります。犬と遊ぶときや少し元気がないときなどにおすすめの撫で方です。
体調が悪いときには不向きなので、犬の様子を見ながら撫でてあげましょう。
犬が喜ぶ部位とは?
犬は、撫でられて嬉しい、もしくは気持ちの良い部位があります。犬が喜ぶ部位を撫でることで、犬との絆を深めることもできます。ここでは、犬が撫でると喜ぶ部位についてご紹介します。
耳の後ろ
耳の後ろや根本をマッサージするように優しく撫でてあげましょう。指の先を使ってコショコショと撫でてあげることで、犬もリラックスします。
中には、耳を触られることが苦手な犬もいます。他にも、外耳炎など耳が炎症を起こしている場合は、嫌がることがありますので、注意しましょう。
あごの下・首周り
あごの下は指先を使ってコショコショと撫でてあげ、首周りは手のひら全体を使って優しく撫でてあげます。撫で方は犬によって好みがありますので、愛犬が好きな撫で方を探してみましょう。
撫でるときは優しくすることを心がけ、犬の体の大きさにより変えていくようにしてください。
背中・体の横
背中や体の横は手のひら全体を使って優しく撫でてあげます。背中には背骨があり、その中に神経が通っていますので、力加減には注意しましょう。
足先やお腹、しっぽなどは触られることが苦手な犬が多いです。まだ慣れていない犬の場合は無理やり触らないようにしましょう。
愛犬の体は全身触れるようになることで、病気の予防や早期発見につなげることができます。さらに、病気になったときに、自宅での治療もスムーズにいくようになります。
撫でて喜ぶタイミングとは?
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犬は基本的にどのタイミングで撫でても、信頼関係ができていれば問題ありません。しかし、寝ているときやなにかに夢中になっているときには、避けたほうがいいでしょう。ここでは、撫でて喜ぶタイミングについてご紹介します。
リラックスしているとき
犬を撫でるタイミングは、犬がリラックスしているときがおすすめです。リラックスしているときは、毛並みにそって優しく撫でてあげましょう。
犬がリラックスして休んでいるときはそのまま寝入ってしまうこともあります。寝ているときに撫でると犬が驚き、目を覚ましてしまう場合もあります。犬にとって、睡眠は大事なものです。睡眠の妨げにはならないように注意しましょう。
そばに寄ってきたとき
犬が自分のそばに寄ってきたときもおすすめです。犬が飼い主さんのそばに寄ってくるのは、飼い主さんのことを信頼している証拠です。構ってほしいようであれば、おもちゃで遊んでもいいですし、撫でてあげてもいいでしょう。
良いことをしたとき
犬は撫でられるだけでも褒めてもらえたと認識します。しつけをしているときに飼い主さんの指示通りの動きができたときに褒めてあげましょう。犬は何らかの行動をしたときに褒めてもらえると、その行動が強化されます。しつけトレーニングのときにも活用することができます。
犬を撫でるときに注意することとは?
犬を撫でるときの、部位やタイミングはわかりましたが、撫でるときに注意しなければいけないことはあるのでしょうか。ここでは、犬を撫でるときに注意することについてご紹介します。
犬の様子をしっかり観察する
犬を撫でるときには、犬の様子をしっかり観察しましょう。犬にはボディランゲージと言って、感情を体で表現することがあります。例えば、しっぽを振っているという行動1つでも、喜んでいる場合もあれば怒っている場合もあります。
とくに、知り合いの犬を撫でるときやまだ信頼関係を築けていない愛犬には、いま犬がどう感じているのか、目や耳の動き、しっぽの動きなどを観察しましょう。
しっぽを下げ、耳を後ろに倒した状態になっているときや、牙をむき出しにしているときなどは恐怖を感じている、警戒している場合があります。
犬が苦手な部位は慣れるまで避ける
犬を撫でるときには、犬が苦手な部位を避けていきましょう。しかし、ずっと撫でないでいるといざ怪我をしたときや爪切りや耳掃除など日常ケアができなくなってしまいます。
そのため、苦手な部位は少しずつ触られることに慣れるようにしていきましょう。はじめは少し触り、すぐに止め、これを繰り返すことで、苦手な部位に触られることを慣れさせていきます。
愛犬に急に触ってくる人には注意しよう
犬を散歩させていると、知らない方が近寄ってくることもあります。急に手を出してくることにより、愛犬が怯え、手を出してきた方に噛み付くこともあります。このようなトラブルは実際に起こることがありますので、注意しましょう。
実際に噛み付く可能性がある場合は、触ることを遠慮し、犬に手を出されることがないようにしましょう。
犬のテンションに合わせて撫でてあげよう!
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ここでは、犬の撫で方や喜ぶタイミングについてご紹介しました。犬を撫でるときには、リラックスさせる撫で方、テンションを上げる撫で方があります。これらの撫で方は犬の気分によって合わせて、犬の気持ちをコントロールさせることができます。
犬が喜ぶ部位はいくつかありますが、愛犬が最も好む部位は、愛犬により異なります。
犬を撫でるという行動は、犬とのコミュニケーションを深めることができます。犬を撫でるときは、自分が撫でたいから撫でるのではなく、犬の気持ちを優先してあげましょう。
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。