【犬の撫で方】撫でるときに気を付けたいポイントや犬が喜ぶ部位

犬を撫でていると、「ここを撫でると嬉しそうだな」と愛犬の行動から感じることはありませんか?実は撫でるという行為には、犬だけでなく飼い主にもメリットがあるのです。今回は、犬を撫でるときに気を付けたいポイントや、撫でると犬が喜ぶ部位について解説します。 2021年10月18日作成

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犬を撫でるときに気を付けたいポイントや犬が触られて喜ぶ部位はどこでしょうか?愛犬が喜んでくれる体の部位を探すヒントにしてください。

犬を撫でることで飼い主が得られるメリット

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犬を撫でるという行為は飼い主にもメリットがあります。
今回は3つのメリットをご紹介します。

① 愛犬とのコミュニケーションツール

撫でるという行為は、愛犬とコミュニケーションをとるうえで重要な意味を持ちます。

例えば、仕事や家事で遊んであげる時間がない飼い主さんも多いと思います。

本来なら、時間をかけて一緒に遊んであげるのが理想的ですが、どうしても難しい場合には、コミュニケーションとして優しく撫でるようにしてください。

そうすることで、愛犬の寂しさを軽減させ、良い関係を築くことができるでしょう。

時間がなくあまり遊べない飼い主さんは、愛犬とのコミュニケーションの一環として、意識的に取り入れてみてください。

② 病気やケガの早期発見

普段から愛犬の体に触れることで、病気やケガの早期発見につながります。

例えば、皮膚の炎症や赤み、ただれ、毛が抜けているなど、日頃から触れあっているからこそわかることがたくさんあります。

動物病院での定期的な健診も大切ですが、飼い主による日々の観察がもっとも病気やケガを早期発見する方法であるといえるでしょう。

③ 人に触られるトレーニングになる

普段から人に触れられる習慣を身に付けさせることで、人に対する恐怖心を軽減させます。

人に慣れていない犬は体に触れられるのを嫌う傾向にあるため、動物病院で診察をする際などに手間がかかってしまいます。

例えば、早急に処置しなければいけない状態にもかかわらず、犬が触れられるのを嫌がってしまうと、治療に支障が生じてしまうわけです。

また、触れられるのを嫌うあまり、咬みつくなどの問題行動で他人に危害を加える恐れもあります。

このことから、普段の触れあいがトレーニングとして有効となるのです。

飼い主が自宅でできるトレーニングの一環として、撫でるという行為が重要な意義を持っていると認識しておきましょう。

犬を撫でるときに気を付けたいポイントは?

犬を撫でるときに気を付けたいポイントはなんでしょうか?
愛犬と触れ合う際のシチュエーションを思い浮かべながらご覧ください。

① ゆっくり撫でる

犬を撫でるときは、ゆっくりと力を入れずに撫でます。

これにより、犬をリラックスさせることができるため、愛犬が休憩しているときなどに行えば、ぐっすり寝てくれることもあります。

また、手のひら全体で撫でることでマッサージにもなり、より愛犬をリラックスさせることができるでしょう。

② 犬が興奮していないときに撫でる

犬が興奮していないときを見計らって撫でるようにしてください。

その理由として、興奮状態にある犬は急に体を触ろうとすると、咬みつくなどの攻撃をしてくることがあるからです。

例えば、見知らぬ人と対面しているとき、知らない場所に来たとき、お気に入りのおもちゃで遊んでいるとき、などが考えられます。

③ 頭やしっぽ以外から撫でる

頭やしっぽなど、体の先端部分はデリケートな部位です。
そのため、いきなりそれらの部位から触れようとすると拒否反応を起こしてしまう犬もいます。

犬の体に触れるときは体の先端にあたる部位は避け、背中などから触れてみるようにするとよいでしょう。

犬が撫でられて嬉しい体の部位は?

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犬が撫でられて嬉しい体の部位には以下が挙げられます。

・頭頂部
・耳のうしろ
・首まわり
・あごの下
・お腹
・背中 など

一般的によく知られているこれらの部位から触ってみて、愛犬が喜ぶ部位をみつけるのがよいかと思います。

ちなみに、著者の愛犬はあごの下を触られるのがあまり好きではないようで、すぐにどこかへ行ってしまいます。

このように、犬ごとに性格の違いもありますから、愛犬の喜ぶ部位を一緒に探してあげてくださいね。

犬を撫でる際にしてはいけないこと

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犬を撫でる際にしてはいけないことは何でしょうか?
普段の行動と照らし合わせながら考えてみてください。

① 初対面で急に触れる 

初対面の犬に対して、いきなり体に触れようとするのは大変危険です。

人間もそうですが、知らない相手にいきなり距離を縮められたらビックリしますよね。それは犬も同じです。

そのため、初対面でいきなり触れるようなことはせず、スキンシップをとりながら徐々に犬との関係を築く必要があります。

咬みつかれるなどのケガを負う危険性もあるため、注意しながら犬との距離を縮めましょう。

② 犬が見えないところから触れる

犬が見えないところから急に触れるのもNGです。

さきほど紹介した「初対面で急に触れる」と似ていますが、こちらは普段から一緒に生活している愛犬にも当てはまる点で前者と異なります。

見えないところから急に体に触れられると、犬によっては恐怖心を抱く恐れもあります。

日頃から撫でている愛犬であってもドキッとさせてしまいますから、驚かせないよう、犬が見えるところから撫でてあげるようにしましょう。

撫でる際のポイントを押さえ愛犬とのコミュニケーションを豊かにしよう! 

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犬を撫でるという行為は、犬とのコミュニケーションや健康管理など、さまざまなメリットがあります。

また、愛犬の触られて喜ぶ部位がわかれば、これまで以上に密な関係を築くこともできるでしょう。

「初対面で急に触れない」「犬の見えないところから触れない」などの注意事項を守りながら、双方が嫌な思いをしないコミュニケーションを実現し、愛犬との生活を豊かにしていきましょう。

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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