猫が見つめてくるのはなぜ?理由と対処方法を解説

猫が、飼い主のことをじっと見つめることがあります。
なぜ、猫は見つめてくるのでしょうか?
この記事では、猫が飼い主を見つめてくる理由や、猫に見つめられた時の対処方法を解説します。 2023年02月12日作成

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猫が飼い主を見つめてくる理由

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まずは、猫が飼い主を見つめてくる理由について解説します。
言葉の話せない猫は、飼い主に何を伝えようとしているのでしょうか?

何かを要求している

猫が飼い主を見つめてくるのは、おそらく何かを要求しているのでしょう。
猫の要求としては、「ご飯がほしい」や「構ってほしい」、「目の前のドアを開けてほしい」などが挙げられます。
また、飼い主が見つめられていることに気が付いていないと感じたら、一度鳴いて飼い主の気を惹こうとする猫もいるでしょう。
飼い主を見つめながらどこか期待しているような表情を見せたら、それは何かを要求しているサインだといえます。

不満を感じている

猫が飼い主のことを見つめてくる時は、何か不満を感じているのかもしれません。
猫は几帳面な性格であるため、トイレや食器が汚かったり部屋が散らかっていたりすると、不満を感じます。
特にトイレの汚れは、猫のストレスの原因となるでしょう。
また、日頃の食事の不満についても、猫は抗議の意味を込めて飼い主のことを見つめることがあります。
遊んでいる最中に猫が飼い主のことを見つめている時は、遊び方やおもちゃの種類が気に食わないなどの不満が考えられるでしょう。

ヤキモチを妬いている

甘えん坊な性格の猫であれば、ヤキモチを妬いている可能性もあります。
特に最近子どもが産まれたりほかのペットを飼ったりと、家族が増える形で生活環境が変わった場合には、いままで十分に構っていた猫に同様の愛情を注ぐ時間が減ってしまうことがあるでしょう。
当然ながらいままで通り接することができれば良いですが、猫自身はほかの家族が増えたことに不満を感じているのか「もっと構ってほしい…」とヤキモチを妬いてしまいます。
猫が、飼い主の目線に入り込もうとしたり子どもやほかのペットに割って入ってこようとしたりする時は、ヤキモチを妬いているのでしょう。

威嚇

実は、猫が相手の目をじっと見つめる時は、威嚇をしているのかもしれません。
特に野良猫同士の場合は、相手を見つめることで威嚇をして、そのまま喧嘩に発展してしまうこともあります。
当然ながらいっしょに過ごしている猫と飼い主であれば、威嚇をすることは考えにくいでしょう。
しかし、保護猫などを引き取ってきて信頼関係を構築されていない状態であれば、威嚇をしている可能性もあります。

猫に見つめられた時の対処方法

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次に、猫に見つめられた時の対処方法をご紹介します。
正しい対処をすることで、猫との信頼関係が築ける可能性があるでしょう。

応えられる要求には応える

猫が飼い主のことをじっと見つめてきて何かを要求しているようであれば、可能な限り応えてあげても良いでしょう。
もちろん食事などの時間が決まっているものであればそれまで待たなければいけませんが、「遊んでほしい」などの要求には応えることで、信頼関係を構築することができるかもしれません。
特にトイレが汚れている時には、すぐに掃除をしてあげることで気持ち良くトイレに行くことができるはずです。

しかし、「猫の要求に応えすぎると、わがままになるのでは?」と考える人もいるでしょう。
当然ながらすべての要求に応えると猫はわがままになる可能性がありますが、犬のように無駄吠えなどの原因にはなりません。
そのため、猫が何を要求しているのかわかった時には、早々に応えてあげることをおすすめします。

ゆっくりとまばたきをする

猫が飼い主のことをじっと見つめながらゆっくりとまばたきをしたら、それは愛情のサインです。
ゆっくりとまばたきをするのは、子猫が母猫に甘える時にみせる仕草で、飼い主も同様のことを行うことで、猫に愛情を示すことができるかもしれません。

目をそらす

猫が威嚇の意味で目を見つめてきている場合は、目をそらしましょう。
目をそらすことで、「あなたに敵意はないですよ」猫に伝えることができます。
逆に、猫を見つめ返すことで威圧をしてしまう可能性もあるため、猫を見つめ返す時は尻尾が逆立っていないかなどをチェックするようにしましょう。

猫が何もないところを見つめる理由

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猫はまれに、何もないところを見つめることがあります。
「もしかしてオバケ?」と怖くなってしまうでしょうが、それもきちんとした理由があるのです。
最後に、猫が何もないところを見つめる理由をご説明します。

においを嗅いでいる

猫が何もないところを見つめている時は、においを嗅いでいる可能性が考えられます。
猫は人間よりも嗅覚が優れている動物なので、人間では嗅ぎ分けられないようなにおいも感じ取ることが可能です。
そのため、嗅ぎ慣れないにおいを感じたら、上を見ながらにおいに集中します。
においを嗅いでいる姿が、何もないところを見つめているように見えるのでしょう。

どこかで音がした

嗅覚同様に、猫は聴覚にも優れています。
そのため、飼い主が何もないところを見つめていると感じた場合であっても、猫は音がした方向を向いているだけなのかもしれません。

虫を追っている

猫が何もないところを見つめている時は、実は小さな虫を目で追いかけている可能性があります。
動くものに反応してしまう猫は、飼い主の気が付かないくらい小さな虫であっても、発見することが可能です。

猫が見つめてくるのは要求の場合が多い?

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猫が飼い主のことをじっと見つめてくるのは、何かを要求している可能性が高いでしょう。
「ご飯がほしい」や「構ってほしい」などの些細なことが多いですが、きれい好きである猫は「トイレが汚いから掃除してほしい」などの要求もあるはずです。
どれも応えられるなら応えても問題ありませんが、あまりに要求に応えすぎると要求の仕方がエスカレートする可能性もあるため、バランスが大切です。
また、猫が何もないところを見つめている時は、オバケではなく猫の優れた嗅覚や聴覚が原因でしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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