犬にも保湿が必要?その理由とは
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まずは、犬に保湿が必要な理由をご説明します。
併せて、犬が乾燥肌になりやすい部位についても見ていきましょう。
犬の皮膚は人間よりも乾燥しやすいから
犬は、人間よりも乾燥肌になりやすいといわれています。
なぜなら、犬の皮膚は人間の3分の1程度の薄さだからです。
頑丈そうな動物に見えますが、実は犬の皮膚は人間以上に気を配らなければ、さまざまなトラブルを起こしてしまいます。
皮膚疾患の症状の緩和になる
犬の皮膚が乾燥すると、さまざまな皮膚疾患の原因となります。
肌が乾燥することでバリア機能が低下したり、外部からの刺激に弱くなったりして、皮膚トラブを起こしてしまいます。
そこで、犬の肌を保湿することで、アレルギーや皮膚疾患などの症状が緩和することが期待できるでしょう。
フケ対策にもつながる
犬の乾燥肌は、フケの対策にもつながります。
犬のフケの原因のひとつが乾燥で、もともとフケが出やすい犬であれば乾燥によりフケが多くなるため、フケの多い犬は特に保湿に気を配らなければなりません。
肉球のひび割れ予防になる
犬の肉球は、乾燥によりひび割れを起こします。
一度ひび割れを起こしてしまうと、肉球にタコができたり出血してしまったりしてしまい、しっかりと保湿しなければ治らないため、注意しなければなりません。
シニア犬は特に乾燥肌になりやすい
人間と同様に、犬も年齢を重ねることで肌の水分量が不足していきます。
そのため、シニア犬は成犬よりも特に乾燥肌になりやすいでしょう。
犬が乾燥肌になりやすい部位とは?
犬が乾燥肌になりやすい部位は、いくつかあります。
はじめに挙げられるのが、肉球です。
肉球は被毛に守られておらず、散歩など普段の生活で使用する部位のため、ほかの部位よりも乾燥に気を付けなければなりません。
また、鼻まわりや耳の内側、肘やお腹なども乾燥肌になりやすい部位です。
やはりこれらの部位も被毛が生えてなかったり少なかったりするため、乾燥しやすいのでしょう。
犬の乾燥肌の対策について
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次に、犬の乾燥肌の対策について解説します。
乾燥肌によるひび割れなどは痛みも伴うため、早めに対策をしてあげることが大切です。
保湿成分の入ったシャンプーを使用する
乾燥肌になりやすい犬のために、保湿成分が入ったシャンプーが販売されています。
適度なシャンプーは犬の肌の健康を維持してくれるため、月に1回を目安に行うと良いでしょう。
しかし、過度なシャンプーは肌に必要な潤いを洗い流してしまう原因になるため、避けなければなりません。
また、シャワーの温度が熱いのも乾燥肌の原因となるため、38~40℃程度の熱すぎないお湯でシャンプーを行うようにしましょう。
食事を見直す
実は、毎日の食事が原因となっている可能性もあります。
手作りフードなら新鮮な肉や野菜を使用したものを、ドッグフードなら高品質な総合栄養食を与えることで、犬のお肌の健康につながることもあるでしょう。
保湿クリームの使用
犬用に販売されている保湿クリームを使用することで、乾燥肌対策になります。
保湿クリームを塗る部位は、先述したような肉球や鼻、耳の内側などの乾燥しやすい部位をおすすめします。
加湿器を使用する
室内の乾燥も、乾燥肌の原因になります。
特に空気が乾燥しやすい寒い時期は、加湿器を使用して空気が乾燥するのを防ぎましょう。
加湿器を使用することで、犬の肌や被毛の潤いの維持が期待できます。
おすすめのペット用保湿クリーム4選
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最後に、おすすめのペット用保湿クリームをご紹介します。
これらのクリームを使用して、犬を乾燥から守ってあげましょう。
犬の鼻用クリーム
乾燥しやすい犬の鼻用に作られた、保湿クリームです。
オリーブオイルやみつろう、シアバターなどの天然成分で作られているため、安心して犬に使用できます。
また、保存料や香料、着色料なども一切使用していないのも嬉しいポイントです。
A.P.D.C ポウ&エルボウローション
犬が乾燥肌になりやすい肉球や肘を、優しく保護してくれるクリームです。
全身に使用できるため、このクリーム1本で肌の乾燥対策は済むでしょう。
ポンプ式で使いやすく、天然成分の爽やかな香りが犬を癒してくれることが期待できます。
肉球ケアクリーム NICURE
犬の肉球の保湿のために作られた、クリームです。
合成香料や合成着色料、酸化防止剤などの添加物は一切使用していません。
また、100%天然由来成分なので、安心して使用できるでしょう。
バロンシリーズ 肉球クリーム プレーン
犬の肉球を乾燥から守ってくれる、保湿クリームです。
みつろうやホホバオイルなどの天然成分で、犬の肉球にしっとりとした潤いを与えてくれます。
2mlのお試しサイズで、犬の肌に合うのか見ることができるでしょう。
犬は乾燥肌になりやすい
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犬は、人間よりも乾燥肌になりやすい動物です。
特に肉球や鼻、耳の内側など被毛が生えていなかったり少なかったりする部位は乾燥しやすいため、保湿をしなければなりません。
犬の乾燥肌の対策としては、保湿成分が入ったシャンプーや加湿器、保湿クリームを使用するのがおすすめです。
特に肉球や鼻などが乾燥してひび割れを起こすと痛みを伴うため、事前にきちんと対策をすることが大切だといえるでしょう。
ZACCA ISM(参照日:2023-12-19)
https://item.rakuten.co.jp/b-faith/dognosecream30/
Mugi gokoro(参照日:2023-12-19)
https://item.rakuten.co.jp/mugigokoro/4528636804343/
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https://item.rakuten.co.jp/oga012/psm_nc/
アニマルフード(参照日:2023-12-19)
https://item.rakuten.co.jp/animalfood/10001124/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。