犬の足裏の毛をバリカンでカットしたほうが良い理由
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まずは、犬の足裏の毛をバリカンでカットしたほうが良い理由をご説明します。
理由がわかれば、多少面倒に感じる足裏の毛のカットもしなくてはならないと感じるでしょう。
フローリングで滑りにくくなる
犬の肉球は、滑り止めの役割があります。
そのため、滑りやすいフローリングの上を歩いていても、スムーズに歩くことが可能です。
しかし足裏の毛が伸びていると、肉球に伸びた毛がかぶってフローリングなどの床で滑りやすくなってしまいます。
犬がフローリングで滑ると関節を傷める原因になりますし、足腰の負担になることはもちろん、シニア犬などは踏ん張りがきかずにそのまま転んでしまう可能性もあるでしょう。
肉球の間が蒸れにくくなる
暑い時期になると、湿気が高くなります。
犬に湿気は大敵で、被毛や皮膚が蒸れることで炎症を起こす原因になります。
足裏の毛が伸びていると、肉球の間が蒸れやすくなり、肉球に炎症を起こす可能性があるでしょう。
肉球の炎症は痛みや痒みはもちろん、歩くことを嫌がることも考えられるため、日頃から肉球のケアをする必要があります。
犬の足裏の毛をバリカンでカットすることで、肉球の間が蒸れにくくなるというメリットが挙げられるでしょう。
犬の足裏の毛をバリカンでカットする際の注意点
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犬の足裏の毛をバリカンでカットする際は、いくつかの注意点があります。
飼い主自ら、愛犬とのコミュニケーションを兼ねたカットをしてみると良いでしょう。
ペット用バリカンを使用する
犬が足裏の毛をカットすることに慣れている場合は、人間用のバリカンでも問題ありません。
しかし、ペット用バリカンを使用することで、万が一の怪我を予防することができます。
犬などのペット用に作られたバリカンは、人間用のバリカンと比べると刃が細くなっていたり扱いやすくなっていたりするため、はじめて犬の足裏の毛をカットする際はペット用バリカンの使用をおすすめします。
余計な部分をカットしない
犬の足裏の毛をカットする際は、余計な部分をカットしないようにしましょう。
基本的に、犬の毛は日光から皮膚を守るなどの役割があります。
そのため、犬の足裏の毛をカットするのであれば、犬の足裏の肉球まわりの毛のみをカットするようにしましょう。
もちろん、肉球の間の毛もカットする必要があります。
1mm以下の刃を使用する
犬の足裏は皮膚が薄いため、バリカンの刃が2mm以上だと刃が引っかかって怪我をしてしまう可能性があります。
そのため、犬の足裏の毛をカットする際は、1mm以下の刃を使用するようにしましょう。
基本的に犬の肉球はツルツルにする必要があるため、短い刃を使用したほうが犬のためになります。
定期的にカットする
犬の足裏の毛は、1~2ヶ月に1回程度カットするだけで十分です。
先述したように犬の肉球の皮膚は薄いため、頻繁にカットしすぎるのも良くありません。
ただし、毛の伸びるスピードはある程度個体差があるため、こまめにチェックして「少し伸びてきたかな?」と感じたらカットをしても良いでしょう。
おすすめのペット用バリカン4選
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犬の足裏の毛をカットする際は、ペット用バリカンの使用をおすすめします。
ペット用バリカンを使用することで、スムーズに足裏の毛のカットができるでしょう。
wagreet ペットバリカン
このバリカンひとつで、犬の局部や細部などの毛もカットすることができます。
刃の先端が丸くカットされているため、犬の皮膚にも優しいです。
また、本体を丸ごと水洗いすることができ、常に清潔な状態を保つことが可能です。
Panasonic ペットクラブ 犬用バリカン
部分カット用の約1mmの刃と、身だしなみカット用の刃がそれぞれセットになったペット用バリカンです。
お手入れが簡単な水洗いタイプなのも、嬉しいポイントです。
大手メーカーが製造しているため、安心して使用できるでしょう。
Pateker ペット用バリカン
丈夫かつ高品質な、ペット用バリカンです。
パワフルな使い心地ながら静かなため、バリカンの音に犬が怖がる心配もないでしょう。
また、軽く扱いやすいのもポイントです。
chorbmark ペットバリカン
持ちやすい形状をしており、女性でも扱いやすいペット用バリカンです。
汚れてきたら、付属のブラシで手軽に掃除することができます。
また、4種類のアタッチメントも付属しているため、部位によって長さを変えることも可能です。
犬の足裏の毛は定期的にカットしましょう
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犬の足裏の毛が伸びっぱなしになっていると、フローリングで滑って怪我をしてしまう可能性があります。
また、肉球が蒸れて炎症を起こすことも考えられるでしょう。
そのため、頻繁に行う必要はありませんが、1~2ヶ月に1回は犬の足裏の毛のカットをしてあげることが大切です。
もちろんトリミングサロンでも行ってくれますが、愛犬とのコミュニケーションを兼ねて自ら犬の足裏の毛のカットにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
JINSHOP(参照日:2024-01-18)
https://item.rakuten.co.jp/jinshop/pet-cripper02/
https://item.rakuten.co.jp/jinshop/pet01/
EDION(参照日:2024-01-18)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。