猫の歯磨きは本当に必要？猫が歯磨きを嫌がる際の対処法を解説！

結論から言うと、猫も歯磨きが必要です。猫も人間同様、歯磨きを怠ると歯周病や虫歯や口内炎といった病気に陥ります。

猫も歯磨きを続けることで、歯周病や口内炎の対策につながります。

猫は唾液が少ないため、食べかすが歯に残りやすく、歯垢や歯石が付きやすいです。これらが溜まると口臭や歯周病の原因になります。歯石を放置すると、歯周病の原因となります。また、口内炎も口内の衛生状態と関連しています。歯石が蓄積すると、除去手術が必要になり、猫にとってストレスとなります。

口の中を触れることで、猫のストレスになりません。獣医師の先生に口の中を触らせてくれる猫は多くありません。

しかし普段から習慣としてデンタルケアを行っていれば口の中へ簡単に手を入れることが出来ます。そのことによって大きな病気を見つけることもできます。

歯磨きをすることで猫との距離感も縮まります。口周りを触られる猫は多いです。

そんな時は、おやつをあげながらお口周りを触ったり、スキンシップもかねてあせらず少しずつ慣れさせていきましょう。あせらず話しかけながらゆっくり慣れていきましょう。

猫の歯磨きは、毎日行うことが理想です。しかし、さまざまなことが原因となりそれが難しいということもあるでしょう。このような場合には、どうすればいいのでしょうか。

猫のおやつの中には、歯磨き効果が期待できるものがあります。歯磨きおやつは特殊な形状や噛み心地となっており、噛むことで歯に付着した歯垢を削ぎ落とします。美味しく口腔ケアが期待できるので、歯磨きが苦手な猫におすすめです。

歯磨きシートは、飼い主の指に巻いて歯を磨く際に使用します。歯ブラシを口に入れることに慣れていない猫におすすめです。シートは網目状になっており、表面のテクスチャが歯垢を絡め取ります。また、歯茎のマッサージ効果も期待でき、歯茎の血行が良くなることで歯周病のリスクの軽減につながるでしょう。

猫の歯磨きおもちゃとは、猫の歯磨きをサポートし、歯垢や歯石の対策に役立つおもちゃです。これらのおもちゃは特殊なデザインや素材で作られており、猫が噛むことで付着した歯垢を絡め取ってくれます。遊びながら歯磨き効果も期待でき、一石二鳥といえるでしょう。

まずは歯の本数についてですが、乳歯が26本、永久歯が30本です。構造は人間と同じです。歯髄・象牙質・エナメル質の3層構造になっています。歯周ポケットとに歯石や歯垢が溜まることで歯周病になります。猫の口内はアルカリ性のため、歯周病になりやすいとされています。

猫の歯磨きの頻度の理想は、毎日です。しかし猫によっては口を触られること嫌がって暴れてしまい、毎日行うのが困難な場合もあるでしょう。そのような場合でも、週2、3回、最低週1回でも歯磨きする習慣がついていることがおすすめです。

猫によっては、口を触られることがどうしても苦手な場合もあります。もし、あまりにも嫌がるようでしたら、無理して続行することはやめてあげましょう。歯磨きおもちゃや歯磨きおやつなどで代替し、愛猫の口の健康が気になる場合には、動物病院を受診し、専門家の指示をあおぎましょう。

強力な繊維の針葉樹パルプから作られた紙ひもを使用した猫じゃらしです。ガシガシ噛んでも切れにくくなっています。紐の部分を猫が噛むことで、歯磨き効果が期待できます。狩猟本能も刺激されて猫ちゃんも興奮して遊んでくれるでしょう。

噛んで遊びながらデンタルケアもできる猫用おもちゃです。カラカラという音がするので、猫も注目してくれるようです。口にくわえやすいように工夫され、薄い厚さとなっています。中に鈴が入っているので、猫が遊んでいるかどうかを姿が見えなくても音で把握することも可能です。

遊びながら歯磨き効果が期待できる猫用おもちゃです。歯の汚れがからまりやすい麻とコットン生地を使用されており、またたびも入っています。毎日遊ぶことで、口腔の健康のサポートに役立つでしょう。

ねずみがモチーフの猫用おもちゃです。2層のメッシュ構造を猫が噛むことで、歯に付着した歯垢の除去が期待できます。またたび入りなので、猫の興味を惹きやすいでしょう。

猫にとっても、歯磨きは重要なケアのひとつです。大人しく歯磨きをさせてくれる猫もいれば、口を触られることを嫌う猫もいます。歯磨きが苦手な猫には、歯磨き効果のある歯磨き用のおやつを与えたり、歯磨きシートを使って歯石や汚れを取り除いたりしてあげましょう。また、歯磨き効果が期待できるおもちゃで、遊びながら口腔ケアを促してあげましょう。
もし、愛猫のお口の健康が不安な場合には、かかりつけの動物病院を受診し、状態を診てもらうことをおすすめします。