【ペットの健康診断の日】猫の健康をチェック!自宅でできる猫の健康状態の確認方法

愛猫にいつまでも健康でいてもらうためには、日頃から愛猫のことをきちんと管理することが大切です。
もしもこまめに動物病院で愛猫の健康診断をする時間が確保できないのであれば、自宅である程度の健康チェックをすることは可能です。
この記事では、自宅でできる猫の健康チェック方法や、猫の健康維持のためにできることについて解説します。 2023年10月13日作成

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自宅でできる猫の健康チェック方法とは?

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まずは本題である、自宅でできる猫の健康チェック方法をご紹介します。
毎日これらのことをチェックして、愛猫に異変がないか見ていきましょう。

食欲

猫の健康をチェックする上で、毎日の食欲はとても重要になります。
当然ながら猫が普通に生活をしていればお腹が空いてくるため、食事の時間にキャットフードを残すことはないはずです。
また、逆にいつも与えている食事量を食べた後も食事をねだるようであれば、何かしらの病気が関係している可能性があります。
このように、猫の食欲をチェックすることは毎日行えることから、健康維持をする上でとても大切なバロメーターとなります。

排泄

猫を多頭飼いしている場合はわかりにくいかもしれませんが、排泄のチェックをすることも猫の健康維持をする上でとても大切です。
通常であれば、猫は毎日おしっことうんちをするはずです。
もしも1日に一度もおしっこをしていないようであれば、何らかの異変が起こっていると考えても良いでしょう。
また、おしっこやうんちの色やにおいも、健康チェックをする際に必要になります。
ちなみに、猫は排泄をする際は外敵に見つからないようにするために、静かに排泄を行います。
しかし、おしっこをしている時に鳴くようであれば、おしっこ時に痛みを感じていることが考えられるため、早めに対処をしたほうが良いでしょう。

体重

猫の体重を定期的に確認するのも、自宅で気軽にできる健康チェックになります。
毎日猫の体重を計っておくと平均体重がわかりますし、急な体重の変化にもすぐに気が付くことができるでしょう。
もしも愛猫の適正体重がわからなければ、動物病院に連れて行くことで獣医師からアドバイスを受けることができます。

毛並み

猫の毛並みは、通常であればツヤがあってサラサラです。
しかし、体調不良や栄養が足りない時はパサパサで艶がなく、毛玉ができてしまうこともあるでしょう。
ちなみに、シニア猫になると自分で毛づくろいをすることが億劫になることもあるため、飼い主が定期的にブラッシングをしてあげる必要があります。

猫の健康維持のために飼い主ができること

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猫の健康を維持するためには、飼い主の努力も欠かせません。
これらのことを行い、いつまでも愛猫に元気でいてもらいましょう。

栄養バランスの優れた食事を与える

猫の健康を維持するためには、栄養バランスの優れた食事は欠かせません。
人によっては猫のために手作りフードを与えることもあるでしょうが、完全肉食動物である猫に必要な栄養素を摂取させることは簡単ではないでしょう。
そのため、猫の食事はキャットフードを与えることがおすすめです。
総合栄養食の基準をクリアしたキャットフードを与えていれば、猫の健康を維持することができるでしょう。
また、キャットフードは猫の年齢や状態に合わせたものも作られているため、愛猫の状態に合ったものを選ぶことが大切です。

完全室内飼い

猫の健康を維持したいのであれば、完全室内飼いを徹底しましょう。
猫を外へ出すことは、交通事故やほかの猫との喧嘩など、さまざまなリスクがあります。
「猫が外を眺めているから、外で思い切り走りたいのでは……」と考える人もいるかもしれませんが、猫のことを第一に考えるのであれば完全室内飼いをすることが一番です。

予防接種を受ける

猫の健康維持のために、定期的な予防接種を受ける必要があります。
ワクチンの種類は3種から7種までさまざまなものがありますが、獣医師と相談した上で猫の生活環境に合ったものを選択すると良いでしょう。
「うちの猫は完全室内飼いだから予防接種は必要ない」と考える人もいるかもしれませんが、ウイルスが飼い主に付着して猫に感染してしまう可能性もあるため、完全室内飼いであっても予防接種は絶対に受けなければなりません。

トイレ掃除

猫の排泄状況を知るために、毎日2回はトイレ掃除を行いましょう。
猫はきれい好きな動物なので、トイレが汚れているだけでおしっこを我慢したり、粗相してしまったりします。

定期的な健康診断を受ける

飼い主が忙しくても、年に一度は愛猫の健康診断のために動物病院へ行きましょう。
健康診断で病気の早期発見ができれば、完治に繋がる可能性も高くなります。
また、シニア猫の場合は半年に一度の頻度で健康診断に訪れると良いでしょう。

猫にこんな症状が現れた場合はすぐに動物病院へ!

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猫は、体調不良を起こすと何らかのサインをみせます。
体調不良のサインを見逃さずにいち早く動物病院に連れて行くことが、猫の健康維持のための秘訣だといえるでしょう。

鼻水・くしゃみ

猫が鼻水やくしゃみを繰り返す時は、一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
少量の鼻水や数回のくしゃみであれば私たち人間でも起こることですが、大量の鼻水で呼吸がしにくくなっていたり、何度もくしゃみを繰り返したりする場合は、猫の身体に何らかの異変が起こっているサインかもしれません。

元気がない

猫は、基本的に体調不良を表に出すことはありません。
なぜなら、見るからに体調が悪そうにしていると外敵に狙われる可能性があるからです。
しかし、そんな猫がハァハァと呼吸を荒くしていたりじっとして動かない時間が長かったりする場合は、体調不良を隠すことができないほど具合が良くないのかもしれません。

何度も吐く

猫は、定期的にグルーミングをして飲み込んだ毛玉を吐きます。
しかし、何度も吐く場合や嘔吐物に血が混じっている時などは、緊急性が高い病気かもしれないため、一度獣医師に診せたほうが良いでしょう。

自宅で猫の健康管理をしよう

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毎日猫と生活をしていれば、猫の異変にはすぐに気が付くことができるはずです。
また、毎日の食事やトイレなど、猫の健康チェックのチャンスは多いです。
今回ご紹介した猫の健康チェック方法はどれも自宅で気軽にできるものであるため、欠かさずに行うようにしましょう。
もしも猫に少しでも異変を感じた場合はいち早く動物病院へ連れて行くことで、猫の健康維持に繋がることが期待できます。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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