猫が肉球を怪我してしまった！症状や対処方法を解説

まずは、猫が肉球を怪我したときの症状についてご説明します。
「足を怪我しているのかも」と感じたときでも、肉球の怪我が原因の場合があるでしょう。

猫が肉球を怪我したときには、出血がみられます。
出血の原因は、部屋に落ちているものを踏んでしまったときや、猫同士の喧嘩などさまざまです。
また、炎症により出血をしてしまうこともあります。
肉球が炎症すると、出血のほか肉球の荒れもみられるでしょう。
肉球が荒れる原因もさまざまで、擦り傷や火傷、乾燥などが挙げられます。
ちなみに、シニア猫になって爪とぎの回数が減ることで、伸びた爪が肉球に刺さって出血してしまうこともあるため、注意が必要です。

人間のように、魚の目ができることもあります。
これは、猫の歩き方が不自然である場合にみられることが多いです。
足が不自由であったり怪我をしたりすることで、歩く際の体重のかかり方が偏ることで、肉球の一部が硬くなってしまいます。
ちなみに、魚の目自体に痛みなどはありません。

火傷による猫の肉球は、意外にも多いです。
特に冬の寒い時期に、ストーブに不用意に近づいたり乗ったりすることで、肉球を火傷してしまいます。
火傷は、肉球の赤みや水膨れなどの症状がみられます。

肉球が熱くなったり冷たくなったりしている場合には、肉球の異常を疑う必要があります。
肉球が熱くなっているときには体温も上がっているため、体調不良や身体の炎症などが考えられるでしょう。
また、肉球が冷たいときは、体温の低下が挙げられます。

猫の肉球が乾燥することで、ひび割れを起こしてしまうことがあります。
主に湿度が低い時期に多いですが、ひび割れにより肉球からの出血などがみられるでしょう。

次に、猫が肉球を怪我したときの対処方法について解説します。
併せて、肉球の怪我の予防についても見ていきましょう。

猫が肉球を怪我しているようであれば、動物病院に連れて行くことをおすすめします。
軽い出血であれば、清潔なガーゼやタオルなどで押さえておけば止まるでしょうが、傷口から細菌が侵入してしまう可能性もあるでしょう。
また、火傷なども獣医師による治療をしなければ、水膨れが悪化してしまうことも考えられます。
肉球は猫が歩く上で大切な部位なので、少しでも早く完治させるためにも一度動物病院へ連れて行きましょう。

肉球に魚の目ができていたりひび割れがみられたりする場合には、肉球クリームを塗ってあげましょう。
肉球クリームを塗ることで肉球が保護されて、魚の目やひび割れを和らげてくれます。
また、肉球の怪我の予防にも繋がるでしょう。
ただし、クリームの塗りすぎは猫が気にして舐め取ってしまうこともあるため、注意が必要です。

肉球が熱くなっている、または冷たくなっている場合には、冷やしたり温めたりしなければなりません。
猫が体調不良である可能性も考慮して、一度動物病院へ連れて行くのも良いでしょう。
肉球を冷やすときには、タオルでくるんだ保冷剤などを使用して、温めるときはペットヒーターや湯たんぽの使用がおすすめです。

最後に、猫の肉球ケアに役立つ商品をご紹介します。
肉球の柔らかさを保つために、飼い主がケアをしてあげる必要があります。

素材や配合にこだわり作られた、肉球クリームです。
天然成分100%で作られているため、猫が舐めても問題ありません。
亜麻仁油などの成分により、しっかりと肉球の保湿をしてくれます。

肉球をしっとりと保湿してくれる、クリームです。
天然100%成分で、肉球のほかに鼻にも使用できます。
コンパクトなサイズのため、持ち運びもしやすいでしょう。

天然成分のみで作られた、肉球クリームです。
亜麻仁油やみつろう、ホホバ油などを使用しており、合成香料などの添加物は使用していません。
猫の肉球の乾燥が気になるときにこのクリームで優しくマッサージをすることで、しっとりとして血流の改善も期待できるでしょう。

みつろうが主成分の、天然成分100%の肉球クリームです。
犬用に作られた商品ですが、猫に使用しても問題ありません。
ハチミツやローヤルゼリー、プロポリスなどの自然の恵みを生かした、安心安全なクリームといえるでしょう。

猫が肉球の怪我は、出血や炎症のほか、火傷や魚の目などが挙げられます。
どれも猫が歩きづらくしているような素振りをみせるため、日頃から猫のことを観察している人であれば、すぐに猫の異変に気が付くことができるでしょう。
猫の肉球に異変がみられた場合には、動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
また、こまめに肉球クリームでケアを行うことで、肉球の炎症や乾燥の予防をすることができるでしょう。