犬におもちゃを片付けさせる時のしつけ方とは？コツも解説

まずは、犬におもちゃの片付けを教える際に準備するものをご説明します。
これらのグッズを用意して、万全の状態でしつけに取り組みましょう。

当然ながら、犬におもちゃの片付けを教える時は犬用おもちゃを準備する必要があります。
犬は人間の子どものように、「出したら出しっぱなしにしないで、きちんと片付けをするんだよ」と言ってもわかりません。
実際に何度も練習をしなければ自分でおもちゃの片付けをするようにはならないので、はじめに犬用おもちゃを用意しましょう。
ちなみに、犬が楽しんでしつけに取り組むために、特別お気に入りのおもちゃを選ぶことをおすすめします。

犬は人間のように手足を器用に扱えるわけではなく、基本的におもちゃの片付けも口で咥えて行います。
そのため、犬用おもちゃをしまっておくおもちゃ箱を用意しましょう。
おもちゃ箱は、犬がおもちゃをしまいやすいように、犬の顔よりも低いものが理想です。
小型犬であれば、ティッシュ箱程度の大きさがあれば良いでしょう。

犬のしつけには、ご褒美を用意しなければなりません。
ご褒美があれば、犬はモチベーションを高く保ちながらしつけに取り組んでくれるでしょう。
ご褒美は犬用おやつでもおもちゃでも良いですが、おもちゃの片付けを教える時には犬用おやつを選ぶほうが無難です。
もしも犬の避難が心配なのであれば、犬用おやつではなくドッグフードを代用しても問題ありません。

次に、犬におもちゃを片付けさせる時のしつけ方を解説します。
併せて、スムーズにしつけをするためのコツについても見てみましょう。

まずは、犬に「出せ」のコマンド（命令）を教える必要があります。
犬が口に咥えているものを離すためのコマンドは、「出せ」や「アウト」、「はなせ」などから好きなものを選びましょう。

犬の「出せ」のしつけで大切なのは、飼い主におもちゃを取り上げられるわけではないと認識させることです。
はじめのうちは、犬が咥えているものを強制的に取り上げる形になりますが、犬が口に咥えているものを出した時には、思い切り褒めてあげましょう。
その後にご褒美を与えることで、犬は「口に咥えているものを出したらすごい褒められて、ついでにご褒美までもらえた！」と学習するはずです。

犬が問題なく「出せ」のコマンドを理解するようになったら、おもちゃ箱の上で行ってみましょう。
「出せ」のコマンドとともに、犬がおもちゃ箱の中におもちゃを落としたら、思い切り褒めてあげます。
もちろん、褒めた後にはきちんとご褒美を与えましょう。
それをくり返すことで、犬はおもちゃ箱の上におもちゃを入れたら褒められることを理解するはずです。

ちなみに、おもちゃ箱にきちんと片付けさせたいのであれば、犬が慣れたタイミングで「出せお片付け！」などと語尾に片付けをしてほしい時のコマンドを入れましょう。
再度それを繰り返し行い、徐々に「お片付け」のみのコマンドでおもちゃをおもちゃ箱にしまうようにしつけをします。

犬におもちゃの片付けを教える際のコツとしては、犬にとって大切なものであるおもちゃと引き換えに、何かを得ることができると学習させることです。
犬は基本的におもちゃは自分のものであるため、飼い主であっても離したくはありません。
しかし、おもちゃの代わりにおやつをもらえたり飼い主から思い切り褒めてもらえたりすると、「飼い主におもちゃを取られた！」と考えることはなくなるでしょう。

最後に、おすすめの犬用おもちゃをご紹介します。
これらのおもちゃを利用して、愛犬とさらなる信頼を築きましょう。

犬が大好きな、ロープ型のおもちゃがセットになった商品です。
ロープ型のおもちゃは咥えやすく、おもちゃ箱への片付けもしやすいでしょう。
また、何度も噛むことでデンタルケアも期待できます。

人気キャラクターがデザインされた、犬用おもちゃです。
胴体部分がロープになっているため、咥えやすいでしょう。
また、インテリアとしても可愛らしいです。

ニワトリのデザインの、可愛らしい犬用おもちゃです。
犬が噛むと大きな音が鳴るため、犬は夢中で遊ぶでしょう。
また、可愛らしいデザインのニワトリは、3つのカラーから選ぶことができます。

ロープ型の犬用おもちゃがセットになった商品です。
犬とおもちゃの引っ張り合いができて、コミュニケーションになるでしょう。
また、犬とおもちゃの引っ張り合いをすることで、犬のデンタルケアにも期待ができます。

犬におもちゃの片付けを教えるのは、難しいものではありません。
大切なのは、おもちゃを出したからといって飼い主に奪われるわけではないということを認識させることです。
犬がおもちゃ箱におもちゃを片付けることで、代わりにおやつがもらえたり飼い主に褒めてもらえたりすることが、犬のモチベーションになるはずです。