犬は触られるのが大好き
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犬は基本的に飼い主さんに撫でられるのが大好きです。もともと集団行動で暮らしていた犬は、社交性が高く積極的にコミュニケーションを取ろうとします。
撫でられるとリラックスしてお腹を出したり、体をくねくねして喜んだりするのです。
犬は触って欲しいときに飼い主さんにアピールしてくるので、できるだけ要望に応えてあげたいですよね。
ですが、触り方によっては犬にストレスを与えてしまいます。
そのためむやみやたらと触るのではなく、犬が触られるとストレスを感じる場所をきちんと把握しておきましょう。
犬種によっては撫でられることが苦手な犬も
柴犬や秋田犬などの日本犬、ハスキー犬などの犬の原種と言われるグループに属する犬は、オオカミに近いと言われています。
そのため警戒心や独立心が高く、ベタベタとしたコミュニケーションを図るのがとても苦手です。そのようなタイプの犬は、必要として来たときにだけ撫でてあげるようにしましょう。
品質改良されてきた犬種は人間が大好き
反対にペットとして品質改良されてきた犬種は、人とコミュニケーションをとることが大好きです。トイプードルやヨークシャーテリア、マルチーズなどがそうですね。
ですが、これらの犬種が絶対に人が好きとは限らないので、注意は必要です。
また、コーギーやビーグルなどの狩猟犬を祖先に持つ犬種は、身体能力がとても高いのでボールやフリスビーで遊ぶなど、運動の中で人とコミュニケーションをとる方が好きという傾向が強いようです。
犬が撫でて欲しいときにする仕草
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お腹を見せる
犬が急にお腹を見せる仕草をしてきたら、撫でて欲しいサインです。
お腹は犬にとって弱点と言っていい箇所なので、信頼しているよという合図でもあります。
犬が絶大な信頼を持って甘えてきているので、忙しときであっても極力、犬の要望に応えてあげたいですね。
体を擦り寄せてくる
犬が体を擦り寄せてくるときは、撫でて欲しいサインです。
「かまってよー」と言っているのかもしれませんね。
ある程度撫でたのに犬がまだ何かを訴えているときは、他に要望があるのかもしれません。ご飯や散歩、おもちゃで遊ぶなど色々考えられますので、犬の意志をきちんと汲み取ってあげましょう。
前足を乗せてくる
犬が前足を乗せてくることはありませんか?
これも犬のかまってサインなのです。「そんなところにいないで、遊んでよー」と言いているのかもしれません。
撫でてあげるのもちろん大切ですが、犬が興奮しながら引っ掻いている場合は、ご飯の時間を教えているか、体を動かしたくてウズウズしているのかもしれません。
顔を舐めてくる
犬が顔を舐めてくるのは、最大の愛情表現をしています。顔を舐められると少し戸惑ってしまいますが、犬に愛されている証拠なので、こちらも最大の愛情表現で返してあげましょう。
なぜ顔を舐めるのが愛情表現かというと、これは子犬が母犬に甘えるときにおこなう仕草だからです。「お母さんのように思っているよ」と犬に思われていたら、とても嬉しいですよね。
ですが、口を舐められると衛生上良くないのは確かです。できるだけ口周りを舐めさせるのはやめた方がいいでしょう。
犬が撫でられると嬉しい場所と撫でられたくない場所
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犬が撫でられると嬉しい場所は、一般的には耳の付け根や胸の辺り、肩や首周り、眉間から頭にかけて、腰だと言われています。自分では触れない場所をマッサージしてあげると、とても気持ち良さそうな顔をしますよね。触るときは愛情を持って優しく撫でてあげましょう。
犬が触られるのを嫌がる場所
犬が触られるのを嫌がる場所は絶対に避けるようにしましょう。例えば、しっぽ、肛門周り、目や鼻、口の中、耳の中はデリケートな部分でもあるので触ってはいけません。
犬によっては、足を触られることを嫌がる場合もあります。ストレスが溜まると病気にも繋がるので、極力触らないようにしましょう。
いつでも触られたい訳ではない
犬もいつでも触られたい訳ではありません。気分によっては触られたくないタイミングもあるでしょう。
特にご飯を食べているときや、一人でリラックスして寝ているときに触ると「ウー」と怒りの感情を見せることも珍しくありません。
また、触っているときに逃げたり、耳が倒れていたり、あくびをしたりと、嫌がっているサインを見せたら、触るのをやめてあげましょう。
犬を触ることで得られる効果とは
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犬を触ることは何もスキンシップだけが目的ではありません。触ることで健康チェックをすることができ、病気を早めに発見してあげることもできるのです。
触るときは、耳や目、口の汚れチェックやお腹が膨らんでいないか、しこりができていないか、怪我をしていないか、皮膚は正常かを必ず診てあげるようにしましょう。
特に老犬は毎日のヘルスチェックを欠かさず行っていきたいですね。
触られることに抵抗感がある犬の接し方
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逆に触られることに抵抗感がある犬はさまざまな場面で困ることもあるでしょう。
例えば、病院で受診するときに先生に触られることを拒否してしまい、押さえつけないと暴れてしまうことや、トリミングサロンに行かせたい場合でもそもそも触られることができないと、施術してもらうことすらできないと言ったことです。
犬の性格やもともと持っている本能が原因で、触られることを拒否している場合は克服するのは難しいかもしれません。
子犬の頃から少しずつ色々な人に触れられる練習をすることは、とても大切です。
初対面の犬を触るときの注意点
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犬好きなら初めて会った犬でも、触りたいと思いますよね。ですが、いきなり触るのは禁物です。犬の性格によっては、初対面の人に触ってほしくないと思っている場合もあります。
突然触られた犬はびっくりしてしまい、手を噛まれてしまうことも考えられます。まずは距離をとって犬の様子を見て、犬の方から近寄るのを待ちます。突然触ろうとせずに、まずは手をグーにして犬に自分の匂いを嗅がせてみましょう。
犬が受け入れている様子だった場合も、いきなり頭を触ろうとせずに、下の方からそっと体に触れるようにします。中には飼い主にしか心を許していない犬もいるので、飼い主さんに確認するのが確実ですね。
そうして徐々に信頼感を持ってもらうのです。もちろん犬の方から好意を持って近寄ってきたときは撫でてあげたほうが喜びますが、その時も必ず飼い主さんに撫でていいか許可を取ってからにしましょう。
飼い主がどれだけ犬の気持ちに寄り添ってあげられるかがポイント
犬は撫でられると幸せのホルモンである「オキシトシン」が分泌されるそうです。逆に無理なでるとストレスが溜まるので、飼い主がどれだけ犬の気持ちに寄り添ってあげられるかが、犬の幸せに繋がります。愛犬と楽しい毎日を過ごすために正しい知識を持って接してあげましょう。
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。