犬の要求吠えを直したい!原因やしつけ方法を解説

犬が吠えているときは、飼い主に対して何かを伝えたいときであることが多いです。
しかし、飼い主への要求吠えに悩まされている飼い主は少なくありません。
この記事では、犬の要求吠えの原因やしつけ方法について解説します。 2021年12月09日作成

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犬が要求吠えで伝えたいこと

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まずは、犬が要求吠えで伝えたいことをご紹介します。
特に子犬に多いですが、成犬になっても要求吠えが収まらないこともあるでしょう。

散歩に連れて行ってほしい

犬の要求吠えで多いのは、「散歩に連れて行ってほしい」というものです。
特に、犬の散歩が朝晩2回のルーティーンで行っている場合には、朝早くから犬が散歩に行きたくて吠え続けることもあるでしょう。
逆に、散歩の時間がはっきりと決まっていない犬は、散歩に行きたいという理由での要求吠えは少ない傾向にあります。

ご飯を食べたい

犬の要求吠えでもっとも多いといっても過言ではないのが、食事前です。
犬は基本的に朝晩2回の食事を与えるため、食事の時間が近くなってきたときや、飼い主が食事の準備をし始めたときに要求吠えをすることが多いでしょう。
犬にとって散歩と食事は毎日の楽しみでもあるので、要求吠えはしやすいといえます。

ケージから出してほしい

子犬に多い要求吠えとして挙げられるのは、ケージから出してほしいときです。
特に家に迎え入れたばかりの子犬であれば、まわりの景色を興味津々に見つめて、ケージの外に出たがるでしょう。
もちろん、成犬をケージに入れているときにも要求吠えをすることがあります。

遊んでほしい

飼い主に遊んでほしいときには、犬は要求吠えをしていっしょに遊んでほしい気持ちを伝えます。
犬によっては、飼い主のもとへおもちゃを持ってきながら要求吠えをすることもあるでしょう。
飼い主としては嬉しい気持ちになるかもしれませんが、やはり近隣住人の迷惑になることを考えたら要求吠えは早めに直しておく必要があります。

犬の要求吠えの原因

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次に、犬の要求吠えの原因をご説明します。
犬の要求吠えは、もしかしたら飼い主が原因である場合もあるでしょう。

要求が通ったから

犬の要求吠えの原因のほとんどは、飼い主にあるといっても過言ではありません。
犬が要求吠えをする一番の原因は、吠えたことで要求が通ったからです。
「散歩に連れて行ってほしい」「遊んでほしい」など、飼い主に対して犬が吠えたときに、飼い主は「あら、散歩に行きたいの?じゃあ行こうか!」と、まるで犬と会話をした気になって要求を通してしまうことがあります。
このように、犬が吠えることで飼い主が動いてしまうことで、犬の要求吠えはどんどんエスカレートしていくでしょう。

何度も要求を通したら手に負えなくなる

犬が「吠えたら飼い主が動いてくれる」と理解すると、徐々に手に負えなくなっていきます。
何をするにも犬は飼い主に対して吠えるようになりますし、場合によっては食事のおかわりがほしいなどの理由でも吠えるようになるでしょう。
犬の要求吠えは1日でも早く直さなければ、とても厄介なことになります。

犬の要求吠えに応えることで立場が逆転する

通常、犬と飼い主との関係は対等であってはいけません。
あくまで飼い主の立場が上であり、犬は飼い主のいうことを聞く必要があります。
つまり、飼い主が犬に命令をして、犬がそれに対して行動をするということが大切です。
しかし、犬の要求吠えに対して飼い主が行動をするいうことは、犬と飼い主の立場が逆転していることになります。
そのため、犬の要求吠えに何度も応え続けると犬は飼い主のことを下だと判断して、問題行動を見せることもあるでしょう。

犬の要求吠えのしつけ方法

最後に、犬の要求吠えのしつけ方法をご紹介します。
犬が四六時中吠えていて悩んでいる人は、これらのしつけを試してみてはいかがでしょうか?

無視をする

犬の要求吠えでもっとも効果的なしつけ方法としては、無視をすることです。
犬がどれだけ吠えていても、一切反応することなく、無視し続けましょう。
そうすることで、犬は「吠えても無駄だ」と理解するようになり、徐々に要求吠えは収まっていくはずです。

犬が要求吠えをしていないときに行動をする

犬の要求吠えのしつけで大切なのは、犬が要求吠えをしていないときに行動をするということです。
例えば、犬が要求吠えをしているときは一切動かず、犬が落ち着いてから散歩の準備を始めます。
飼い主の散歩の準備を見て犬が要求吠えを始めたら、散歩の準備を止めて別のことに取り掛かりましょう。
そして、犬が完全に落ち着いたときに散歩に行くことで、犬は「いちいち要求吠えをしなくても、散歩に連れて行ってもらえる!」と理解するようになるはずです。

犬が大人しくしているときに褒める

犬が部屋で寝ているときやソファで飼い主に大人しく寄り添っているときなど、犬が大人しくしているときに褒めてあげましょう。
その際の褒め方としては、ほかのしつけのように大げさに褒める必要はありません。
犬を優しく撫でながら「大人しくできていい子だね」などといいながら、ときおりおやつを与えます。
大人しい犬を褒める習慣がついたら、犬は「大人しくしているときに飼い主が褒めてくれる」と感じ、どんなときにも落ち着いて行動できるようになるでしょう。

犬の要求吠えは無視が一番!

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犬の要求吠えに応えてしまうと、どんどんエスカレートしていくでしょう。
「散歩に行きたい」や「ご飯がほしい」など、犬は要求吠えで伝えたいがたくさんあるはずです。
しかし、どれも無視をし続けることが大切です。
無視をすることで、犬は「吠えても無駄だ」と理解するようになるでしょう。
また、犬が大人しくしているときに褒めるのも効果的です。
犬が落ち着いて行動できるように、要求吠えには私たち飼い主が慌てずに対処する必要があるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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