犬にとっての良い飼い主とは?|心構えや気をつけることとは?

犬を飼育し始める時には心構えや気をつけなければいけないことがたくさんあります。ここでは、良い飼い主になるための心構えや、気をつけることについてご紹介します。 2021年09月28日作成

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犬を飼育することのメリットやデメリットについて

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犬は、「可愛い」という気持ちだけでは飼い始めてはいけません。もちろん可愛いがる気持ちは大事ですが、犬を飼育すると、可愛い面だけでなく、大変な面も見えてきます。犬にとって良い飼い主になるためには、飼育することのメリットだけをみるのではなく、デメリットにも目を向けることが大切です。
ここでは、犬を飼育することのメリットやデメリットをご紹介します。

メリット

犬を飼育することによるメリットはたくさんあります。犬を飼育することにより、癒し効果、リフレッシュ効果、運動不足解消、ストレスの軽減、子供の情操教育、認知症進行抑制などのメリットがあります。
特に、毎日の散歩により運動不足を解消でき、飼い主自身のストレスを軽減することにつながります。

デメリット

犬を飼育することによるデメリットはメリットと同様にたくさんあります。犬を飼育することにより、時間を取られる、毎日のお手入れの手間、出費や光熱費が増える、治療や通院に費用がかかる、旅行や長時間のお出かけに行きづらくなるなどのデメリットがあります。他にも、尿や便の処理、部屋が汚れるなど、犬にかけなければいけない時間が多く、一人の時間も減ってしまいます。

良い飼い主になるための心構えとは?

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犬を飼育するのであれば、犬にとって良い飼い主になりたいものです。犬の一生は考えているより短く、あっという間に時間が過ぎていきます。犬を迎え入れる時だけでなく、自分は愛犬にとって良い飼い主だろうかと考え直してみましょう。
ここでは、犬にとって良い飼い主になるための心構えについてご紹介します。

一生涯面倒をみる覚悟

犬を飼育し始めたら、途中で手放すようなことは絶対にしてはいけません。
途中で手放さなければいけなくなるのであれば、初めから飼育してはいけません。犬が病気になっても、介護が必要になっても、最後まで面倒をみてあげるという心構えが必要なのです。

しつけトレーニング、毎日のお手入れを必ず行う

犬が人間社会で過ごす時には、ある程度のしつけが必要です。他の人や犬に慣れることや飼い主の指示を聞けると、犬もストレスも少なく生活することができるようになります。
さらに、犬種により異なりますが、トイプードルやマルチーズなどの長毛種を飼育する時には毎日のブラッシングが必要になります。ブラッシングを始めて行う時には、犬も暴れることが多く、かなり時間もかかります。
他にも、1ヶ月に1回程度、耳掃除、爪切り、肛門腺絞りなどが必要で、自宅でできないのであれば、トリミングサロンに連れて行ってあげましょう。

たっぷり愛情を注いで育てる

犬を飼育することは楽しいことばかりではありません。家具にいたずらされたり、思いも寄らないところで粗相をされてしまうこともあります。そんな時でも愛情を注いで育てられる覚悟が必要です。
犬は可愛いだけでなく、本気で噛みつかれることもあるかもしれません。時には、病気がちで看病に疲れることや、シニア犬で認知症になり介護に疲れることもあります。どんな時でも愛情を注ぎ育てるという心構えが大事です。

犬を飼育する時に気をつけることは?

犬を飼育する時には、気をつけなければいけないことがたくさんあります。人間の食事を与えないことや犬の健康状態には気を配ること、運動不足にならないようにするなど、犬が健康的に生活ができるようにサポートしてあげましょう。
ここでは、犬を飼育する時に気をつけることについてご紹介します。

人間の食事を与えない

人間の食べているものを犬に与えてはいけません。一昔前は人間の白米を与えていることもありましたが、犬の健康を考えると良くありません。さらに、人間の食事の中には食べてしまうと、死に至る可能性がある食材もあります。
他にも、人の口に入れたものを与えることや同じ箸で与えることにより、犬が虫歯になってしまうこともあるのです。人の食べ物は味付けも濃く、調味料も使われているため、病気を引き起こしてしまう可能性もあります。
人の食べ物を欲しがったとしても、犬には犬用のものを与えるようにしましょう。

こまめな健康状態のチェック

健康状態のチェックも欠かさないようにしましょう。子犬やシニア犬は免疫力や体力が低下している時期なので、病気になりやすく、急変もしやすいです。そのため、子犬を迎え入れた時には、健康状態には注意するようにしましょう。
もちろん成犬でも病気になることがあるので、食事はしっかり食べたか、元気があるか、排尿排便は問題ないかなど毎日健康状態を確認しましょう。

運動不足にさせない

犬は犬種ごとに必要な運動量が異なります。小型犬は30分~1時間半、中型犬は1~2時間、大型犬は1時間半~2時間半程度が運動量の目安になっていますが、犬の調子によって運動量を調節します。
運動不足は筋力低下やストレスの原因となるため、犬の健康のためにも、散歩に連れ出してあげましょう。

犬が自由に動き回れるスペースを確保する

犬を飼育する時には、犬が十分に動き回るためのスペースが必要です。そのため、一人暮らしでも犬が動き回れるようなスペースを確保しましょう。狭い部屋で暮らしていると犬にとってストレスとなるだけでなく、家具や家電のコードを噛んでしまう、誤って飲み込んでしまうなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
犬が自由に動き回っても問題ないスペースを作ることで家庭内で起こるトラブルを軽減することができます。

犬にとって良い飼い主を目指そう!

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犬にとって良い飼い主になるための心構えや気をつけることについてご紹介しました。良い飼い主とは、どんな飼い主なんでしょうか。それは、犬の幸せを第一に考え、しつけトレーニング、犬の健康をサポートし、犬との時間をしっかり確保でき、愛情を持って接することができる方です。
犬は可愛いだけではありません。時にはいたずらをして、家族の大事なものを壊してしまうかもしれません。そんな時でも感情に怒ることはせずに冷静に対処してあげることが大切です。

犬は病気になることもあり、時には、毎月動物病院に通うことや、介護が必要になることもあります。介護に疲れることもあるかもしれません。それでも、最後の時まで犬に愛情を持って看取ってあげるという覚悟が必要です。

犬の一生は人間に比べるとあっという間に過ぎていきます。1日1日を大事にして、犬との時間を大切にして過ごしていきましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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