良きパートナーになるには?犬との良好な主従関係の築き方

群れで生活をする犬は、絶対的なリーダーがいると安心して過ごすことができます。
ですが、ペットとして飼われることが多い現代は、飼い主のことをリーダーだと認識している犬はどれくらいいるのでしょうか?
この記事では、犬との良好な主従関係を築く方法についてご紹介します。 2021年06月05日作成

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犬との主従関係のチェック方法

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愛犬が飼い主のことをリーダーと考えているのか、もしくは自分のほうが飼い主よりも上だと考えている可能性もあります。
まずは、愛犬と主従関係がどれくらいできているのかをチェックしてみましょう。

名前に反応するか

犬の名前を呼んですぐに反応するようであれば、犬との主従関係はある程度築けていると考えても良さそうです。
逆に、何度名前を呼んでも反応しなかったり、何回か呼んでから反応したりする場合には、主従関係が築けているとはいえません。
また、犬用おもちゃやおやつを持ちながら名前を呼ぶのは、おそらくほとんどの犬が反応するため参考にならないでしょう。

犬の身体を触っても嫌がらないか

犬は基本的に、他人に身体を触られることを嫌がります。
特に足やお腹など、犬にとって無防備になる部位は、はじめて会う人にはなかなか触らせてくれないでしょう。
足やお腹以外にも、口元を含めた全身を触っても抵抗せずに大人しくしているのであれば、主従関係は築けているといえそうです。
また、犬の口を掴んで動かす「マズルコントロール」ができるかどうかも、主従関係のチェックをする上で参考にできるでしょう。

一度のコマンドで反応するか

コマンドとは、しつけの際に使う犬への命令です。
一般的なコマンドといえば、「お手」や「お座り」などが挙げられます。
愛犬は、これらのコマンドに一度ですぐに反応するでしょうか?
群れで生活をする犬は、リーダーに絶対服従をしなければならないため、リーダーからの命令に反抗することはありません。
そのため、主従関係が築けているのであれば、一度のコマンドですぐに行動へ移すでしょう。
しかし、何度かコマンドを出さなければ反応しない場合には、残念ながら犬との主従関係はあまりできていないといえます。
ただし、これはしつけの強度にもよりますので、一概にはいえません。

問題行動をしないか

日頃生活をする上で、愛犬は問題行動をしていませんか?
例えば家のチャイムが鳴ったら吠える、家具や家電を噛んでいたずらをするなどです。
これらの問題行動は、リーダーが不在であることにより起きている可能性があります。
飼い主のことをリーダーだと考えていれば、これらの問題行動も起きないことが多いでしょう。

犬との良好な主従関係の築き方

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それでは本題である、犬との良好な主従関係の築き方についてご紹介します。
犬の絶対的なリーダーになることができるように、飼い主側が努力をしてみてください。

犬の要求に応えない

犬との主従関係を築く上で大切なのは、飼い主からの要求には応えさせなければなりませんが、犬からの要求には決して応えないということです。
例えば、犬が吠えたときに「散歩に行きたいの?じゃあ行こうか」と、まるで犬のいうことをわかっているかのように振る舞う人がいます。
ですが、これを続けると犬は「この人は自分のいうことを聞いてくれる、ということは、この人は自分よりも下なんだ」と理解するでしょう。
そのため、犬からの要求には絶対に応えてはいけません。
もしも犬からの要求に応えるのであれば、一度飼い主からの要求を挟んでからにしましょう。
つまり、犬がご飯を食べたくて吠えているのであれば、一度犬に「お座り」のコマンドを出して犬が座ったら、ご褒美としてご飯を与えます。

基本的なしつけを覚えさせる

「お座り」や「伏せ」、「待て」などの基本的なしつけはかならず犬に覚えさせましょう。
この基本的なしつけを何度も繰り返し行い強化していくことで、犬との主従関係はかならず築けていきます。
ここで大切なのは、一度のコマンド(命令)で犬が行動に移すということです。
何度もコマンドを出さないように、一度コマンドを出したら犬の行動を見守るようにしましょう。

アメとムチが大切

犬との主従関係を築きたいからといって、厳しくしつけをするのはやめましょう。
厳しいしつけは、犬にとって恐怖の対象でしかなく、信頼できるリーダーにはなり得ません。
そのため、叱るときは叱って、褒めるときは思い切り褒めてあげるアメとムチのメリハリが大切です。
また、褒めた後にはかならずご褒美を与えて、「この人のいうことを聞くと、いいことが起きる!」と犬に理解してもらうようにしましょう。

ご褒美におすすめの犬用おやつ4選

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犬と良好な主従関係を築くには、しつけの際のご褒美が大切です。
最後に、ご褒美におすすめの犬用おやつをご紹介します。

(1)やわらかおやつのおたのしみセット

犬がどんなおやつを気に入るかわからないのであれば、これを選んでおくと間違いないでしょう。
ビーフステーキやまぐろキューブなど、犬が喜ぶおやつが5種類入っています。
それぞれ80gの小さな包装になっているため、犬は飽きずにおやつを楽しむことができるでしょう。


やわらかおやつのおたのしみセット

(2)お肉と野菜とヤギミルクジャーキー

馬肉とエゾシカ、ラムと野菜、そしてヤギミルクがひとつになったジャーキータイプのおやつです。
安心できる原材料のみ使用し、添加物は使用していません。
たくさんの種類を一度に食べたい欲張りな犬には、このおやつがおすすめです。


お肉と野菜とヤギミルクジャーキー

(3)ひとくちダイス ビーフ

しつけに使用するおやつは、なるべく小さいものがおすすめです。
ご褒美のおやつが大きかったり一度にたくさんの量を与えたりするのは、肥満の原因にもなります。
このおやつであれば、小さくダイス状にカットされているため、サッと犬に与えることができるでしょう。


ひとくちダイス ビーフ

(4)国産 ハーブで育った鶏ささみジャーキー

低脂肪高たんぱくなささみを使用した、犬用おやつです。
たくさん噛んでゆっくりと味わうことができるため、犬に留守番をさせるときにも良いでしょう。
無添加無着色で、無塩・保存料不使用なのも嬉しいポイントです。
食べるのに時間がかかるこのおやつは、しつけの終わりのご褒美として与えることをおすすめします。


国産 ハーブで育った鶏ささみジャーキー

犬と良好な主従関係を築けるかは飼い主次第!

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犬と良好な主従関係を築くには、決して厳しくしつけをしてはいけません。
ですが、甘やかすのも良くないです。
つまり、犬にとって頼れるリーダーとなる必要があります。
どんなときにも同様せず、どっしりと構えているような安心感を、犬に与えてあげましょう。
そうすることで、犬は飼い主のことをリーダーと認め、良好な主従関係を築くことができるはずです。

参考サイト

ペット食彩館(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/petshoku/10019507/

iliosmile(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/iliosmile/sk096/#sk096

charm(参照日:2021-05-10)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/198065/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/196962/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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