ハリネズミってどんな性格？飼育方法や注意点も解説

まずは、ハリネズミの性格についてご説明します。
併せて、ハリネズミの習性についても見ておきましょう。

ハリネズミは、非常に臆病で警戒心が強い性格をしています。
ほとんどのハリネズミは人懐こくはないため、初めて会う人や生活環境に慣れるまで時間を要することがあるでしょう。
長い間いっしょにハリネズミと過ごしていても、臆病な性格をしていればすぐに身体にあるハリを立ててしまいます。
また、音に対しても敏感で、食事中に気になる音があればすぐに隠れてしまうでしょう。

ハリネズミは主に夜行性であるため、夜に活動的になります。
日中は寝ていることが多いため、人間とは生活のリズムが異なることを覚えておきましょう。
飼い主の寝る時間が近くなれば活発に動き回るようになることから、ハリネズミと遊ぶ際は夜がおすすめです。
臆病な性格のハリネズミにとっては、自分が動き回る時間帯に飼い主が寝ているのは、都合が良いのかもしれません。

ハリネズミは、ストレスや身の危険を感じると、身体にあるハリを出して丸くなります。
これは自己防衛のために行われる習性ですが、先述したようにハリネズミは人懐こい性格ではないため、飼い主に対してもハリを出してしまうことがあるでしょう。

ハリネズミの一番の特徴である背中のハリですが、実は5,000本以上ついています。
しかし、通常の状態の時は触っても痛くありません。
ハリネズミのハリは、そもそも体毛です。
極端に硬い体毛を持っていますが、身を守る時にしかハリを立てないため、ハリネズミがリラックスしているのであれば触っても問題ないでしょう。

ハリネズミは飼育が簡単ではないため、きちんと事前準備をしなければなりません。
ハリネズミの飼育方法や注意点をチェックして、ハリネズミが快適に暮らせるようにしましょう。

ハリネズミは、温度の変化にとても敏感な動物です。
温度が20℃を下回ると冬眠、30℃を上回ると夏眠をしてしまうため、常に温度を25℃前後に保つ必要があります。
もしもハリネズミが冬眠や夏眠をしてしまった場合は死に至る可能性もあるため、温度管理は徹底しましょう。
ちなみに、湿度は40～60%が理想です。

ハリネズミは、肉食動物です。
野生のハリネズミは昆虫を主食としますが、毎日新鮮な昆虫を用意することは難しいため、ハリネズミ用のフードを与えると良いでしょう。
もちろん栄養バランスを考えて昆虫や野菜、果物を与えることも可能ですが、やはりハリネズミ用フードを与えるのがもっとも楽で効果的です。

ハリネズミはきれい好きな動物のため、常にケージを清潔に保つようにしましょう。
また、決まった場所にトイレを設置することで、トイレを覚えることもあります。

ハリネズミを触る際は、手袋や軍手を使用すると良いでしょう。
手袋や軍手を使用することで、万が一ハリネズミがハリを立てたとしても、痛くありません。
また、ハリネズミに噛まれた時にも怪我に繋がりにくいです。

ハリネズミは、単独で行動する動物です。
そのため、多頭飼育には向いていません。
もしもハリネズミを多頭飼育したいのであれば、1匹ごとにケージを用意する必要があるでしょう。

最後に、ハリネズミの飼育に必要なグッズをご紹介します。
これらのグッズがあれば、スムーズにハリネズミの飼育ができるはずです。

ハリネズミをはじめて飼う人は、この商品がおすすめです。
ケージはもちろん、2種類の床材や隠れ家、5種類のフードなどが13点セットになっており、この商品があるだけでハリネズミの飼育を始めることができます。
ハリネズミ用品専門店が厳選しているため、このセットさえあればハリネズミの飼育に困ることはないでしょう。

ハリネズミの飼育におすすめの、おしゃれなケージです。
しっかりとした広さがあるため、ハリネズミが窮屈な気持ちになることはないでしょう。
お手入れのしやすさとおしゃれさを兼ね揃えた、おすすめのケージといえます。

昆虫食傾向が強いハリネズミのために作られた、ハリネズミ用フードです。
高たんぱくで低脂肪であり、カルシウムの補給や吸収のためにリンの比率も考えて作られています。
また、食べやすい小粒タイプで、合成保存料や抗酸化剤などは使用していないのも、嬉しいポイントです。

おしゃれで可愛らしい、ハリネズミにおすすめのハウスです。
寝床として使用できるのはもちろん、遊び場にもぴったりです。
また、天然素材で作られており、ハリネズミが噛んだり舐めたりしても安全でしょう。

ハリネズミは、警戒心が強く臆病な性格をしています。
そのため、犬や猫のように飼い主にべったりと甘えてくることはありません。
もちろん人に慣れるハリネズミもいますが、性格によってはいつまで経っても飼い主に慣れないハリネズミもいます。
また、温度管理をしないと冬眠や夏眠をしてしまうため、エアコンやストーブなどを使用しながら生活をする必要があるでしょう。
ハリネズミの習性を理解した上で飼育をすることが、ハリネズミも飼い主もストレスなく生活できるようになるはずです。