【ハリネズミの日】ハリネズミの寿命はどれくらい？長生きさせる秘訣もご紹介【2月2日】

2月2日は「ハリネズミの日」とされているのをご存知でしたか？その由来はアメリカやカナダなど北米の「Groundhog day」で、リス科の一種である「グラウンドホッグ」（別名ウッドチャック）というマーモットのような動物が、春の到来予想をする占い行事からきているそうです。

近年ではハリネズミカフェやペットとしても人気の高いハリネズミですが、寿命はどれくらいなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

まずは、ハリネズミの寿命について解説します。
併せて、最期の時が近づいている時にみられる行動についても見ていきましょう。

ハリネズミの寿命には個体差があり、平均すると2～5年になります。
これだけ平均寿命に開きがあるのは、ハリネズミの人気が高まったのがここ数年であるからだといえるでしょう。
飼育頭数がそこまで多くないため平均寿命をとるサンプルが少ないことが、原因として挙げられます。
当然ながら5年以上生きるハリネズミもいますが、それは個体差に併せて飼い主の努力も必要になりそうです。

2年で寿命を迎えてしまうハリネズミもいますが、最長寿命は10年ともいわれています。
これはもちろん、10年まで生きたハリネズミの身体がたまたま丈夫だったこともあるでしょうが、食事や衛生面などの生活環境も整っていたからこそ、10年も生きることができたのでしょう。

ハリネズミが死んでしまう原因として老衰以外で挙げられるのが、ストレスです。
ハリネズミは神経質で臆病な動物なので、大きな物音や急に触られるなどをすると、ストレスを感じてしまいます。
ストレスが原因となり、病気を発症してしまうこともあります。
また、栄養バランスの整った食事をしていなければ、腫瘍ができてしまうこともあるでしょう。
ほかにも、殺虫剤などの化学物質のにおいが原因で死亡することもあるため、ハリネズミを飼う際はさまざまなことに注意する必要があります。

ハリネズミの最期が近くなってくると、食欲の低下がみられるようになります。
ハリネズミのような小さな身体を持つ小動物は、数日食事をしないだけで命に関わる可能性もあるため、注意しなければなりません。
また、下痢や便の色がおかしい時も、身体に異変が起こっているサインです。
ほかにも、いつもはしない行動をとったり、体温が低くなったりする時は、ハリネズミとの別れが近づいていると言わざるを得ません。

ハリネズミは、個体差はありますが飼い主の努力次第で長生きをさせることもできるはずです。
次に、ハリネズミを長生きさせる秘訣をご説明します。

人間にも言えることですが、毎日の食事は身体の好不調に大きく影響します。
栄養バランスの良い食事を与えることで、ハリネズミの免疫力を高めたり、病気に負けない身体を作ったりしてくれるでしょう。
ちなみに、ハリネズミの専用フードというものが販売されておりますが、専用フードは当然ながらハリネズミの身体に合わせたハリネズミのためのフードです。
そのため、ハリネズミの健康を考えるのであれば、ハリネズミ専用フードを与えることをおすすめします。

ハリネズミの健康を保つためには、温度や湿度管理などの生活環境にも気を付ける必要があります。
ハリネズミは温度や湿度の変化にも敏感なので、常に温度は24～29℃、湿度は40%以下を保てるような工夫をしましょう。

ちなみに、温度が低すぎるとハリネズミは冬眠をしてしまうリスクがあります。
野生のハリネズミが冬眠をする際はきちんと準備をしてから冬眠しますが、ペットとして飼われているハリネズミが冬眠の準備をすることはないため、冬眠をしてしまうとそのまま死んでしまうこともあるでしょう。

ペットとして飼われているハリネズミは、野生のハリネズミに比べると毎日の運動量が少ない傾向にあります。
運動不足は肥満の原因になることはもちろん、ストレスを溜める原因にもなるでしょう。
そのため、ハリネズミを長生きさせるためには、ケージ内に回し車を設置したりハリネズミをケージ外に出して運動をさせたりする必要があります。

ハリネズミは身体が小さく、何か体調不良があるとすぐに命に関わる事態に陥る可能性もあります。
そのため、毎日の体調管理も飼い主としての努めといえるでしょう。
いつもと食欲は変わらないか、歩き方などに異常はないかなど、少しでも気になる点があれば動物病院へ連れて行くことで、ハリネズミの長生きに繋がります。

ハリネズミを長生きさせるには、ハリネズミの身体に合ったフードを与える必要があるでしょう。
最後に、おすすめのハリネズミ専用フードをご紹介します。

ふやかして与える、ハリネズミの専用フードです。
栄養素が豊富に含まれており、このフードを与えるだけでハリネズミの健康維持が期待できるでしょう。
また、食べやすい小粒タイプのペレットなので、どんなハリネズミも問題なく食べることができるはずです。

ヨツユビハリネズミに多い、ふらつき症候群と歯周病に着目した、ハリネズミ専用フードです。
肥満にも配慮して、低カロリー高たんぱくに作られています。
また、500gの大容量タイプなので、ハリネズミを多頭飼いしている人にもおすすめです。

昆虫食傾向が強いハリネズミのために栄養バランスを整えた、ハリネズミ専用フードです。
低脂肪高たんぱくに作られており、たんぱく質源は生鶏肉のほかに、コオロギやミルワームなどの昆虫成分も配合しています。
また、合成保存料や抗菌剤などは不使用で、安心して与えることができるのも嬉しいポイントです。

少し瘦せ気味のハリネズミには、この専用フードを与えると良いでしょう。
嗜好性が高く、痩せ気味のハリネズミでもたくさん食べてくれることが期待できます。
ビタミンやミネラル、鉄分などがバランス良く含まれた、万能なフードです。

ハリネズミの平均寿命は、2～5年とやや短めです。
しかし、サンプルとなる飼育個体数もまだまだ少ないゆえの数字であるため、飼い主の努力次第で平均寿命以上に長生きしてくれるハリネズミもいるかもしれません。
栄養バランスの良い食事を与えたり温度や湿度管理をしたりすることで、ハリネズミの健康も維持できるはずです。
今回ご紹介したハリネズミ専用フードなどを利用しながら、ハリネズミが快適に生活できるようにしましょう。