ハリネズミを飼うときに必要なものは?
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ケージ
ハリネズミの棲家となるケージは必須アイテムです。
ケージの大きさは、ハリネズミの大きさが大体14〜20cm程なので、
奥行き60cm、幅90cmくらいのケージがおすすめでしょう。
ハリネズミは、高くジャンプしたり金網をよじ登ることがないので、高さはあまり必要ありません。ケージのタイプは、金網タイプと水槽タイプがありますが、こちらはそれぞれの特徴をよく理解してお好きな方を選ぶようにしましょう。
また、ウサギやハムスターのケージを代用するときには、ハリネズミの安全性を考慮してあげるようにしましょう。
【金網タイプの特徴】
・風通しが良い
・給水器が金網に取り付けられる
・脱走しにくい
・冬場は寒い
・塗装されたものは亜鉛中毒を引き起こす危険性がある
【水槽タイプの特徴】
・中が見やすい
・保温性が高い
・夏は熱がこもりやすい
室温計とペットヒーター
ハリネズミが快適に過ごせるように、ケージ内に室温計を設置し、温度を適温に保ってあげましょう。
温度は25〜27℃、湿度は40〜70%が目安になります。ハリネズミは冬眠する動物なので、あまりにも寒すぎると冬眠してしまいます。
冬眠はハリネズミの体に大きな負担をかけるので、ペットヒーターなどを利用して寒くなりすぎないようにしましょう。
また、夏に気温が暑すぎると「夏眠」をしてしまうこともあるようです。あまり聞き慣れない夏眠ですが、熱中症や脱水症状を引き起こしてしまうので、夏場も適温を保つようにしてあげましょう。
隠れ家
ハリネズミはモグラに近い動物なので、狭いところがあると安心して過ごすことができます。ケージの中に小さめの小屋を用意してあげるようにしましょう。
太めの筒でも喜びますよ。ダンボールや木材で、自分でハリネズミハウスを作っている飼い主さんもいます。世界で一つだけのハリネズミハウスを楽しむのも良いですね。
床材
ケージを用意したら、ケージの床に木材チップやおから製のトイレ砂などを敷いてあげましょう。新聞紙などでも構いません。
ハリネズミとの相性もあるようなので、いくつか試してみるのも良いですね、床材は定期的に変えてあげて、清潔感を保つようにしましょう。
回し車
ハムスターが使っていることでもお馴染みの回し車は、ハリネズミにも運動不足解消のために用意してあげる必要があります。
ハリネズミは夜行性なので、夜中に回し車を使うことが一般的です。ですので、音が気になる方は、音があまりしない構造の回し車を選ぶと良いですよ。
餌と水
ハリネズミは、主に昆虫や両生類、爬虫類、果物、木の実などを食べます。よく、昆虫を与えた方が良いのでは?と考える飼い主さんもいるようですが、飼育しているハリネズミには、ハリネズミ用のフードをあげれば問題ありません。
むしろ、下手に生餌を与えてしまうと人工の餌を食べなくなることもあるようなので気をつけましょう。餌入れは、少し重みがあるものを選びましょう。100円ショップで売られている陶器製の容器などで大丈夫です。
水は、ボトルタイプと受け皿タイプ、どちらを選んでも問題ありませんが、清潔さを考えるとボトルタイプの方がおすすめです。
トイレ
ハリネズミのトイレは、容器にトイレ砂を入れたものを用意します。ですが、犬や猫のようにハリネズミにトイレの場所を教える必要はありません。
ハリネズミは、たいてい同じ場所でトイレをする習性があるので、そこにトイレを設置するようにします。
たまにトイレの場所を変えることがあるので、変わったらそこにトイレを移動するというやり方をしていきましょう。
手袋
ハリネズミは大変愛くるしい動物ですが、背中に生えているハリに触ると、とても痛いです。そのため革製の手袋があると重宝します。
特に人に慣れていないハリネズミは、警戒心が強く、威嚇体制に入ることも多いので、必須アイテムになるかもしれません。
ハリネズミを飼うときの注意点
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飼い始めはそっとしておく
ハリネズミは家に来てから3日ほどは、積極的にコミュニケーションを無理に取ったりせずに、そっとしておいてあげましょう。
ここで無理やり触ったりすると、ずっと懐かなく危険もあるので、かなり重要なポイントです。飼い主の匂いがついた物を寝床に置いて安心と信頼を得ることが、ハリネズミと仲良くなるための一歩です。
定期的に病院に通う
ハリネズミはダニやカビがついていることがあります。また、ストレスにかなり敏感な動物なので、ストレスを感じるとすぐに体調を崩してしまうのです。
飼い初めはもちろんのこと、4〜5ヶ月に一度は、病気の検診も兼ねて病院に行くようにしましょう。
爪や体の汚れを定期的にチェック
ハリネズミのお手入れは、爪を切ってあげることと体を清潔に保ってあげることです。
特に爪は伸びていると、どこかに引っかかって怪我をしてしまう場合があるので、定期的にチェックしてあげるようにしましょう。
また、体が汚れていると皮膚病などの原因になるので、汚れている場合は、拭き取ってあげるようにしましょう。
ぬるま湯で全身を洗ってあげることもできますが、ストレスに感じるハリネズミも少なくないので、ごくたまにやる程度にしておきましょう。
ハリネズミの飼育に必要なグッズ4選
①GEX ハビんぐ グラスハーモニーマルチ600
ケージの中が見えやすいクリアタイプのケージです。天面と前面に通気口があるので、夏でも熱がこもりにくい設計になっています。
さらに冬場は、底面にシートヒータを差し込むことができるので、ハリネズミは一年中快適に暮らすことができます。
②イースター ハリネズミセレクション
小動物専門獣医師と動物園飼育技師が協力して手がけた、ハリネズミのための高品質総合栄養フードです。全ての栄養がバランスよく配合されていて、原料にもこだわっているハリネズミコレクションなら、安心してあげることができますね。便利な分包タイプなので、使いやすさも抜群です。
③三晃商会 ドームサーバー 給水器
ドームサーバーは置き型の給水器で、ボトル型の給水器よりも楽な姿勢で水を飲むことができます。ドーム部分に水が溜まっているので、残量も確認しやすく、水も汚れにくいので衛生さを保つこともできます。
④マルカン CASA 静音ホイール31
小さなハリネズミでも安全に使うことができるよう配慮された回し車です。金網ケージの場合は、網目に固定することもできますし、スタンドもついているので、ガラスケージにも設置することが可能です。静音タイプなので、ハリネズミが夜中に回し車で遊んでも、音が気になりにくいのが嬉しいポイントです。
ハリネズミが快適に過ごせる環境を整えてあげよう
ハリネズミを飼う前には、飼育方法をきちんと理解し、必要な道具を揃えておくようにしましょう。
猫や犬に比べると飼いやすそうに見えるハリネズミですが、とても繊細な動物なのでハリネズミの気持ちを優先して、あげると良いかもしれませんね。
charm 楽天市場店(参照日:2022-11-03)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/234245/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/320328/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/390164/
はりねずみんみん共和国(参照日:2022-11-03)
https://item.rakuten.co.jp/harinezuminmin/hari-goods-wheel-casa-31/
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。