秋田犬と柴犬は似ているけど……違いは何?見た目や性格の違いを解説

秋田犬と柴犬は、どちらも日本犬や和犬と呼ばれる、日本が原産の犬種です。
見た目はどちらも似ているように感じますが、秋田犬と柴犬の違いは何かあるのでしょうか?
この記事では、秋田犬と柴犬の見た目や性格の違いについて解説します。 2024年02月25日作成

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【秋田犬と柴犬】見た目の違い

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秋田犬と柴犬は、一見すると見た目は似ているように感じますが、いくつか違う点はあります。
まずは、秋田犬と柴犬の見た目の違いをご説明します。

秋田犬のほうが柴犬よりも身体が大きい

秋田犬

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秋田犬と柴犬の見た目の違いとしては、身体の大きさが挙げられます。
秋田犬のオスの体高は約65~70cm、体重は約45kgで、大きい個体だと50kg以上になるものもいます。
それに対して柴犬は、体高が約40cm、体重約10kgと大きさだけでみると、かなりの違いがあることがわかるでしょう。
そもそも秋田犬は大型犬に分類しており、日本が原産の犬種の中ではもっとも大きい犬種です。
ちなみに、柴犬は日本犬の中でもっとも小さく、小型犬に分類されます。

秋田犬と柴犬の顔つきの違い

柴犬

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秋田犬と柴犬を比べると、顔つきも違います。
秋田犬の耳は分厚く前に倒れているのに対して、柴犬の耳は薄く、ピンと上に立っています。
また、秋田犬のほうが幼い印象を受ける顔立ちで、目や鼻などのパーツが中心に寄っていることがわかるでしょう。
柴犬はキリッとした顔立ちで、顔のパーツもそれぞれ離れ気味です。
また、秋田犬はとろんとした目つきも特徴的で、どこか間の抜けた表情をしています。

秋田犬と柴犬の身体つきの違い

秋田犬と柴犬は、身体つきにも大きな違いがあります。
秋田犬の身体つきの特徴としては、骨太な印象を受ける骨格と、太い首が印象的です。
対する柴犬は、引き締まった筋肉と張った胸が特徴的だといえます。
ちなみに、柴犬の巻き上がった特徴的な尻尾の形は、9種類もあるといわれています。

【秋田犬と柴犬】性格の違い

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次に、秋田犬と柴犬の性格の違いを解説します。
見た目はある程度似ていても、やはり犬種が違うと性格も異なります。

秋田犬は独立心が強い

秋田犬と柴犬の性格の大きな違いとしては、秋田犬のほうは独立心が強いことです。
柴犬のほうが飼い主に甘えん坊な性格であることが多く、良い相棒という面では、柴犬のほうに軍配が上がるでしょう。
秋田犬は少し取り扱いが難しい点があり、犬のことはもちろん、日本犬に関する知識を持っていなければ、飼うのは苦労するかもしれません。

柴犬のほうがしつけがしやすい?

柴犬のほうが、秋田犬よりもしつけがしやすいといわれています。
秋田犬と柴犬のどちらも頑固な性格をしていますが、柴犬のほうが比較的愛嬌があって物覚えが良いでしょう。
しかし秋田犬も物覚えが悪いというわけではなく、秋田犬の特性をしっかりと抑えておけば、問題なくしつけをすることができるはずです。

どちらの犬種も飼い主に従順

秋田犬と柴犬は、どちらの犬種も飼い主には従順です。
一度飼い主のことをリーダーだと認識すると、反抗的な態度をとることは少ないでしょう。
しかし、逆にいうとリーダーだと認識してもらえなかったら、手のつけられない犬になる可能性もあります。
特に秋田犬は身体が大きく力も強いため、幼い頃から服従訓練は欠かさずに行わなければなりません。

どちらの犬種も警戒心が強い

秋田犬と柴犬の性格の共通点といえば、どちらの犬種も警戒心が強い点が挙げられます。
そのため、飼い主以外の人や犬に対しては攻撃的な態度をとってしまうこともあるでしょう。
特に秋田犬の場合は、力も強く攻撃的になったら飼い主も手がつけられなくなる可能性もあるため、子どもや高齢者などが近づいてきた時には、十分に注意する必要があります。
警戒心の強さから、秋田犬や柴犬を番犬として飼う家庭もあるでしょう。

【秋田犬と柴犬】その他の違い

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最後に、秋田犬と柴犬の見た目や性格以外の違いについてご紹介します。
これらを踏まえると、やはり秋田犬と柴犬は違う犬種であることがわかるでしょう。

歴史は柴犬のほうが古い

秋田犬と柴犬の歴史を見てみると、柴犬は縄文時代から日本人といっしょに生活を共にしてきたといわれており、柴犬のほうが秋田犬よりも歴史が古いことがわかります。
秋田犬の歴史としては、当然ながら秋田県から始まり、もともとはマタギ犬として活躍をしていました。
その後闘犬ブームになったことで土佐犬やジャーマンシェパードと交配され、秋田犬の身体は大きいものに進化していきましたが、その影響から純粋な秋田犬の存続が危ぶまれることとなっています。
現在はどちらの犬種も保護活動がされ、特に柴犬は1928年に設立された日本犬保存会により、絶滅の危機を免れることができ、現在は全国でペットとして大人気の犬種となりました。

寿命は柴犬のほうが長い

犬の寿命は、身体が大きければ大きいほど短くなるといわれています。
秋田犬と柴犬も同様に、秋田犬の平均寿命が10~13年なのに対して、柴犬の平均寿命は約13~15年と、秋田犬よりも長生きする傾向にあることがわかります。
もちろん個体差や飼い主の日頃のケアによって前後するため、定期的な健康診断などの管理が秋田犬や柴犬を長生きさせる秘訣だといえるでしょう。

秋田犬と柴犬の価格の違い

これはブリーダーやペットショップによって異なりますが、秋田犬のほうが柴犬よりも高い価格で取引がされています。
秋田犬が約25~30万円なのに対して、柴犬は約15~20万円が相場です。
これも毛色など個体差によって前後しますが、柴犬のほうが小型で安価、秋田犬よりもしつけがしやすいなどの面から、日本でも人気が高くなっているのでしょう。

秋田犬にも柴犬にもそれぞれの良さがある

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秋田犬と柴犬は、パッと見ると似ていますが、身体の大きさもまったく違いますし、いっしょに過ごしてみると性格も全然違うことがわかります。
一般的に人気が高く有名なのは柴犬ですが、秋田犬の従順な性格や風貌は、熱狂的なファンも多くいるでしょう。
もちろんどちらかの犬種のほうが優れているということはなく、秋田犬と柴犬のどちらもそれぞれの良さがあります。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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