猫が毛づくろいをしすぎ?その原因とは?
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猫が毛づくろいをすることは自然な行動です。しかし、遊んでいる最中でも一時中断して毛づくろいをする、一日中毛づくろいをしているなどの行動が見られる場合、毛づくろいが過剰になっている可能性があります。ここでは、猫が毛づくろいしすぎる原因についてご紹介します。
ブラッシング不足
猫が毛づくろいをする際は、日頃のブラッシング不足が原因と考えられます。猫は自身で毛づくろいをしますが、飼い主によるブラッシングも必要です。長毛種は2~3日に1度程度、短毛種は週に2~3回程度行うことが良いでしょう。長毛種にはスリッカーやピンブラシが、短毛種にはピンブラシやラバーブラシが適しています。
ブラッシングを行うことで、抜け毛をしっかり取り除くことができ、皮膚の健康にも良い影響を与えます。さらに、ブラッシングはマッサージ効果もあり、猫とのコミュニケーションを深める手段としてもおすすめです。
ストレス
猫は自身の気持ちを落ち着かせるために毛づくろいを行いますので、特にストレスを感じているときにこの行動が増えることがあります。
猫が頻繁に毛づくろいをするときは、ストレスがたまっていないかを確認しましょう。猫用のおもちゃはあるか、食事内容は適切か、十分な睡眠時間が確保されているかなど、様々な要因を検討してみてください。特に新しい家族が加わった場合、猫が十分に一匹だけの時間を確保できずにストレスを抱えることがあります。
病気
猫が毛づくろいに集中しているときには、皮膚炎や怪我、骨や関節の炎症などの潜在的な健康問題が隠れているかもしれません。猫が特定の部位を気にして舐めている場合は、その部分を確認することが重要です。
見た目で病気がわからない場合は、動物病院での相談をおすすめします。獣医師による診察で健康状態を確認し、必要に応じて治療を始めることができます。
過剰に毛づくろいをするときの対処法とは?
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過剰に毛づくろいをしてしまうと毛球症や皮膚炎などの病気を起こす可能性があります。そのため、できるだけ早く対処することが望ましいです。
ここでは「過剰に毛づくろいをするときの対処法」についてご紹介します。
ブラッシングをしてあげる
猫が毛づくろいをしているときに、優しく声をかけてブラッシングしてみましょう。ブラシにはさまざまな種類がありますので、愛猫の好みに合ったものを選びましょう。長毛種にはスリッカーが適していますが、使い方を調べてから利用するようにしましょう。
注意が必要なのは、ブラッシングの力加減です。ブラッシングが強すぎると、猫の皮膚を傷つけてしまう可能性があります。ブラシの使い方を慎重に調べ、猫の皮膚の状態を確認しながらブラッシングを行いましょう。
運動不足を解消する
猫が夢中になって遊べるおもちゃを用意してあげましょう。一緒に遊べるものだけでなく、猫が一人で楽しめるおもちゃもおすすめです。体を動かすことで、毛づくろいから意識をそらすだけでなく、ストレス解消にもつながります。
猫との時間を増やす
猫と一緒に過ごす時間を増やすことで、猫の注意を毛づくろいから他の方向に向けることができます。猫は一人での時間も大切にしますが、飼い主との交流も欠かせません。急に触れ合う機会が減ると、猫にとってストレスとなることもあります。猫との共有時間が十分に確保されているか、いまいちど確認してみましょう。
おすすめのグルーミングブラシをご紹介
グルーミングブラシはいくつか種類があり、猫の被毛の種類によってはブラシの種類を変更することもあります。
ここでは「おすすめグルーミングブラシ」についてご紹介します。
蒸し猫ブラシ
SNSで話題のスチーム式ペットブラシです。ブラッシングする際にスチームミストを噴霧することで、ブラッシングで起こりがちな静電気を抑える効果が期待できます。毛が舞い散るのも抑えてくれるらしく、毎日のケアにおすすめです。バッテリー式でUSB充電できるので、USBポートのある端末などで手軽に充電することができます。
ペット用品 毛取りブラシ
長毛種も短毛種も使用することができるグルーミングブラシです。抜け毛はワンプッシュで取り除くことができるため、清潔を保つことができます。先端はボール状になっており、マッサージ効果も期待できます。グリップが持ちやすくなっているため、ブラッシングも簡単です。
ペットブラシ グルーミンググローブ
野球のグローブのように手にはめてブラッシングができる、グルーミングブラシです。猫の体を直接触るためブラッシングしながらマッサージができます。猫とのスキンシップをとることができ、抜け毛もごっそりと取り除くことができます。
Redecker キャットブラシ
ドイツ生まれの天然素材ブラシです。天然ブナ材をハンドメイドでなめらかに仕上げた本体に天然豚毛を植毛した高級仕様になっています。ブラシをすることで被毛に艶を与えつやつやにしてくれるでしょう。
毛づくろいが過剰な場合は原因を見つけてしっかり対処しよう
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ここでは「猫の毛づくろいのしすぎの原因や対処法、おすすめグルーミングブラシ」についてご紹介しました。
猫が毛づくろいを頻繁にしている場合はブラッシッグ不足、ストレス、病気などが原因の可能性があります。特に長毛種の猫はこまめにブラッシングをする必要があります。
対策しても猫が毛づくろいをやめないときは何らかの病気が隠れている可能性があります。気になる場合は早めに動物病院を受診しましょう。
・Jasminestone(参照日:2023-12-19)
https://item.rakuten.co.jp/jasminestone/rt138/
・Alpha Muse (参照日:2023-12-19)
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・Gutto楽天市場店(参照日:2023-12-19)
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・くらしの美術館(参照日:2023-12-19)
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著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。