猫の平均体重について
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まずは、猫の平均体重についてご説明します。
併せて、痩せすぎや太りすぎによる健康への悪影響についても見ていきましょう。
成猫の平均体重は4kg前後
成猫、つまり生後1年を経過した猫の平均体重は、約4kgです。
もちろん、猫種による多少の違いや個体差などはありますが、さらに細かくいえば3.2~4.5kgが平均体重といえます。
生後3ヶ月の子猫の平均体重は約1.2kgで、そこから成猫になるまで急激に成長します。
また、猫の種類や性別によっても差があり、オスの猫のほうが体重は重くなるでしょう。
ちなみに、猫の種類で軽いのはシャム猫で、平均体重は約4kgとほかの猫に比べて軽いです。
正しい猫の体重の測り方
猫の体重を測る時は、人間用の体重計で問題ありません。
しかし、猫が体重計の上でじっとしていることは少ないため、正確な体重がわかりにくいでしょう。
猫の正確な体重を測りたい時は、飼い主が猫を抱きかかえたまま体重計に乗ります。
その後飼い主の体重のみを測り、その差で猫の体重を計算します。
痩せすぎや太りすぎによる猫の健康への悪影響
猫は痩せていても太りすぎていても、病気の原因になります。
痩せすぎていると免疫力が低下するため、口内炎や腎不全などの原因になることがあるでしょう。
また、太りすぎの猫は関節に負担が大きくなり、関節炎などを引き起こす可能性があります。
ちなみに、平均体重だった猫が突然痩せたり太ったりするのは、病気の症状によるものかもしれません。
もしも猫の体重に急激な変化があった場合は、一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
猫の体重管理をする際の注意点
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次に、猫の体重管理をする際の注意点について解説します。
これらの注意点を守り、無理なく猫の体重管理をしましょう。
いきなりキャットフードを増やしたり減らしたりしない
猫を平均体重にしようとして、キャットフードを大量に与えたり減らしたりしてはいけません。
いきなりキャットフードを増やしたり減らしたりすると、猫の胃に大きな負担がかかってしまいます。
また、肥満気味の猫がいきなり摂取カロリーを減らすと、肝リピドーシスという病気を引き起こす可能性もあります。
もしも猫のキャットフードの量を調整したいのであれば、一度獣医師に相談すると良いでしょう。
ちなみに、猫のダイエットをする時は空腹になりづらくするために、1回の食事量を減らし、その代わりに食事回数を増やすという方法もおすすめです。
ストレスに注意
猫の体重管理をする時は、ストレスに十分に注意しましょう。
特に肥満気味の猫をダイエットさせる際には、食事量を減らすことが多いです。
いままで十分に食べられていた食事を減らされるのは、猫にとって大きなストレスとなる可能性があります。
猫が楽しんで体重管理に取り組めるように、中からキャットフードが出てくる知育玩具を使用するなどの工夫が必要でしょう。
おやつで体重を増やそうとはしない
痩せている猫の体重を増やすために、猫用おやつを与えすぎないようにしましょう。
おやつはあくまで嗜好品であり、栄養を摂取するものではありません。
猫は完全肉食動物なので、肉を主食としなければ健康を維持することはできないでしょう。
そのため、痩せている猫の体重を増やしたいのであれば、おやつではなくキャットフードを十分に与えることをおすすめします。
肥満が心配な猫におすすめのキャットフード4選
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最後に、肥満が心配な猫におすすめのキャットフードをご紹介します。
カロリーや脂質を抑えて、猫の体重管理をしましょう。
ロイヤルカナン 減量したい成猫用
複数の食物繊維により、少量であっても満腹感が得られるキャットフードです。
ダイエット向けのキャットフードでありながら十分なたんぱく質量であり、猫の筋肉量も維持してくれるでしょう。
脂質が抑えられているため、肥満が気になるの猫におすすめです。
サイエンスダイエット アダルト ライト キャットフード
脂肪分とカロリーを抑えた、体重管理用のキャットフードです。
高品質なたんぱく質や食物繊維を使用しており、満足感があるでしょう。
また、マグネシウム量も調整されているため、尿石にも配慮されています。
ボッシュ ザナベレ ライトチキン
必要な栄養素をバランス良く摂取できて、かつ脂肪分やカロリーは抑えて作られたキャットフードです。
20%以上のフレッシュチキンが使用されており、嗜好性も抜群でしょう。
また、穀物類は不使用なので、穀物類のアレルギーを持つ猫にもおすすめです。
ベッツワンベテリナリー 猫用 肥満ケア
脂肪分を制限して食物繊維を増量することで、満腹感を得ながらダイエットに取り組めるキャットフードです。
猫の健康を維持するために、たんぱく質はもちろんビタミンやミネラルも配合されています。
また、善玉菌のエサとなるセルロースや、フラクトオリゴ糖を配合しているのもポイントです。
猫を適正体重に保ちましょう
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猫の平均体重は、個体差はありますが約4kg前後といわれています。
もしも愛猫の正確な適正体重を知りたいのであれば、獣医師に相談するのがおすすめです。
また、猫の健康を維持するためには、適正体重を保つことが大切です。
しかし、無理に体重を増やしたり減らしたりするのは、かえって猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
猫にストレスがかからないように、工夫して猫の体重管理をするように努めましょう。
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。