高齢猫のキャットフードは何を与える?フードの切り替え方も解説

高齢猫になると、健康を維持するために必要な栄養素も変わってきます。
また、フードの切り替えは慎重に行わなければいけません。
この記事では、高齢猫に与えるキャットフードの選び方やスムーズな切り替え方を解説します。 2022年12月15日作成

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高齢猫に与えるキャットフードの選び方とは?

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まずは、高齢猫に与えるキャットフードの選び方をご説明します。
栄養素をバランス良く摂取して、愛猫にいつまでも元気でいてもらいましょう。

良質なたんぱく質

高齢猫に与えるキャットフードでもっとも重要視しなければならないのが、たんぱく質です。
たんぱく質は完全肉食動物の猫の健康を維持するためには、欠かせない栄養素です。
しかし、猫の持っている疾患によってはたんぱく質の制限もあるため、病気がちな高齢猫は獣医師と相談してみると良いでしょう。

低カロリー

高齢猫用に作られたキャットフードは、低カロリー設計のものが多いです。
なぜなら、猫は高齢になるにつれて運動量が減っていくため、カロリーが必要なくなっていくからです。
ちなみに、低カロリーに作られたキャットフードは、同時にたんぱく質も低くなる傾向にあります。
そのため、低カロリーでありながらもたんぱく質量に配慮したものを選びましょう。

食べやすいものを選ぶ

高齢猫になると、歯周病や顎の力が弱くなるなど、食事をしにくくなってきます。
そのため、柔らかいウェットフードや食べやすい形のものを選ぶと良いでしょう。

ウェットフードは嗜好性が高いため、食の細くなった高齢猫にはおすすめですが、歯にくっつきやすく歯周病の原因となることも考えられます。
ウェットフードにするかどうかは愛猫の口内の健康状態を見て判断すると良さそうです。

消化しやすいものを選ぶ

高齢猫は、当然ながら消化器官も衰えてきます。
そのため、消化しやすい質の良いキャットフードを選ぶ必要があるでしょう。
完全肉食動物である猫は、肉や魚がもっとも消化しやすいため、ある程度品質を重視する必要があります。

高齢猫のキャットフードの切り替え方

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高齢猫のキャットフードの切り替えは、慎重に行わなければ胃腸に負担がかかってしまいます。
ここでは、スムーズなキャットフードの切り替え方を見ていきましょう。

急に切り替えるのはNG

高齢猫に限らず、急に新しいキャットフードに切り替えるのは絶対にやめましょう。
猫の消化器官はデリケートで、急にキャットフードが切り替わることで体調不良を起こしてしまう可能性があります。

2週間ほどかけて徐々に切り替える

高齢猫のキャットフードの切り替え方としては、2週間ほどの時間をかけてゆっくりと切り替えていきましょう。
元気な成猫であれば1週間もあれば良いですが、消化器官の衰えてきた高齢猫は、2週間あったほうが安心です。

はじめに、新しいフード1割、いままで与えていたフード9割を与えます。
そして体調に変化がないようであれば、3日目までは同じ分量で与えましょう。
その後は新しいフードを1日ごとに1割ずつ増やしていき、2週間経過したときには新しいフードに切り替えられているはずです。

切り替えたキャットフードを食べてくれない場合は?

猫によっては、切り替えた新しいフードを食べてくれないこともあるでしょう。
そんなときには、再度時間をかけていままで与えていたキャットフードに戻すことをおすすめします。
おそらく、新しいキャットフードが猫の身体に合っていなかったのでしょう。

猫の身体に合うフードが見つかるまでは、いままで与えていたフードのままでも問題はありません。
高齢になった愛猫に合うキャットフードが見つかるまで、気長に探しましょう。
猫によっては新しいフードをまったく食べなくなることもあるため、新しいフードを購入するときは少量タイプのものを選ぶと良さそうです。

高齢猫におすすめのキャットフード4選

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最後に、高齢猫におすすめのキャットフードをご紹介します。
食が細くなっていくため、栄養素が十分に入っているものや嗜好性の高いものを選びましょう。

ロイヤルカナン キャット インドア

室内で生活する高齢猫に向けて作られたキャットフードです。
ビタミンとミネラルをバランス良く配合しており、猫の活力維持が期待できます。


ロイヤルカナン キャット インドア

アイシア 15歳からの黒缶パウチ

15歳以上の高齢猫には、このキャットフードがおすすめです。
まぐろとかつおの血合い肉をベースに作られており、ゼリータイプのウェットフードでありながら総合栄養食の基準をクリアしています。
また、高齢猫の皮膚や被毛の健康維持のために、コラーゲンペプチドも配合されています。


アイシア 15歳からの黒缶パウチ

アニモンダ フォムファインステン デラックス シニア

高齢猫のために作られたキャットフードです。
脂肪分を減らしてたんぱく質を増やすことで、適正体重の維持に役立ちます。
また、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEなども配合されています。


アニモンダ フォムファインステン デラックス シニア

ニュートロ ワイルドレシピ キャットフード エイジングケア(シニア猫)

AAFCO(米国飼料検査官協会)規定の分析試験をクリアした、総合栄養食です。
穀物を一切使用しておらず高たんぱくであるため、安心して高齢猫に与えることができます。
厳選した素材で作られており、猫の食いつきも良いでしょう。


ニュートロ ワイルドレシピ キャットフード エイジングケア(シニア猫)

高齢猫のキャットフード選びは慎重に

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高齢猫になると、若い頃とは異なり良質なたんぱく質などの栄養素が必要になります。
当然ながら、毎日の食事は高齢猫の健康を維持するためにとても大切です。
そのため、高齢猫のキャットフードを切り替える際は、慎重に行いましょう。
栄養素が豊富に含まれた、嗜好性の高いものを選ぶことで、スムーズにフードの切り替えができるはずです。

参考サイト

PET-KAN(参照日:2022-11-11)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/9217328/

charm 楽天市場店(参照日:2022-11-11)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/244200/

なちゅのごはん(参照日:2022-11-11)
https://item.rakuten.co.jp/nachu/an_v_s/

ゆーとぴあ〜猫用品専門店(参照日:2022-11-11)
https://item.rakuten.co.jp/utopia/33113772ku/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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