猫は何歳からシニアになる?
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まずは、猫は何歳からシニアになるのかをご説明します。
また、猫の老化のサインについても見ていきましょう。
猫は11歳からシニアになる
結論からいうと、猫は11歳からシニアと呼ばれるようになります。
また、7歳ごろから徐々に老化が見られるでしょう。
猫の平均寿命は15歳から16歳といわれていますが、11歳の猫は人間でいうと還暦にあたる60歳前後になります。
11歳を迎えた猫は、成猫のころに比べると身体のさまざまな部分で老化が見られて、若いころのように元気よく走り回る姿を見かけることも少なくなるでしょう。
猫の老化のサイン
猫がシニアになると、毛ヅヤが悪くなります。
若いころのようなしっとりとした潤いのある被毛ではなくなり、パサついてしまうことが多くあるでしょう。
また、歯が黄ばんでくるのも猫の老化のサインです。
歯が黄ばんだり茶色くなったりして、口臭が気になるようになります。
運動能力が低下して、寝てばかりいるようになるのも老化のサインといえるでしょう。
私たち人間も、還暦を過ぎた後も元気に全力で走り回るのは難しいはずです。
猫も、運動能力が低下して寝てばかり過ごすことが多くなり、自然と食事量も減っていってしまいます。
少し寂しい気もしますが、愛猫ができるだけ健康を維持できるように、シニア猫として扱ってあげるのも大切です。
シニア猫と生活をする際の注意点
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シニア猫は、成猫と同じような生活をすることは難しくなっていきます。
そのため、シニア猫と生活をするときにはこれらの注意点を守り、私たち飼い主が寄り添ってあげる必要があるでしょう。
シニア猫向けのキャットフードを与える
猫がシニアと呼ばれる年齢になったら、シニア猫向けとして販売されているキャットフードを与えましょう。
シニア猫向けのキャットフードには、運動量が減ったシニア猫のためにたんぱく質が多めに作られているものが多いです。
また、顎や歯が弱くなり食事がしにくくなるシニア猫のために、粒の形に工夫をしているものもあります。
シニア猫向けのキャットフードを選ぶ際には、低カロリー低脂肪かつ高たんぱくのものを優先するとよいでしょう。
ちなみに、嚥下が弱くなるシニア猫には、首に負担がかかりにくい食器台を設置するのもおすすめです。
段差を低くする
運動能力の下がるシニア猫は、階段やキャットタワーの上り下りも苦労するようになります。
そのため、階段には滑って怪我をしないような滑り止めマットを用意して、キャットタワーは段差の低いものを選ぶようにしましょう。
また、1日に何度か行くトイレも、段差の低くて出入りしやすいものを選ぶことをおすすめします。
寝たきりになったときは床ずれに注意!
かなりの高齢になると、寝たきりになるシニア猫もいます。
そんなときに気を付けたいのが、床ずれです。
猫の床ずれには、床ずれ防止マットがよいでしょう。
また、飼い主が1時間に1回は猫の姿勢を変えてあげるなどの努力も必要です。
おすすめのシニア猫向けのキャットフード4選
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運動量が減るシニア猫には、適切なキャットフードを与えることが大切です。
最後に、シニア猫におすすめのキャットフードをご紹介します。
レオナルド ドライフード シニア
シニア猫のために、リンやナトリウム、たんぱく質を調整したキャットフードです。
たんぱく質の80%が動物性たんぱく質で、シニア猫の健康をフォローしてくれるでしょう。
ペット先進国のドイツで認められたキャットフードのため、安心して与えることができるはずです。
ヒルズ サイエンス・ダイエット キャットフード シニアプラス
独自のブレンドにより、シニア猫の脳の健康維持などをケアしてくれるキャットフードです。
マグネシウムなどのミネラルバランスを調整しており、シニア猫の尿石にも配慮しています。
また、健康に欠かせない成分であるタウリンを配合することで、シニア猫の心臓の健康もサポートしてくれるでしょう。
ホリスティックレセピー 猫 シニア用
シニア猫が健康的に過ごせるように、必要な栄養素はもちろん泌尿器や被毛のケアのことも考えて作られたキャットフードです。
身体にさまざまなトラブルが出やすいシニア猫のことをサポートしてくれるでしょう。
合成保存料や合成着色料、人工香料は無添加なので、安心して与えることができます。
アイシア シニア猫用 健康缶 パウチ エイジングケア
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ドライフードが食べにくくなったシニア猫には、このキャットフードを与えるとよいでしょう。
まぐろ味のペーストになっており、舐めて食べることができます。
食欲がなくなってきたシニア猫のために、ドライフードのトッピングとして与えるのもおすすめです。
シニア猫のためにできることをしよう
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シニア猫になると、身体にさまざまな老化が見られるようになります。
若いころは元気よく思い切り走り回っていた猫も、シニアになると寝て過ごすことが多くなるでしょう。
もしかしたら、いままで使用していたキャットタワーでは上り下りできなくなる可能性もあります。
そのため、愛猫がシニアと呼ばれる年齢になってきたら、シニア猫向けに作られたキャットフードを与えるようにしましょう。
また、階段などに滑り止めマットを敷くこともおすすめです。
愛猫がいままでどおりの生活をすることができるように、私たち飼い主にできることをしてあげましょう。
なちゅのごはん(参照日:2021-12-02)
https://item.rakuten.co.jp/nachu/le58910/
charm(参照日:2021-12-02)
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アンディーマーブル(参照日:2021-12-02)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。