猫も挨拶をする?猫同士、人に対する挨拶の方法をご紹介

猫も、人と同じように挨拶をします。
挨拶は、猫同士はもちろん、飼い主などの人に対して行うこともあるでしょう。
この記事では、猫同士や人への挨拶の方法や、猫と仲良くなる方法についてご紹介します。 2023年04月20日作成

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猫同士の挨拶の方法

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まずは、猫同士の挨拶の方法をご説明します。
縄張り意識の強い猫は、はじめて会う猫とこれらの挨拶をしてお互いのことを知ろうとするのです。

鼻と鼻をくっつける

猫は、相手のことを知るために鼻を使います。
猫の嗅覚は人間の20万倍ともいわれているため、猫はにおいによってさまざまな情報を知ることが可能です。
はじめて会う猫同士であれば、鼻と鼻をくっつけてお互いのことを知ろうとします。
相手のにおいを嗅ぐことで、猫は年齢や性別などの情報を細かく知ることができるのです。
ちなみに、少し近寄った時点で相性が悪いと感じたら、威嚇をして相手を遠ざけて争いを避けようとします。

相手のお尻のにおいを嗅ぐ

鼻と鼻をくっつけてお互いの挨拶が済んだ後は、相手のお尻のにおいを嗅ぎます。
ここでは、立場が上の猫のほうが相手のお尻のにおいを嗅ぐことが多いです。
それなりに気の強い猫同士である時は、お尻のにおいを嗅がれたくないと感じてお互いがお尻のにおいを嗅がれないようにその場でぐるぐると回ることもあるでしょう。
お尻のにおいを嗅いだ時点で、猫同士の挨拶は終了となります。

猫の人に対する挨拶の方法

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次に、猫が人に対する挨拶の方法を解説します。
はじめて会う猫からこれらの行動をされた場合は、きちんと挨拶を返してあげましょう。

鼻に顔を近づけてくる

猫は、人に挨拶をする時も猫同士で行うのと同じように鼻に顔を近づけてきます。
これは、猫が嗅覚に比べて視力が悪いことが理由です。
人のにおいとぼんやりとした姿は見えてもいつもの飼い主かどうかわからないため、顔を近づけてにおいを嗅いでいるのです。
また、人の鼻まで届かないのであれば、手のにおいを嗅ぐこともあるでしょう。
ちなみに、猫は人のにおいを嗅いだだけで、外出をしていたのかどうかなどもわかります。

身体を擦りつけてくる

猫は、人への挨拶として身体を擦りつけてくることがあります。
これは、人への信頼の証ともいえます。
身体を擦りつけることで自分のにおいを相手につける、いわばマーキングに近い行為といえるでしょう。
このマーキングは「この人は自分のものだ!」という、猫なりの愛情表現なのです。

お腹を見せてくる

猫がお腹を見せてくるのも、人に対する挨拶のひとつです。
猫にとってお腹は、急所にあたります。
そのため、人に対して無防備な姿を見せるというのは、相手のことを信頼している証拠でしょう。
しかし、猫がお腹を見せてきたからといっても、そのままお腹を撫でると噛まれることがあるため注意が必要です。

尻尾を立てて近寄ってくる

猫が尻尾を立てて近寄ってくる時は、喜びを表現しています。
特に飼い主の帰宅時などにみられ、猫は最大限の愛情を飼い主に対して表しているのでしょう。

ゆっくりとまばたきをする

猫は、通常であれば相手の目をじっと見つめることはありません。
相手の目を見つめることは、猫にとって威嚇の意味があるからです。
そのため、猫同士で相手のことを見つめ合うのはあまり見る機会はなく、普通はどちらかが目をそらすなどをして、喧嘩を避けようとします。
しかし、猫は信頼している相手に対しては目を見つめてゆっくりとまばたきをすることがあります。
ゆっくりとまばたきをするのは、信頼している相手への挨拶という意味も込められているのでしょう。

猫と仲良くなる方法

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猫好きな人であれば、「猫と仲良くなりたい!」と考える人も多いでしょう。
最後に、猫と仲良くなる方法をご紹介します。

鼻を近づける

猫と仲良くなるには、はじめに自分の鼻を猫に近づけてみましょう。
知らない猫に対していきなり鼻を近づけると、猫パンチが飛んできそうで怖いかもしれません。
そのため、いつでも顔を遠ざけることができるように、身体は猫から離れて顔だけ近づけるようにしましょう。
猫同士で行う挨拶と同様に、人と猫であっても鼻をくっつけることで挨拶をすることができます。
また、指のにおいを猫に嗅がせるのも良いでしょう。
警戒心の強い猫であれば、顔よりも指先のほうが警戒せずににおいを嗅ぐことができるはずです。

猫のことを気にしない

実は、猫と仲良くなるためには猫のことを気にしないことが一番良い方法です。
もともと猫はマイペースな動物のため、基本的には「猫の気が向いたら人に近寄る」という考えです。
いくら人が猫と仲良くなりたくても、猫がひとりでのんびりしたいタイミングであれば、猫パンチが飛んでくるでしょう。
大切なのは、猫が乗り気の時に構うことです。
そのため、猫から近寄ってきた時にのみ撫でてあげることで、信頼関係を築くことができるでしょう。

ゆっくりとまばたきをする

ゆっくりとまばたきをするという行為は、猫から人に対して行う愛情表現です。
しかし、人から猫に対しても行うことができます。
猫の目を見つめながら、ゆっくりとまばたきをしてみましょう。
そうすることで、猫は「この人は自分に対して好意的なんだ」と理解するはずです。
ちなみに、これはある程度の信頼関係が築けている場合にのみ効果的で、知らない猫に対して行うと、「知らない人から見つめられた」と、猫が警戒する原因になってしまうため注意しましょう。

猫と挨拶をしよう

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猫は、猫同士でお互いのにおいを嗅ぎ合って挨拶をします。
人の20万倍ともいわれる嗅覚は、相手のにおいを嗅いだだけで年齢や性別、どこから来たのかなどを細かく知ることができると言われています。

また、猫は人に対してもにおいを嗅いだりお腹を見せたりして挨拶をしてきますが、愛情表現であることが多いです。
特にお腹を見せる行為は、無防備になるため信頼している人にしか行いません。

ちなみに、猫と仲良くなる一番の方法は、猫のことを気にしないことです。
猫から近寄ってくるのを待って、においを嗅いだり身体を擦りつけてきたりするのを確認してから、撫でてあげると良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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