猫がダンボールをかじる理由とは?
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まずは本題である、猫がダンボールをかじる理由について解説します。
人間にはわからない、猫なりの理由があるのでしょうか?
狩猟本能を解消するため
猫は、もともと野生で過ごしていたこともあり、ペットとして飼われるようになった現代でも狩猟本能が残っています。
そのため、何かをかじりたくなることがあるのでしょう。
日頃から飼い主が猫じゃらしなどのおもちゃで狩猟本能を刺激してあげれば良いですが、狩猟本能を解消できていない猫は、身近にあるダンボールを噛んで欲求を満たしているのです。
特にダンボールは程良い硬さがあり、噛み応えが良いのでしょう。
歯がむず痒いから
生後3ヶ月~半年頃の子猫であれば、ダンボールをかじる姿を多く目にするかもしれません。
なぜなら、生後3ヶ月~半年頃の子猫は歯の生え変わりの時期なので、歯がむず痒くなるからです。
子猫は、歯のむず痒さを解消するために、ダンボールや家具などの噛み応えのあるものを噛んで気を紛らわせようとします。
ストレス解消するため
猫は、ストレスが溜まるとダンボールをかじることがあります。
これは、人間でいう八つ当たりに近いでしょう。
飼い主とのコミュニケーション不足や運動不足を解消するために、何かを破壊してストレス解消をします。
ダンボールは、かじることで壊れやすいですし、猫にとっては気分転換の良いアイテムなのでしょう。
飼い主に構ってほしいから
猫は、わざと問題行動をして飼い主に構ってもらおうとすることがあります。
置いてあるダンボールをかじったら、「こら、ダンボールかじったらダメだよ」などと飼い主に声をかけられたことがあるのかもしれません。
飼い主としては叱っているつもりでも、猫にとっては構ってもらっていると認識しているため、飼い主に構ってもらうためにあえてダンボールをかじるのでしょう。
猫がダンボールをかじる時の対処方法
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猫がダンボールをかじると、誤飲のリスクがあります。
正しい対処方法を知り、猫がダンボールをかじることで起こる事故を予防しましょう。
ダンボールを放置しない
猫がダンボールをかじるのは、本能的なものでもあります。
そのため、ダンボールをかじることを止めさせることは難しいでしょう。
猫がダンボールをかじるのであれば、部屋にダンボールを放置しないことが一番の対処方法になります。
また、ダンボールを処分する時も、ゴミの日まで猫の手の届かない場所や部屋に保管しておきましょう。
布製のガムテープで補強する
何らかの理由でダンボールを部屋に置かなければならない時や、猫にダンボールでハウスを作ってあげた時などは、布製のガムテープで補強をするのがおすすめです。
ダンボールの端をガムテープで補強することで、かじることはできませんが爪とぎはできるダンボールにすることが可能です。
噛み応えのあるおもちゃを与える
猫の狩猟本能や口内のむず痒さを解消するために、噛み応えのあるおもちゃを与えるのも良いでしょう。
噛み応えのあるおもちゃを与えることで、ダンボールを噛まなくても欲求が解消されるはずです。
また、噛み応えのあるおもちゃで猫といっしょに遊ぶことで、飼い主とのコミュニケーション不足も解消されるでしょう。
ダンボールでできたおすすめの猫用おもちゃ4選
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ダンボールが好きな猫のために、ダンボールでできたおもちゃを与えるのもおすすめです。
これらのおもちゃを用意して、猫のダンボールをかじりたい欲求を満たしてあげるのも良いでしょう。
猫壱 バリバリパッド コロコロボール
円形で可愛らしい爪とぎです。
強化ダンボールを使用しており、爪とぎをした際のカスが出にくいのが特徴です。
また、2種類のコロコロボールで猫が夢中で遊ぶでしょう。
時空コンパス爪とぎ
すり鉢構造になっており、猫が入りたくなるデザインの爪とぎです。
白を基調にしており、どんな部屋にも合わせやすくなっています。
中央の爪とぎ部分は交換できるため、経済的にも優しいです。
爪とぎ 猫ハウス
ダンボールでできた、猫用のハウスです。
階段状になっており、上ったり下りたりして遊ぶことができます。
また、爪とぎボードが付いているため、休みながら爪とぎで遊ぶことも可能です。
エイムクリエイツ ニャンコロビー ボックスタイプ
ダンボールでできた、猫用おもちゃです。
内部に隠れたボールを取ろうと、猫が夢中で遊ぶでしょう。
それぞれのボールに鈴が入っていたり良いにおいがしたりと特徴があり、五感を刺激しながら遊ぶことができます。
猫がダンボールをかじるのは仕方ないこと
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猫がダンボールをかじるのは、狩猟本能や歯のむず痒さ、ストレス解消などさまざまな理由があります。
飼い主ができる対処方法としては、ダンボールを放置しない、日頃から猫のストレス解消を意識するなどが挙げられます。
しかし、本能による部分も多いため、完全に止めさせることは難しいでしょう。
猫がダンボールを誤飲しないように、猫の手の届かない場所に隠したり、ダンボールをガムテープで補強したりするなどの対策をとることをおすすめします。
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。