猫が怪我をしてしまった!正しい対処を解説

猫が足を引きずったり外傷を負ったりすると、すぐに対処しなければ症状が悪化する可能性があります。
猫が怪我をした時は、どのように対処すれば良いのでしょうか?
この記事では、猫が怪我をする原因や対処方法を解説します。 2022年12月25日作成

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猫が怪我をする原因は?

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まずは、猫が怪我をする原因をご説明します。
怪我の原因がわかっていれば、もしも怪我をしてしまっても正しい対処ができるはずです。

高い場所からの落下

猫の怪我の原因として多く挙げられるのは、高い場所からの落下でしょう。
猫はもともと高い場所が好きな動物ですが、その理由としては、野生で生活をする際に高い場所から外敵や獲物を見つけやすくする、外敵から隠れやすいなどがあります。
野生の名残からか、ペットとして飼われる猫もキャットタワーなどの高い場所が好きなことが多いです。
猫は高い場所でも問題なく上り下りできる運動能力を持っていますが、足を滑らせることもあるでしょう。
また、シニア猫になって運動能力が低下した猫も、キャットタワーなどの高い場所から誤って落下することが多くなります。

猫同士の喧嘩

猫の多頭飼いや外飼いをしている場合は、ほかの猫との喧嘩によって外傷を負ってしまうことがあります。
特に、野良猫は縄張り意識が強いため、縄張りに入ってきたほかの猫に対しては攻撃的になり、とても危険です。
ひっかき傷やすり傷であればまだ良いですが、場合によっては骨折をしてしまうこともあるため、猫同士の喧嘩には十分に注意しなければなりません。

人に踏まれる、ドアに挟まれる

人間が原因の怪我として挙げられるのが、人に足などを踏まれたりドアに挟まれたりすることによる骨折や捻挫です。
これらの怪我は、ほとんどが人間の不注意によって起こります。
身体の小さい猫は視界に入りにくいこともあり、歩いている時にぶつかってしまうこともあるでしょう。
軽く踏まれた程度であれば問題ないかもしれませんが、勢いよく閉めたドアに足や身体を挟まれた時は大きな怪我に繋がる可能性もあるため、注意しなければなりません。

異物の誤飲

好奇心旺盛な猫は、部屋に転がっているものを口に咥えてしまうことがあります。
猫の口に入らないような大きなものであれば良いですが、猫用おもちゃや輪ゴムなどであれば、猫が誤飲してしまうこともあるでしょう。
異物の誤飲は命に関わることも高いため、十分に気を付ける必要があります。

猫が怪我をした時の対処方法

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次に、猫が怪我をした時の対処方法をご紹介します。
怪我の早期発見が早期治療に繋がるため、日頃から猫の様子を見る習慣をつけておきましょう。

動物病院へ連れて行く

猫の怪我は、どんなものでも動物病院へ連れて行くことが望ましいでしょう。
患部を猫が舐めることで炎症を起こす可能性がありますし、骨折の場合は痛みで歩けなくなったり食欲不振になったりすることもあります。
たいていの怪我は、獣医師に診せることで適切な治療を行ってくれるでしょう。

軽度の場合はしばらく様子を見る

目立たないような小さな怪我であれば、しばらく様子を見ても良いでしょう。
しかし、猫が患部を執拗に舐めたり引っかいたりするようであれば、動物病院へ連れて行ったほうが賢明です。

応急処置をする

猫が外傷などで出血をしてしまった場合は、傷口に乾いたガーゼを当てて止血をしましょう。
おそらく、多少の出血であればガーゼを当てて応急処置をするだけで血は止まるはずです。
しかし、足の出血は骨折の可能性もゼロではないため、むやみに触るのは避けたほうが良いでしょう。

猫を動物病院へ連れて行く際の運び方

実際に猫を動物病院へ連れて行く際は、猫をキャリーケースや洗濯ネットに入れてあげましょう。
洗濯ネットは、猫を落ち着かせるためにとても効果的です。
また、出血がひどいようであれば大きめのタオルで包んであげるのも良いでしょう。
猫がパニックを起こしていることも想定して、無理やりキャリーケースに入れるよりも洗濯ネットのほうが良いかもしれません。
猫の脱走のリスクも考えて、絶対に猫を抱っこしたまま動物病院へ連れて行くことはやめましょう。

猫が怪我をしないようにするための予防方法

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猫が怪我をしないようにするためには、どんな予防方法があるのでしょうか?
予防できる点はきちんとしておくことで、猫に辛い思いをさせずに済むはずです。

落下のリスクを減らす

万が一猫が落下した時にうまく着地ができるように、床に物を置きっぱなしにしないようにしましょう。
また、シニア猫の場合は、高さのないキャットタワーに買い替えるのもおすすめです。
キャットタワー周辺に柔らかいカーペットを敷くのも、怪我予防に繋がるでしょう。

こまめに爪切りをする

多頭飼いの場合は、猫の爪をこまめに切りましょう。
定期的な爪切りは、猫同士が喧嘩した時の引っかき傷を予防することができます。
また、外飼いをやめて完全室内飼いをすることで野良猫との喧嘩を予防することができるでしょう。

物を出しっぱなしにしない

床やテーブルなどに物を出しっぱなしにしておくと、猫は興味本位で口に咥えてしまうことがあります。
飼い主の物の出しっぱなしが異物の誤飲に繋がるため、出した物は必ず片付けましょう。
後片付けを癖づけることで、猫の異物の誤飲の予防ができます。

猫の怪我には十分に注意しましょう

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運動能力が高い猫は、そう簡単に怪我をすることはありません。
しかし、どれだけ慣れた場所でも誤って落下することはありますし、シニア猫になると運動能力が落ちてしまうことで怪我をする可能性はあるでしょう。
もしも猫が怪我をしてしまった場合は、早急に動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
すぐに対処できれば、早期治療に繋がります。
また、キャットタワー周辺にカーペットを敷いたり低いキャットタワーに買い替えたりすることで、怪我の予防ができるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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