ハムスターにひまわりの種の与えすぎはNG！理由を解説

まずは、ハムスターにひまわりの種を与えすぎてはいけない理由を解説します。
ハムスターのことを大切に想うのであれば、しっかりとチェックしておいたほうが良いでしょう。

ひまわりの種は、高カロリーな食べ物で、1粒あたり約1.2Kcalあります。
ハムスターの1日に必要なカロリーは、体重40gのハムスターで約14Kcalといわれているため、ひまわりの種を11個以上与えただけで1日に必要なカロリーを上回る計算になります。
また、ひまわりの種の半分以上は脂質であるため、食べ過ぎると肥満のリスクが高くなるといえるでしょう。
ハムスターの主食のイメージがあるひまわりの種ですが、実は高脂肪高カロリーの、ハムスターの健康を維持する上ではあまり良くない食べ物に分類されます。

実はハムスターは味覚が発達しているため、美味しいものとそうでないものに対する明確な好き嫌いがあります。
当然ながら、脂質の高いひまわりの種は嗜好性が高いです。
逆に、ハムスターの主食として与えるペレットは、脂質が低くハムスターにとっては美味しいとは感じないものでしょう。
そのため、ハムスターにひまわりの種を与えすぎるとペレットを食べなくなってしまう可能性が考えられます。

ハムスターが、ひまわりの種に依存してしまうことも考えられます。
ケージ内にひまわりの種がひとつでもあれば、ほかにひまわりの種が落ちていないかケージ内を探し回るハムスターもいるでしょう。
また、「ひまわりの種があまり食べられない」というストレスを感じることもあります。

次に、ハムスターにひまわりの種を与える際の注意点をご説明します。
ひまわりの種はハムスターにとって大好きな食べ物かもしれませんが、与え方はきちんと守りましょう。

先述したように、ひまわりの種は高脂肪高カロリーのため、与えすぎには注意が必要です。
また、ひまわりの種に依存してしまうリスクもあります。
ハムスターの健康を維持するには、ペレットを与えなければなりません。
ペレットはハムスターにとって美味しいものではないかもしれませんが、低脂肪高たんぱくで、健康の維持を手助けしてくれます。
ハムスターにとってひまわりの種は「定期的に1～2個もらえる、特別なおやつ」のような感覚であることが大切でしょう。

ハムスターにひまわりの種を与える際は、適量を守りましょう。
当然ながら主食であるペレットを食べなければ健康の維持が難しくなるため、ハムスターにとっておやつは1日の食事の5%程度に留めなければなりません。
もちろん個体差や年齢にもよりますが、目安はゴールデンハムスターが1日1個、ジャンガリアンハムスターは2日に1個、身体の小さなロボロフスキーハムスターは1週間に1個です。
かなりの少量に感じるかもしれませんが、高脂肪であるひまわりの種なので仕方がありません。

ハムスターの健康を維持するには、ペレットを主食として与えることが最も効果的です。
最後に、おすすめのハムスター用ペレットをご紹介します。

ハムスターの健康維持に必要な栄養素を、バランス良く配合したハムスター用ペレットです。
ウコンやDHA、EPAなども含まれており、ハムスターの健康をサポートしてくれます。
また、オリゴ糖や消臭成分により、排泄物のにおいも抑えられるでしょう。

アガリクスやヌクレオチド、野草などを配合したペレットです。
小粒タイプなので、ロボロフスキーハムスターなどの小さな種類のハムスターでも食べやすいでしょう。
また、腸まで届く乳酸菌である高濃度殺菌菌体EC-12株も配合しています。

良質の原料を使用した、ハムスター用ペレットです。
ハムスターの歯の健康も考えて、ハードタイプとして作られています。
オリゴ糖や消臭成分により、排泄物のにおいも抑えられることが期待できるでしょう。

ドワーフハムスターの健康を維持するために作られた、ペレットです。
母乳にも含まれるRNAヌクレオチドを配合しています。
着色料や保存料は使用しておらず、安心して与えることができる国産のフードです。

ひまわりの種は高脂肪高カロリーの食べ物なので、味覚が発達したハムスターにとってはとても美味しく感じるでしょう。
しかし、嗜好性の高さから主食であるペレットを食べなくなってしまう可能性が考えられます。
また、脂質の高さから肥満の原因にもなるでしょう。
もしもハムスターにひまわりの種を与えたいのであれば、適量を守る必要があります。
ハムスターの健康を維持するためにも、基本的な主食はペレットにして、ひまわりの種は特別なおやつとして与えるようにしましょう。