ハムスターにひまわりの種をあげすぎてはいけない理由とは？おすすめのペレット5選

ひまわりの種が大好きなのにあげすぎてはいけない理由とは何なのでしょうか…。
ここでは、その理由についてご紹介していきます。

ひまわりの種は1粒1.2キロカロリー程度で、その半分以上が脂質です。
一方、ハムスターの1日に必要なカロリーは体重40gであれば14キロカロリーと言われています。
そう考えると、ひまわりの種を1日にいくつも食べさせると明らかなカロリーオーバーですし、脂質の摂り過ぎになってしまい、結果的には肥満になります。

コロコロしたハムスターは可愛いですが、肥満になると様々な病気を発症したり、心臓に負担がかかり寿命を縮めてしまうことになるのです。
毎日見ていると、見た目だけでは体重の変動はわかりづらいので、定期的な体重測定を行うようにしましょう。

ハムスターは味覚が発達している動物のため、好き嫌いがはっきりしています。
ひまわりの種はもちろん大好きな部類の食べ物になりますが、そればかり与えると主食であるペレットを食べなくなってしまうのです。

ペレットは高タンパク低脂肪でハムスターに必要な栄養素がしっかり含まれているため、こちらを主食にすることが飼育の基本です。
しかし、ひまわりの種ばかり与えていると、ペレットが味気なく感じてしまい、本当にお腹が空いた時にしか食べてくれなくなります。
そうすると栄養バランスの偏り、体調不良の原因となってしまうでしょう。

あまりにもひまわりの種をあげすぎると、それしか食べないということもあるでしょう。
ペレットがあるのに、何かに取りつかれたようにひまわりの種を探しまわるということも起こり得ます。
そして、ひまわりの種がないことに気づき、怒り出し、噛みついたり攻撃的になることも。

このように中毒のような行動を取り出すと、ひまわりの種を適切な量に戻すのは非常に困難です。
ハムスターのためにも与え過ぎには注意してください。

ひまわりの種の適量は、ゴールデンハムスターであれば1日1個、ジャンガリアンハムスターであれば2日に1個、ロボロフスキーであれば週に1個か2個が目安です。

意外にもその程度の頻度でしかあげられないのですが、ペレットの中にも多少ひまわりの種は入っていますので、ひまわりの種をあえて購入する必要はないでしょう。

ハムスターの主食は、しっかり栄養バランスが調整されたペレットです。
ここからはおすすめのハムスター用ペレットをご紹介致します。

食性に合わせた美味しさと栄養を考えて作られたハムスターの主食です。
食べやすい小さなリングの形状で、両手で持って食べる可愛い姿が見られます。
嗜好性のある魚たんぱく、にんじんエキス、チーズが配合されており、プロポリス、乳酸菌配合で健康・元気を維持します。
適度な固さとなっているため、歯の健康とカロリーコントロールに最適なペレットです。

ペレットタイプのフードで、アガリスク、ヌクレオチド、野草を配合しています。
小粒タイプのペレットなのでドワーフ種のハムスターにも食べやすくなっています。
ミックスタイプのフードでは好き嫌いをして栄養が偏ってしまうことがありますが、ペレットタイプはバランス良く食べてもらえます。

ハムスターの歯に適した硬さのハードタイプで、前歯が伸びすぎるのを防ぐ働きがあります。
健康をサポートするための栄養素がバランス良くブレンドされているのも特徴です。
消臭成分であるユッカ由来の糖タンパク質、カプセル化した乳酸菌と酸素に加え、オリゴ糖も配合されており、ハムスターのフンや尿の臭いを軽減する効果が期待できます。
飼育する上で、臭いが気になる飼い主さんは一度試してみてはいかがでしょうか。

ゴールデンハムスター専用のフードです。ゴールデンはドワーフに比べ植物性の食べ物を多く必要としています。
健康を維持するために、タンパク質と脂肪を抑え低カロリーに仕上げたフードです。
健康をサポートし、免疫力の維持、RNAヌクレオチド配合で習性を考えた粒形状、固さとなっています。

ハムスターの肥満に悩む飼い主さんにおすすめの商品で、カロリーを低くするため、食物繊維を多く含む米粒などが使われているのが特徴です。
カロリーを控えめにすることで体型のコントロールをサポートできる仕組みになっています。

脂肪酸をエネルギーに変換させるための運搬役である栄養素L-カルチニンが配合されています。
脂肪の燃焼を促すことができるので、運動によるダイエット効果が見込めます。
もちろん、ハムスターの健康面にも配慮されており、発酵食品やビタミンを多く含んだ野菜成分などをバランスよく配合しています。
低カロリーで栄養補給もできるということで、主食として安心して与えることができますね。

ひまわりの種はハムスターにとって大好物な食べ物ですが、食べさせすぎるとさまざまなデメリットがあります。欲しがったとしても与え過ぎには注意しましょう。
ハムスターの健康面を考えるのであれば、主食にはペレットが一番です。
ペレット選びで悩んでいる方は今回ご紹介したおすすめペレットをぜひ参考にしてみてくださいね。

ハムスターはとてもデリケートな生き物です。そして、飼い方によって寿命を長くもできますが、短くもなってしまいます。
長く健康的に過ごして欲しいのであれば、やはり栄養の管理が一番大事です。
好きなものばかりを食べるのではなく、健康面を考えた食生活を心掛けてあげましょう。